俺、💛🦁はお母さんと2人暮らし
お父さんは元々病弱で、俺が1歳になる前に亡くなったそうだ
残念ながら覚えていないが、お父さんもとてもいい人だったらしい
だから俺はお母さんもお父さんも大好きだった
でも、ある日悲劇がおとずれた
俺とお母さんはその日、車でお出かけをしていた
楽しく喋りながら、これから行くところを想像していた
その瞬間
ドンッ
という大きな音と共に、俺らが乗っていた車は宙を舞った
💛🦁
俺とお母さんは車から放り出されていた
💛🦁
遠のいていく意識の中、俺は必死にお母さんを探した
見つかったお母さんは、、、
💛🦁
まだ3歳だった俺でもわかるような姿になっていた
お母さん
💛🦁
守れなくてごめんね
その言葉を最後に、お母さんは目を閉じた
俺もそろそろ限界だったらしく、意識を手放した
最後に聞いたのは、周りの人の声と、サイレンだった
目を開いたとき、そこは白い天井だった
俺は生きていたのだとわかった
身体中に包帯が巻かれていた
シャララ
仕切ってあったカーテンが開いた
お医者さん
男の人が入ってきた
お医者さんだろう
💛🦁
お医者さん
薄々思ってはいた
お母さんは
死んだのだ
💛🦁
その日は泣きじゃくってそのまま、眠りについた
次の日
💛🦁
俺は現実を受け止められなかった
看護師さんが検査に来た時も、何も考えられなかった
その時初めて、俺は自分が下半身麻痺だということを知った
それから数日、病院生活にもなれ、俺自身も落ち着いてきた頃にあの人がやってきた
お医者さん
💛🦁
里親
その時の俺には分からなかったが今は分かる
お義母さん(💗🐶の母)
優しそう
第一印象はこれだった
次の週に俺は退院した
車椅子を押してもらいながら来た新しいお家はとても広くて綺麗だった
お義母さん(💗🐶の母)
お義母さんは優しく迎え入れてくれた
これからこの人と一緒に暮らすのだと
改めてわかった
その日以降、遊園地に連れて行ってもらったり、
沢山お出かけにも行った
でも、どこかにお母さんとの暮らしと比べてしまう自分がいて
心の底から楽しめてはいなかった
そんなある日、
お義母さんが入院することになったと教えてもらった
悲しい、という思いはあった
これからのことも聞いて理解が追いついていなかったり、
驚いたりでよく分からなかった
💗🐶さんのところに来てから2日
今、何年かぶりに本当に笑った
何年かぶりに、幸せを感じた
もちろん、お義母さんのところでも楽しかった
けど、今の方が楽しい
こんな俺が生きていてもいいですか?
いや、
お母さんなら許してくれるかな
お母さん、幸せをくれてありがとう
俺は、これからの毎日が楽しみでいっぱいだった
作者
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悲しッッッ