ドン!
ピーポーピーポー🚑
香奈
龍君、龍君?
香奈
起きてよ ねえ!
香奈
お願いだから、目を開けてよ...😭
龍治
(香奈?)
龍治
(あれ?俺どうしたんだっけ)
龍治
(そうか、俺香奈を助けようとして)
龍治
(車に轢かれたのか...)
病院では
医師
龍治君のお母さん
医師
龍治君は、死亡しました。
医師
私達も、最善を尽くしましたが...
母
そ、そんな...
母
まだじゅう17何ですよ...
母
龍治に会わせて下さい。
母
お願いします
医師
分かりました
医師
どうぞこちらへ
霊安室
母
龍治?
龍治
・・・
母
龍治~!
母
なんで、親より先に行くのよ...
母
馬鹿 息子!😭
龍治
(母さん...ごめん)
龍治
(母さんを1人にしちゃうな)
リンリーン🔔
天の使い
龍治様そろそろ参りましょうか
龍治
え?
天の使い
天へ召される時です。
龍治
すみません。
龍治
言っていることがわからないのですが...
天の使い
では、説明致します
天の使い
私は、天からの使いで貴方を天国までの付き人として、派遣されて参りました。
龍治
すみません。
龍治
僕は、まだいけません。
天の使い
ダメです。
天の使い
早く行かなければ、貴方は地獄に堕ちますよ。
龍治
それでも、あいつの 香奈のそばに居たいんだ!
天の使い
しかし...
生命の神
オリオンよ
天の使い
これは、生命の神様
天の使い
どうかなされましたか?
生命の神
そやつの、願いを叶えてやりなさい。
天の使い
しかし
生命の神
そやつは 自分の大切な人を守る為に死んだのだ。
生命の神
叶えてやってはどうだ?
天の使い
分かりました。
天の使い
神様言うのであれば
天の使い
従います。
天の使い
しかし、期限は1年間
天の使い
それ以上は...
龍治
それ以上は?
生命の神
それは、私から話そう
生命の神
死んだ者は、長い間現実世界に居ると、世間で言う悪霊になってしまい
生命の神
天国へと、行けなくなり
転生することが出来なくなる
転生することが出来なくなる
生命の神
そうならない為にも、私は死者には一人一人付き人を付けるのだよ
龍治
なるほど...
生命の神
良いか、そなたの期限は1年間だそれを忘れるな
龍治
はい!
生命の神
オリオンよそやつの、そばに居てやるのだぞ。
天の使い
はっ!
天の使い
神様の言う通りに
生命の神
ではな、私は失礼するぞ
龍治
ありがとうございました
神が去った後
龍治
これで、母さんと香奈を見守れる
天の使い
忘れないで下さい
天の使い
期限は1年ですから
龍治
あぁ
現実世界では
母
龍治
母
産まれてきてくれてありがとう。
香奈
龍君、大好きだよ
香奈
私達を見守っていてね
クラスメイト
龍治、天国に行っても俺達のこと 忘れるなよ
龍治
母さん...
龍治
香奈...
龍治
お前ら...
龍治
母さん、親孝行出来なくてごめんな
龍治
香奈、ずっと一緒に居たかったよ俺も大好きだ!
龍治
お前らと遊んだ時間忘れないからな
1ヶ月後
母
ゲホゴホ
龍治
母さん...
母
もうダメかもしれないねぇ
母
ゴッホゴッホゲッホゲッホ
一週間後母さんは、息を引き取った...
そして、今は俺と一緒にいる
龍治
(もしかして、俺がこっちの世界に呼んでしまったのか!?)
母
どうしたの龍治?
龍治
なんでもないよ
龍治
母さんは、先に転生していてくれ
龍治
後から行くから
母
龍治...
母
分かったわ。
母
先に行くわね
龍治
うん。
そして母さんは、転生して行った
それから2ヶ月後
龍治
香奈、何してるかな?
香奈
そうなの!?
香奈
あはは😃
龍治
良かった...
龍治
香奈、笑ってる
香奈
ねぇねぇ健斗♪
香奈
明日、デートしようデート
健斗
別にいいけど
香奈
ありがとう健斗❤
龍治
(なんだろうこの気持ち...)
龍治
(香奈には 幸せになってもらいたいのに...)
つづく
ここで登場人物の紹介をします
龍治
主人公の加川龍治です。
龍治
俺は17歳で高校2年です。
龍治
父さんは、俺が10歳の時に死んでそれからは母さんが女手一つで育ててくれました。
龍治
香奈とは、同級生であり俺の大切な人です。
次に
香奈
雛風香奈です。
香奈
龍君と同じ、高校2年です。
香奈
えっと龍君とは、龍治君の事です。
香奈
龍君は、私にとって大切な人であり 命の恩人です。
香奈
龍君は、私をかばって死んでしまいました...😔
香奈
だからわたしは、龍君の分までいきたいです
最後は
母
龍治の母、加川美奈子です
母
夫を7年前に亡くし、今度は一人息子を亡くし絶望に耽っていましたが今は龍治にまた会えてよかったです
筆者のアリス
筆者のアリスです。
筆者のアリス
『桜散るあの日僕は死んだ』を見て頂きありがとうございます。
筆者のアリス
次回作では、香奈と親しくしている『健斗』を見て揺れ動く龍治の思いを書いていきたいです。
筆者のアリス
❤←よろしくお願いします