そして二ヶ月。 領の所有する箱でのライブハウスで 猫田は初舞台を迎えた。
猫田
猫田
猫田
猫田
会場の熱気と、照りつけるライトが 肌を焼くような感覚、高揚感に 頭が真っ白になった。
猫田
咄嗟に蛇沼がボーカルに 回ってくれ、ライブ事態は 台無しにならなかったが、 猫田にして見れば 大失態もいい所だ。
酉本
蜂塚
魚目
猫田
慰めの言葉が むしろ痛いくらいだった。
猫田
きっと他意はない。 それをわかった上でも、 『元々はインストバンドだから 平気であるし、誰かしらがカバーしてくれる』 という魚目の言葉が刺さってしょうがなかった。
蜂塚
酉本
魚目
蛇沼
蜂塚
蛇沼
猫田
猫田
蛇沼
猫田
猫田
蛇沼
猫田
猫田
猫田
蛇沼
猫田
そこらの自販機で 蛇沼が買ってくれたココアは 暖かくて、身体が暖まると共に 自然と涙が滲んだ。
猫田
蛇沼
蛇沼
猫田
蛇沼
蛇沼
蛇沼
蛇沼
猫田
蛇沼
蛇沼
猫田
蛇沼
蛇沼
慰めの言葉が尚更猫田の 心を苦しめているのを察したんだろう。蛇沼が向き直った。
蛇沼
猫田
蛇沼のことだから どんなことを言われるのかも 凡そ猫田は想像出来た。 そして、 どんなキツい言葉を言われても、受け入れるつもりで返事をする。
蛇沼
猫田
蛇沼
蛇沼
蛇沼
蛇沼
蛇沼
蛇沼
お前が必要だ。 蛇沼の真っ直ぐな目が、言葉が 猫田の落ちかけた心を救いあげて 掴んで離さなかった。
猫田
蛇沼
蛇沼
蛇沼
蛇沼
猫田
猫田
蛇沼
猫田
猫田
猫田
蛇沼
蛇沼
猫田を繋ぎ止めることに 成功した蛇沼が 自身の恋心に気がつくのは まだ先のことである。
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