監禁9 / こらぼりれー

8話→むぅち

ᔕTᗩᖇT

（あ、ころ💙くん目線）

明らかに 怯えている様子だった。

僕が悪い。僕が悪いよ…？

けどさ、るぅ💛くんだって悪いじゃん？

ー少し前ー

ご飯に誘っても、遊びに誘っても…

君は必ず 『りい❤と』とかいう理由を付けて

僕と一緒には行ってくれなかった。

僕のことが好き！みたいな雰囲気出てたくせにさ？

もう飽きたの？僕に？

だから、りい❤のとこに行っちゃったの？

そんなことは、思っていない。

優しい君なら 思っていない。

でも、頭が分かってくれない。

悩んだ末に 僕は監禁を決意した。

もっと嫌われることなんて、分かってる

でも、でも……っ

今にも泣きそうな震えた声で そう呟く。

僕が素直だったなら、君にこんな思いはさせていなかったのに＿

なんでこんな状況になったか自分でわかってる？ と聞けば

と 君は答えた。

……やっぱ、僕の想いは届いてない…のか…

君との会話を思い出す度、

君の返答を思い出す度に、

また 僕の胸は痛くなる。

りい❤くんが、るぅ💛くんを迎えに来た。

最後まで 必死に警察に伝えていた。

僕は、そんな君を 綺麗な真っ赤な色に仕上げてしまった。

自首しようと思った。

りい❤くんが真っ赤になった今、僕の居場所はない。

それに 君を監禁する理由もない……

僕のモノになってくれない。って分かってるのに、

諦めきれない 頑固な自分がいる。

そんな曖昧な気持ちを抱えたまま 僕は君の元へ歩いた。

もし、僕が警察へ行くとしたら…

君は 涙を流して止めにきてくれますか？

続き→ゆや