沙代
やっほ〜!真美

沙代
いやー春だよね〜

真美
うん、あ!またお花見しよー

沙代
オッケー

沙代
あ、ごめん無理だった…

真美
あー、もしかしてアレ?

沙代
うん…そろそろアレ

真美
わかった、じゃあまた

沙代
うん、ごめんねー

真美
いいよ

沙代は鳥のハーフだから季節が 変わったら、1週間くらい温度が違うところにいく
沙代
あ、教室ついたよ

真美
ここが1-2?

沙代
うん、じゃあ記念すべき1歩目をどうぞ〜

真美
じゃあ…1歩m

真美
うわっ!

???
え?す、すいません!

沙代
大丈夫?真美

真美
うん、大丈夫

真美
驚いて尻もちついただけだし

悠斗
すいません…僕、穭山悠斗って言います。何かこの後痛みなどが残ったらぜひ慰謝料を…

真美
いーよ、悠斗くん?

真美
これから宜しくね

悠斗
は、はい

沙代
悠斗君って羊のハーフなの?

悠斗
え?

真美
あ、確かに

真美
ひつじやま悠斗だもんね

悠斗
はい、そうです

沙代
やっぱり!なんか穏やかそうだもん

沙代
私は酉 沙代っていうの、よろしく〜

真美
私は大神 真美

悠斗
えっと、酉 沙代さんは鳥のハーフで

悠斗
真美さんは狼のハーフですか?

真美
うん

沙代
そうだよー

真美
あ、別に狼といっても怖がらなくていいよ?

悠斗
はい

真美
私普通だし

悠斗
わかりました、改めてよろしくお願いします

真美
うん

沙代
よろしく〜

真美
沙代帰ろ〜

沙代
あ、ごめん!今日これからこれ先生に出さないとだから校門で待っててくれる?

真美
うん、わかった

???
…です

真美
ん?理科室から声が…

???
…だから上手くやっていけそうです

真美
あれ、悠斗君の声…

悠斗
たく…、心配しなくてもちゃんと俺が肉食ハーフを操りますって

悠斗
はい

悠斗
わかりました

悠斗
それでは

真美
…悠斗君?

悠斗
!!

真美
何話してたの?肉食ハーフとか…

ここの世界では戦争とかのために肉食ハーフを売却しようとする人達もいるけどそれは犯罪だ
悠斗
えっと…何の話ですか?

悠斗
僕は父に肉食ハーフの人もいるけど心配ないと言いましたが、そのことですか?

真美
操るって…

悠斗
何のことでしょう?聞き間違いでは

真美
残念だけど、私録音してるよ

悠斗
!

真美
こういうときのため…親に持たされてるの

真美
もう言い逃れはできないよ?

真美
先生に言わないと

悠斗
…待て

真美
キャ!

悠斗
お前…先生や警察に渡すな

真美
い、嫌

悠斗
ちっ…お前の家族がどうなってもいいのか

真美
え?

悠斗
俺だってこの仕事を長くしてんだよ、準備は抜かりねぇ

悠斗
まさかこんな形でバレるとは思ってなかったけどな。上手く優等生演じられてると思ったんだけどな

真美
ゆ、悠斗くん?

真美
離して!

悠斗
いいか?俺が捕まっても俺の仲間が絶対にお前とお前の家族を殺す

真美
!!

悠斗
嫌ならボイスレコーダーをわたせ

悠斗
わたして誰にも言わないなら危害は加えない

真美
ごめんなさい…

悠斗
あ?

真美
ボイスレコーダーなんて…取ってないの

悠斗
はぁ?

悠斗
何言って

真美
親にこういう時は嘘つきなさいって…うぅ

悠斗
…なんだよ

悠斗
じゃあ俺がお前を見張るしかねぇな

真美
え

悠斗
絶対に言わないと約束しろ

真美
はい…

真美
約束します

悠斗
いいだろ、いいか?

悠斗
俺の言うことは絶対に聞け

悠斗
聞かなかったら家族を殺す

悠斗
俺はずっとお前を見てるからな

真美
わかりました…

悠斗
理科室から出ろ

真美
はい…

こうして腹黒羊と狼の私の学園生活は幕を開けたのでした