聖 える
影山 茂夫
目の前には目が沢山あるドロドロしたなにかが蠢いている。
化け物の方向に手を構え、 力を集中させる
影山 茂夫
聖 える
1箇所の目が焼け焦げたように 消えていった。
聖 える
少し 嫌なことを思い出しそう
聖 える
苦しくてたまらなかった日々。 気持ち悪い?近くに来るな? 私のせいか。 天使の仕事って沢山あって 私の仕事は人の寿命を決めて迎えに 行くことだった。 案の定気持ち悪がられ嫌われた。
聖 える
それでも仕事だもの。 続けるしかない。 心身はボロボロ。 でも、死ねないから。
聖 える
そんなストレスを込めて 殺しをする日々。
聖 える
いつからだろう、 その行為に興奮を覚えたのは。 涙が出るほど悔しくて 切なくて そして何よりも きもちかった。
……さん!……えるさん、!
聖 える
影山 茂夫
聖 える
心配そうな顔。やめてよ。
エクボ
霊幻 新隆
エクボ
霊幻 新隆
影山 茂夫
聖 える
霊幻さんから影山くんと同時に 頭を撫でられる。 少し力が強くて髪がぐしゃぐしゃ になる。 それがより嬉しくて嬉しくて。
神様は堕としたんじゃなくて 堕としてくれたのかな こんな幸せ、空の上じゃ 味わえたことない。
影山 茂夫
霊幻さんの車に戻り廃墟を離れる。 後部座席で規則正しい呼吸を 奏でる影山くん。
霊幻 新隆
聖 える
霊幻 新隆
聖 える
霊幻 新隆
聖 える
小さな渋滞に巻き込まれ、 気まずい空気が走る。 時間はもう夜中の1時を回っていた。 深夜の国道沿いの景色と ラジオでかかったSTAY TUNE。
聖 える
霊幻 新隆
こちらを見ずにハンドルに もたれかかる霊幻さん。 見つめているとずっとブレーキランプに照らされて目がおかしくなりそう。
聖 える
霊幻 新隆
聖 える
解ってて。きっと、絶対合ってるのにあえて不正解をとってみる。 私の胸の内探っているような顔が いきなり愛おしくなってしまう
霊幻 新隆
聖 える
霊幻 新隆
何度目の目つきだろうか。 赤子に向けるような目。
聖 える
初めてだ、と。知らない、と シラを切れば愛される世界。 甘ったるくて最高。
本当は知らないことなんてほぼ無い。 何百年も人間を見てきたの。 貴方たちより知ってる。 歴史と文化は当たり前。幸せになり方 恋の実らせ方、完璧な愛され方も。
霊幻 新隆
聖 える
依存のさせ方だって知ってるの。
辺りは少しずつだが 明るくなってしまっていた。
聖 える
影山 茂夫
聖 える
影山 茂夫
聖 える
それでも尚睡魔に負け、ちょっとずつ私の腕に体重をかけていく影山くん。 服に顔を埋められる。
大人っぽい子だとは思っていたが根は子供らしい部分があって可愛い。
霊幻 新隆
聖 える
影山 茂夫
グラグラ揺れながら返事をして玄関に入っていく影山くん。
霊幻 新隆
聖 える
霊幻 新隆
聖 える
私たちは戻りアパートへ 車を走らせた。
ワイ
ワイ
ワイ
ワイ
ワイ
ワイ
ワイ
コメント
3件
最高の作品ありがとうございます(*´ω`*)私作者が出てくる系るなやつあんまり好きじゃなくて、ねねさんが作る小説はすごく好みで読んでいてワクワクします✨1日の楽しみになっています!所で、少々依頼よろしいでしょうか?な来ればで大丈夫なのですが、私モブ推しでモブいっぱい出して欲しいです!モブ可愛い!的な…?(語彙力無くてすみません💦)無理しない程度で投稿頑張ってください!楽しみにしています😊