宝石月

少年は毎日この場所に来ては"何か"を願い

その場を後にする、

とても悲しい顔をして、、

今日も明日も明後日も、

そんなある日

少年は珍しく来るのが遅かった、、

だがいつもと同じ様に帰っていった、

そこからはまた同じ

何をそんなに願って居るのかは誰も知らなかった、

ただある日を境にその少年は来なくなった、

今ならはっきりと言えた

あの少年が何を願っていたか、、

それはきっと、、

何故って、？

あの少年が来なくなった翌日

この神社の前を通ると

横に誰か知らない子が居た

きっと友達が出来たのだろう。

あの少年にはもう二度とこの神社に来てほしくはなくなった。

願うことなんて無いぐらい。

求める物が無いぐらい

幸せな人間になってほしくなった。

だって可笑しいと思わないか？

何故そんなに長くも同じ願いをしていたのか、

今思えば

何がそんなに悲しかったのか、、

友達が居ないだけであんな顔はしないだろう、、

それから数日、

らっだぁに慣れるのは早かった。

刑事

数分後

教師

数日後

数十年後

互いに夢を叶えた、

ただ

事件がおきた。

そこでは教師は

封印されてしまった。

、、、、、、、、

！！

また来てしまったのか、、

あぁまた

次は何を願ってるんだい、

昔と全く同じ様に来ては帰っていく。

、、、、、、、

数ヶ月後

今日は

宝石月だ、、

数年ぶりかな、、

あの少年は、、

また来てしまうのかな、

、、、、、

ｯ！

あぁ