そばにいたい

バスタブには男女2人

男は女を後ろから抱き 女が痛がっている手首に愛おしそうに唇をおとす

ザバっと立ち上がると 先ほどまで掴まれていた細い手首を より強くと掴まれ ピリピリとした痛みが走った

痛みは何故か じんわりとした快感に変わる

バスタブに引き戻され また後ろから抱かれる

ゴツゴツした指が奥まで侵入してくる

ぼーっとする頭で振り向けば 優しいキスが降ってきた

女物の着替えがなく 仕方なくバスローブを渡す

サイズが合っておらず ぶかぶかなバスローブを着た彼女は とても小さくみえた

彼女をソファに座らせ 細くて艶やかな髪を乾かす

想像できなかった行動をとっている自分がおかしくて口元が緩む

赤くなりうつむく彼女の髪に唇をおとした

餡ブレラアジト

別室

防音でも時々聞こえていた嬌声がきえ

随分と時間が経った

ボスの部屋を覗こうとするわきを

ガチャ

次の日わきをはロスサントスの街を ほふく前進で1周したとさ

その言葉で 白いシャツに短いネクタイと 黒いワンピース 黒タイツにローファーを履いていたことを思い出す

その後償いとしての情事で 洋服がどうなったかという事を 想像するだけで顔が熱くなる

ウェスカーさんがクローゼットからワイシャツとベルトを取り出し、渡してくれた

着替えろということだろう

バスローブを脱ぐのを恥ずかしかっているとウェスカーさんは

シャツを着て、ベルトをウエストに巻く

断片的に思い出す

耐えるような吐息や 頬に触れた首元の感触が フラッシュバックし ゾクゾクとした感覚がおそう

深く息を吐き、こみ上げそうになった熱を逃がす

急いで出口に行こうとドアに近づくと

程なくして、ノックの後に女の人が入ってきた

チラっと私の方をみたが、仮面で表情は見えない

言葉を交わすことも出来ずに部屋から出ていってしまった

受け取った赤いホットパンツを履く

満足したように頷くウェスカーさんはまた不敵な笑みを浮かべた

愛車にルカを乗せ 服屋に急ぐ

スピード出しすぎたせいか 服屋に着くとルカはプルプルるふえていた

ドアを開け、ルカの手を引く

ニコっと笑う彼女はもう震えていない ホッと安堵する

店に入ると彼女は くるくると表情を変えながら試着していく

とても楽しそうだ

この街の服屋はガラス張りが多い 外から見られないようできるだけ斜線に入るようにしていたが

カーテンの隙間からのぞくカラダに私の方が耐えられなかった

ルカside

アジトからでて、自分では絶対に買えないであろう高級車に導かれる

丁寧にエスコートされ、座席に座ると

彼に包まれたような感覚に嬉しさがこみあげる

同時に情事を思い出す

彼のもち物で鼓動が早くなるほど、いやらしい女になったのかと恥ずかしくなる

でも止められない強すぎた快感のフラッシュバック

隣をみると運転する彼がもっとかっこよくみえた

さざ波のような熱が下腹部に集まるのを感じた

服屋に到着すると彼は車のスピードが早すぎて怖がっていると勘違いしてくれた

優しさに少し罪悪感を覚えた

勘違いした彼と一緒に服屋に入った

たくさん試着しているうちに、彼から下着を着ていないことを指摘された

適当な下着を選び、高すぎない洋服を選んだ

スマホを確認すると

アルフォート・ウェスカー 300.000.000 受取

言葉を遮るように、大きな体で抱きしめられる

彼の優しさに 抱きしめ返し、すすり泣くしかできなかった