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其の女性構成員は桃色と金髪のグラデーションの髪に、

桃色基調のお化粧が良く似合う可愛らしい女性だった。

歳は私と同じか少し下くらいだろうか。

女性構成員

中也さんの補佐さんですよね、?

美響〇〇

そうですけど…

女性構成員

単刀直入に云いますが、

女性構成員

中也さんとお付き合いされてるんですか?

美響〇〇

え"っ

上目遣いを駆使してそう尋ねてくる女性構成員に、

私は慌てて両手を横にブンブン降る。

美響〇〇

いやいやいや、そんな滅相もない!

美響〇〇

唯の上司と部下ですよ!

女性構成員

ですよね、

美響〇〇

へっ…

前も云ったかな。私は地獄耳だ。

聞こえたくない事でも聞こえてしまう。

女性構成員

是じゃ中也さんと釣り合わないしボソッ

そう女性が云ったのを私は聞き逃せなかった。

美響〇〇

どう…してですか?

女性構成員

私、少し前に中也さんに扶けて貰ったんです

女性構成員

其の時から中也さんの事が好きで…

女性構成員

補佐だからって仕事外ではあまり関わらないで下さいね

「お時間を割いてくださりありがとうございました」

そう云って女性は踵を返して廊下を行ってしまった。

美響〇〇

あの人が中原幹部の事を…

美響〇〇

好き……、

綺麗にゆるく巻かれた髪を揺らして歩く女性の後ろ姿を、

呆然と眺めながらこぼす。

何だか胸が苦しくなって、焦りでか心臓が昂った。

美響〇〇

( 何でだろう )

其の正体不明な心情に不安を抱きつつ、

仕方なく私は仕事に戻った。

甘 言 は 病 な り

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