次の日…
【八尋家】
八尋 優美
「朝だよ〜」
八尋 寧々
「あと5分…。」
八尋 優美
「起きて?!💦」
八尋 優美
「早くしないと
学校遅刻する!
ご飯できてるよ!」
学校遅刻する!
ご飯できてるよ!」
八尋 寧々
「はーい…」
数十分後…
【登校】
八尋 寧々
「ふわぁあ〜…
眠いなぁ…優美ってば
しっかり者だなぁ…。」
眠いなぁ…優美ってば
しっかり者だなぁ…。」
八尋 寧々
「頭悪いくせに…」
八尋 優美
「ヴッ…
一言余計だよ…。
否定はしないけど…。」
一言余計だよ…。
否定はしないけど…。」
八尋 寧々
「なんだろう…。
なんか優美って、
お母さんみたいだな。」
なんか優美って、
お母さんみたいだな。」
八尋 優美
「よく言われる〜」
八尋 寧々
「やっと着いた〜!」
八尋 優美
「疲れたぁ…
車で登校したい…」
車で登校したい…」
八尋 寧々
「ね〜」
源 輝
「あ、八尋さん?」
八尋 寧々
「!!
この声は…、」
この声は…、」
八尋 寧々
「源先輩!♡」
八尋 寧々
「おはよう
ございます!♡」
ございます!♡」
八尋 優美
「え…??
お姉ちゃん…??
恋してる目だよ…?
え…??(引)」
お姉ちゃん…??
恋してる目だよ…?
え…??(引)」
源 華
「あ!」
源 華
「優美じゃん!
やっほー!」
やっほー!」
八尋 優美
「あぁ!華!」
源 華
「どうしたの?
こんなところで、」
こんなところで、」
八尋 優美
「今日、久しぶりに
お姉ちゃんと一緒に登校してた!」
お姉ちゃんと一緒に登校してた!」
源 華
「へ〜!」
源 輝
「も〜、来るのが
遅かったじゃないか、
華。」
遅かったじゃないか、
華。」
源 華
「ごめんなさいね。
忘れ物をしちゃい
ました♪」
忘れ物をしちゃい
ました♪」
源 華
「あ、優美!この人がまえに言ってた、
私の兄だよ〜!」
私の兄だよ〜!」
八尋 優美
「へー」
源 輝
「はじめまして(^^)」
八尋 優美
「あ、ども」
八尋 優美
(ん?数珠が見える。)
八尋 優美
(ってことはそれなりの
祓い屋の実力がある
ってことか…)
祓い屋の実力がある
ってことか…)
八尋 優美
(この人とはあまり
関わらないでおこう…)
関わらないでおこう…)
源 華
「私の兄、生徒会長
だけどさ〜」
だけどさ〜」
八尋 優美
「風紀委員とかじゃ
ないんだ…。だから
制服違うのか」
ないんだ…。だから
制服違うのか」
源 華
「あれ、
知らなかったの?!」
知らなかったの?!」
八尋 優美
「いつも集会のとき
とか、下向いてた。」
とか、下向いてた。」
源 華
「なにそれ〜笑」
源 華
「まぁ、いいか。
早く行こ!」
早く行こ!」
八尋 優美
「うん。じゃあ、
お姉ちゃん。また
放課後!」
お姉ちゃん。また
放課後!」
八尋 寧々
「あ、うん!」
【昼休み】
源 華
「ねぇ、朝嘘ついた
でしょ」
でしょ」
八尋 優美
「うん。」
源 華
「なんでか当てるね。」
源 華
「優美は半分怪異で、
あまり兄と関わりたく
ないから、『知らな
かった』フリをしたん
でしょ?」
あまり兄と関わりたく
ないから、『知らな
かった』フリをしたん
でしょ?」
八尋 優美
「華は感が鋭いなぁ。
大正解だよ…」
大正解だよ…」
源 華
「でも無意味だよ。
お兄様は見ただけで
怪異か人間か分かる
からさ…」
お兄様は見ただけで
怪異か人間か分かる
からさ…」
八尋 優美
「知ってるよ。だって数珠で、『あぁ、この人結構強いんだろうな。』
って分かったもん」
って分かったもん」
八尋 優美
「だって普通の祓い屋とかは、数珠使わないんでしょ?」
源 華
「そうそう。
よく知ってるね。」
よく知ってるね。」
八尋 優美
「まぁね♪」
源 華
「まったく、中二病
なんだから…」
なんだから…」
八尋 優美
「一言余計だよ…💢」
源 華
「まぁ、お兄様に
言っておくよ。
『あんまり優美と関わらないで。』って」
言っておくよ。
『あんまり優美と関わらないで。』って」
八尋 優美
「ありがとう…(泣)」
【放課後】
八尋 寧々
「優美、今どこ?」
八尋 優美
〔あ〜…。
トイレ掃除手伝いたいんだけどさ、今日
買い物当番だし、先生にパシられちゃって…〕
トイレ掃除手伝いたいんだけどさ、今日
買い物当番だし、先生にパシられちゃって…〕
八尋 寧々
「あ〜、そっか。
今日当番だもんね。」
今日当番だもんね。」
八尋 優美
〔うん、ごめんね。
じゃ。〕
じゃ。〕
八尋 寧々
「じゃあね。」
【生徒会室へ行く】
八尋 優美
「…よし、生徒会室は、ここで合ってるよね?」
八尋 優美
コンコン
ガチャ
「失礼しまs…」
ガチャ
「失礼しまs…」
八尋 優美
〈茜くんが数珠で縛られているのを見た。〉
源 輝
「あ…。」
八尋 優美
「失礼しました。」
(即答)
(即答)
八尋 優美
バタン
八尋 優美
「気のせい…だよ…
ね…??」
ね…??」
八尋 優美
「よしもう一回」
八尋 優美
コンコン
ガチャ
ガチャ
八尋 優美
「失礼します!先生に
パシられ仕方なく
生徒会の資料を持ってきましたぁ!」
パシられ仕方なく
生徒会の資料を持ってきましたぁ!」
源 輝
「やぁ…いらっしゃい…
(震え声)」
(震え声)」
八尋 優美
〈普通に会長と茜くんが仕事しているのを
見た。〉
見た。〉
八尋 優美
「き…気のせい(?)で…
よ…か…良かったぁ…)」
よ…か…良かったぁ…)」
源 輝
「あの〜?
…大丈夫??」
…大丈夫??」
八尋 優美
「大丈夫です。(即答)」
八尋 優美
ドサッ
(資料を机に置く音)
(資料を机に置く音)
源 輝
「わぁ〜…。
ものすごい量だなぁ。
この先が思いやられるよ…。」
ものすごい量だなぁ。
この先が思いやられるよ…。」
八尋 優美
「そうですか…」
源 輝
「もしかして、
この量を1人で運んで
来たの?」
この量を1人で運んで
来たの?」
八尋 優美
「見ればわかると
思いますけど。」
思いますけど。」
源 輝
「あははっ。
だよねぇ〜…」
だよねぇ〜…」
八尋 優美
「では。」
八尋 優美
バタン
「...。」
「...。」
八尋 優美
「(変な人だな…(T_T))」
【終わり】