翌日 朝
凪咲
ったぃ…
目を覚ましてすぐ、頭に激痛が走る。 まるで鈍器で殴られてる様な痛み。
凪咲
っぐ…、りょう…っ
あまりの痛さに呻きながら、 幼馴染の名前を口にする。
凪咲
っ…
凪咲
(痛い、なんでこんな…っ)
凪咲
(凌ちゃん…っ)
凪咲
っ…!
凌介
凪、起きてる?
凪咲
りょう
凪咲
凪咲
りょうちゃん
凪咲
たすけて
凌介
凪?
凌介
どうしたの、
凪咲
凪咲
あたま
凪咲
凪咲
あたまいたい
凌介
わかった
凌介
すぐそっち行くから待ってて
スマホの画面の光で頭痛が酷くなる。
けれど電源は落とさず、 そのまま伏せて置く。
ガチャッ
凌介
なぎっ!
凪咲
っりょうちゃ…
凌が来てくれた安堵からか、 涙が頬を伝う。
凌介
うん、凌だよ
凌介
ごめんね、来るの遅くなっちゃったね
凪咲
っ…りょうちゃぁ…っ
凌介
辛いね…ほら、泣かないで、
凌介
頭痛酷くなっちゃうよ
凪咲
うぅ〜、いたいぃ…っ
凌介
痛いねぇ、しんどいねぇ…
凪咲
グスッ…ヒグッ…
凌介
ちょっと落ち着こ、凪
凌介
頭痛酷くなっちゃう
凪咲
んっ…
凌介
うん、いい子いい子…
凌が来て十数分ほど経った頃。 酷かった頭痛も、 パニック気味だった心も、 少しずつ落ち着いてきた。
凪咲
…りょう、ごめん、
凌介
大丈夫だよ?
凌介
ふふ、落ち着いて良かった
凪咲
ん…
凌介
凪、ちょっと熱あるかもね
凌介
体温測ろっか
凪咲
熱…うん…
ピピッピピッ
電子音が部屋に響き、 体温計の液晶画面を見る。
画面には『37.6』の文字。
凪咲
37.6…
凌介
あー、ちょっとあるね
凌介
凪、暑い?寒い?
凪咲
…さむい…
凌介
んー、じゃあ後から上がってくるか
凪咲
りょーちゃん
凌介
ん、どうしたの?
凪咲
きょう、がっこーは?
凌介
今日は休みだよ
凪咲
…ほんと?
凌介
うん、ほんと
凌介
今日は1日一緒に居れるよ
凪咲
よ、かった…
凌介
ふふ、ほら、寝れる時に寝な
凪咲
ん…
凪咲
そうする…おやすみ、りょう
凌介
うん。おやすみ、凪
To be continued






