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あー…気分悪りぃ…

ムシャクシャしたので 自身の縄張りである六本木を 散歩することにした。

夜の街は昼とはまた違う雰囲気を 醸し出している。

色鮮やかなライトに薄暗い路地裏。

陰と陽のコントラストが アンバランスで美しい。

この雰囲気が蘭は好きだった。

 

ねぇオニーサン

 

遊んで行かない?

 その辺にいたホステスが 話しかけてきた。

 客の呼び込みだ。

 

イケメンだし
サービスしちゃうかも♡

ンー、折角だけどぉ

俺未成年なんでー♡

腕を組んでこようとするのを 軽くあしらって 追い払おうとする。

 

えー、見えなーい!

 

バレないって!
行こ?ね?

それでも縋り付いてくる嬢を見て

なるほどさてはコイツ俺のことを 知らないんだな、と理解する。

六本木では『灰谷蘭』に逆らおうとする奴はほぼいないからだ。

(まぁ丁度気分転換
したかったしいいか)

じゃあいいよー

そこまで言うなら
行ってあげる

 

やったー!ありがと!

女に腕を組まれた時に 香った化粧と香水のキツイ匂いに 一瞬顔を顰めた。

早くも面倒くせぇと思いながら 蘭は店に入っていった。

数時間後。

頼んだボトルをグラスに注いで 堪らなさそうに飲んでいると

嬢が請求書を持ってきた。

 

はい、ドーゾ

へーい

 やっぱりと言うかなんと言うか。

ボトル一本では有り得ない 値段が書かれていた。

まぁわかってて入ったんだけど。

おお…めっちゃ
吹っ掛けるじゃんw

躾がなってねぇなぁ

きっと自分の見た目が餓鬼だからと 舐められたのだろう。

低く舌打ちをすると 請求書にボールペンで文字を書いた。

ハイ

ここにツケといて

ペラっと渡すと 店員は不快そうにそれを見た。

 

困りますね、お客様

 

こちら書かれているのは
VIP会員しか入れない
上層部のバーですよね?

 

そんなところと貴方みたいな餓鬼に繋がりがあるわけないでしょう

 鼻で笑ってくる店員。 あとでこの店燃やしてやろうと 固く決意しながら

冷静に対応する。

んー?

そうでも無いかもよ?

『灰谷蘭』の直筆サイン付きだったら簡単に入れてもらえると思うケド

 

灰谷……蘭……?!

店員の顔がサーッと青くなる。

さすがに名前は知っていたか。

 

う、嘘を言え!

 

どうせ偽物だろう?!

ふーん、お前はこの街で俺の名前を他人が勝手に使って無事で済むと思ってるんだ?

店員はようやく気づき 震えながら店の奥へ引っ込んだ。

はぁつまんね

外に出ると 風が冷たかった。

ぅおっと

 足元がフラッとなって 自分で自分に驚く。

度数強いの入れやがったな…

あんにゃろう

 だが気分は良かった

ふわふわと何処か夢心地だ。

気がつくと 薄暗いトンネルの下に 座り込んでいた。

フワフワしているのに 足が全く動かない。

 不思議な感覚に 蘭はあれー?と首を捻った。

りんどーに迎えに来て
もらおっかなぁ…

スマホを出そうとしたが 体が言うことを聞かず困った。

うーん、どうしよー…

全く困ってなさそうな顔で 困る蘭。

そんなとき。

後ろでガサッと音が したので振り返る。

真っ暗闇でよく顔が見えないが 一人の女子高校生がビニール袋を 手に持ち歩いていた。

何かしようとしている 最中だったらしい。

蘭は単純な好奇心から声をかけた。

ねぇ君、何してんの?

女子高校生は弾かれたように こちらを向いた。

こらが葵との出会いだった。

なんだか面白い事が 起こるような予感がした。

ふくだ

長くなった……

ふくだ

そういえばファンマ決まりました

ふくだ

🏳💀です

ふくだ

春谷様、ありがとうございました

ふくだ

白マスクだから、と

ふくだ

髑髏が自分の推しのマークだったという理由で決定しました

ふくだ

付けていただいた方は必ず認知しますので

ふくだ

ぜひ気が向いたらお願いします

ふくだ

新作を作ろうと思っているので多めに設定しておきます

♡3000 next

【急募】灰谷蘭との別れ方

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3,516

コメント

10

ユーザー

面白いです!

ユーザー

付けます、 続き楽しみにしてますね

ユーザー

今回も面白かったですぅ!

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