【参加型】弟子を作らない師匠
プロローグ②
碧李はとても優れたものを持っていた その技術に圧倒され弟子になりたいと申す者は少なくはなかった しかし碧李は弟子を作らなかった 何故か碧李は人間不信だった 過去に弟子はいた。しかし多くの人が碧李に弟子入りを申し込まれる前から弟子として着いてきてくれた弟子があとから弟子入りしてきた少年に嫉妬され56されてしまったのだ だから容易に弟子にすることはできなかったのだ。 ただそれを知らない人々は次々と弟子入りを申し込む。碧李はそれを迷わず断り続けた『僕に弟子を作るほどのものは何も無い』と… そんなある日ある事情を抱えた少年(または少女)が弟子入りしたいと言ってきた 碧李はあの時のようになるのが怖かった その体験を何故かその少年(または少女)は知っていた 碧李の心の扉を開き弟子入りする物語
碧李
こんな僕が生きてるだけで~♪
碧李
何万人の人が悲しんで~♪
碧李
誰も僕を望まない~♪
碧李
そんな世界だったらいいのにな…♪
96兎
何を歌っておられるのですか
碧李
……別に…
碧李
……でなぜ僕はこんな真っ暗なところにいるの?
碧李
僕は死んだの?
96兎
いえ死んだ訳ではありません
96兎
あなたには”弟子”を作っていただきます
碧李
!?
碧李
ねぇ!僕が弟子を作らない理由知ってんの?
96兎
はい…存じております
碧李
しかも僕には弟子を作るほどのものは何も無い…
96兎
いえあなたにはありますよ
96兎
たくさん…
碧李
いや…なi(
96兎
これは弟子からの罰だとでも思ってください
碧李
だけど…
碧李
だけど…僕はまた同じことを繰り返したくはない…嫌なんだよ…
96兎
俺が死んだのはお前のせいだってことなんて1度も思ってねぇよ!
96兎
だからさ?お願いだ…俺を忘れて…
96兎
死にたいなんて思わないでくれ…
碧李
えっ?!
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96兎
師匠は悪くない…
96兎
持ってるものが多すぎただけ…
96兎
持っているものを別々にして
96兎
各世界へ必要とする弟子の元で…
96兎
俺を忘れて…
96兎
笑顔で暮らしてくれ…
碧李の持っているものが各世界に分けられ各世界の碧李ができた
96兎
先程は荒れた姿を見せてしまい申し訳ありません
96兎
それでは各世界の碧李と弟子のストーリーをお楽しみください
96兎
次回から一つ目の世界に移ります
次回 1つ目の世界 -諦めない。守るために- 無黒羅編