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コメント
1件
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打ち合わせの後 久々にアイドルしてた時の曲を聞いていた
なんでだろう…無性に聞きたくなって もう開かないであろうプレイリストを いつの間にか開いていた
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観客の中に一際目立ってた彼
彼は赤のペンライトを持って 指をさしたら振り返してくれた
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”舘さん、まだあの人のこと気になる?”
阿部が何故俺が気にしてることを 知っていたのか…
それほど彼は俺たちにとって 話題のあるファンだったんだよな
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彼はまた違う誰かを応援しているのかな
俺のことを見るあの目は もう見れないと思うと……
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数時間前…
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またあの頃に戻れるんだ
そのためにはこの企画を盛り上げる
うん、やれるだけの事はやってみよう
ただ………
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あの歓声や俺を見る眼差し一つ一つ 今度こそ大切にしていきたい
そして、あの彼にも届けてあげたい
俺、もう一度頑張って大きくなるよ
宮舘涼太としてじゃなくて R-🌹として
地下アイドル時代 まだ俺が始めたての頃
スカウトがきっかけで 俺は歌舞伎町のとあるライブハウスで グループの1人として活動していた
当時、地下アイドルにしては そこそこ人気のあるグループ達が集まり ライブハウスを盛り上げていた
俺はたまたま人気上位のグループに 加入することになったので 新人でもかなり売れたんだ
ファンからは俺の立ち振る舞いや 衣装のコンセプト的に ”貴族キャラ”としてファンには愛されてた
ただ…普通のアイドルとは違う… 地下アイドルの現実がそこにあった
メンバー1
メンバー2
メンバー1
そこは俺の思っていた場所と断然違った
基本、地下アイドルはあくまでも 芸能人とは違いまだ自由度がある
事務所に入っている訳でもないので 身体や恋愛目的で利用している メンバーもいた
メンバー2
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俺はどうしても合わせるしか無かった もちろん、今まで手は出したことない
だけど、ここで裏切ってしまうと… せっかく積み上げてきた功績が 一瞬の内に消えてしまうから
嫌でも…反発したくても… 俺や阿部は逆らえなかったんだ
他メンバーは一部のファンを わざわざ楽屋まで呼びつけ 俺や阿部にまでも繋がりをつけようとした
流石に、まずいと思い 俺はなんとか避けていたんだが…
それも長くは続かなかった
ファン1
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メンバー2
メンバー1
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俺は人気もあったせいか すぐに他のファンに見つかり SNSでは瞬く間に炎上してしまった
『地下アイドル闇、 一部ファンと身体の付き合い!?』
『ファン絶望、貴族から闇貴族へ…』
次々に暴露系YouTuberが取り上げ 俺たちは活動休止まで追い込まれた
たまたまその1回 メンバーに連れられラブホに入っただけだ
もちろんその子は抱いてない 少し経ってから逃げた
でも今まで黙っていた俺も俺だ 実際にファンと話したりしたのは事実だし
この件は当時の俺の人気もあり かなり広範囲の炎上騒動までになった
それから俺はマネージャーから半強制的に 脱退を命じられる羽目に
マネージャーは失望していた とても良くしてくださった方だったのに 今でも忘れない
”お前は裏切らないと信じてたのに”
俺もこれ以上迷惑かけたくなかった 頭を下げ、俺は素直に応じた
そんな中でも阿部みたいな仲間は 俺の心配をしてくれた
連絡を取ってくれたり 何気ない通話をしたり
それが救いだった
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どうやら、マネージャーを巻き込んで 俺を意図的に舞台から降ろしたそうだ
阿部はそれを聞いてしまい すぐに脱退したそう
俺は…奴らに騙されてたんだ……
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俺はファンのためにあそこまで築きあげた
だが 全ての努力は彼らに奪われてしまった
自分の過ちについて何度も何度も 考え込んだこともある
俺を見てくれた、応援してくれた 笑って…泣いて… ペンライトをかざしてくれたあの景色
あの…たった一人の男性ファンにも
それが一瞬にしてもぎ取られたんだ
おれは…がんばったのに… 応援してくれる人のためにと、必死で…
こんなことがあっていいのか
こんなにも…こんなにも……
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心が痛いものでしょうか
心が苦しいのでしょうか
ごめんね、ファンのみんな そしてこれまで素直で真っ直ぐに
応援してくれてありがとう
涙が止まらなかったあの日は 傍に阿部がずっといてくれた
阿部も一緒に泣いてくれた
この真実を唯一話せるメンバーに話したら こーじみたいに会いに来る人もいた
そして泣いた
俺はもう二度と同じ過ちを踏みたくない
だから…だからこそ
R-🌹として華咲かせるんだ
そして………あわよくば
またどこかで彼に出会えたら…なんて
身体に流れていた血液が鮮やかな紅となり
俺は薔薇の毒を流し込む
そして生まれ変わって舞うんだ
また…花弁をちぎられないように
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん