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花子くん(79話〜

第3話 - 休日

186

2022年12月13日

#花子くん#小説#夢

柚木かほ🌙👻(元かほりん)

屋上・・

寧々

私の日常は
変わってしまった
凛花さん凛花さん
いらっしゃいますか・・
(しん・・)いない・・
次は花子くんのところ！

トイレ・・

寧々

(コンコンコン)
花子さん花子さん
いらっしゃいますか・・
(しん・・)
(凛花ちゃんと花子くん
が消えてしまったあと
宿泊学習に戻って葵や
茜くん、スミレちゃんと
ユリちゃんも探したけど)

男子蒼井？早退らしいよ男子女の子の方のアオイ？誰？

寧々

結局会えたのは
かほちゃんだけ
だった
日常の端にいた
たくさんの怪異達・・
七不思議も私の前
から消えてしまった
まま

かほ

寧々ちゃん！
帰ろ！

寧々

う、うん・・
(夏休みが
始まった)

家・・・

寧々

(フラ・・)
(ぼすっ)

かほ

どうしたの！
寧々ちゃん！

寧々

かほちゃん・・
凛花ちゃんと
花子くんどこに
行ったのか
知ってる・・？

かほ

え？
凛花ちゃん？
花子くん？
知らないよ？
(知ってるん
だけど・・)

寧々

そっか・・

茜くんは・・

茜くん

(カラ・・)
・・・

ピンポ〜ン

茜くん

・・・
(振り向いた)

ピンポ〜ン

寧々のお母さん

はーい
(パタパタ)
寧々ちゃん
かほちゃん
お友達よ〜

寧々

はあい・・

かほ

ともだち・・？

ガチャ(扉を開けた)

寧々

えっ・・

かほ

えっ！
輝先輩！？

寧々

源先輩!?
それに・・

輝先輩

や
おはよう
かほさん八尋さん
突然押しかけちゃ
ってごめんね〜
今日ってヒマ？

かほ

特に予定は
ないですけど・・
ねぇ。

寧々

うん・・

輝先輩

そっか！
よかった〜
それじゃ
今日は僕と
デートしよう

かほ

・・・
え？デートですか？

輝先輩

そうだよ？

かほ

・・・✨
遊ぶって
ことですよね！

輝先輩

そうだね〜

かほ

やった〜！
寧々ちゃん！
準備しよ！

寧々

え？うん！

かほ

輝先輩！
茜くん！
ちょっと
待っていて
ください！

輝先輩

わかったよ。

茜くん

はい・・

かほ

よし！

15分後・・ (私服に着替えたよ！) (アイコンは変わりません)

かほ

お待たせしました〜！
では！行きましょう！

輝先輩

うん！
そうだね！

寧々

テンション
上がってるな〜

茜くん

そうだね・・

かほ

♪♪♪

ゲーセン・・

輝先輩

(わくわく)
八尋さん！
蒼井！
こっちこっち〜

かほ

寧々ちゃん！
茜くん！
こっちこっち〜

輝先輩

見てよこれ
駄菓子の塔！
シャケのやつ！
クレーンゲームだ
初めて生で見た！

かほ

(わくわく)
ここのクレーンゲーム
初めて来たな〜
めっちゃ楽しみ！

寧々

(なぜゲーセンに・・？)

かほ

実は私クレーンゲーム！
得意なんだ〜

輝先輩

1度やってみたかった
んだよね〜(ウキウキ)

寧々

た・・楽しそうですね！

輝先輩

いや〜うちって
祓い屋じゃない
だから基本年中
無休24時間営業
なんだけど
今日は初めて
1日オフなんだよね

寧々

オフ・・ですか？

輝先輩

うん
怪異がさっぱり
消え去っちゃった
からね

寧々

！
・・
あのっ・・
茜く・・

茜くん

何？

寧々

凛花ちゃんと
花子くんと葵
のことなんだ
けど・・

茜くん

・・・知ってる

寧々

え？

茜くん

八尋さんが
知ってることは
多分大体知ってる
寿命延びたんでしょ？

寧々

あ・・

ぬ・・

茜くん

なんですか会長
かほさん・・

輝先輩

ははは
びっくりした？

かほ

2人ともやれば
いいのに〜

輝先輩

クレーンゲームって
案外楽しいもんだよ

かほ

ほら見て
大漁！

(ポイ)

寧々

え？

茜くん

は？
いや何・・

輝先輩

でもこんなには
いらない

かほ

あげるね！
お土産だよ！

茜くん

だからって
人に押し付けるな

かほ

ごめんね！

茜くん

かほさんは
大丈夫ですよ！
お土産なんで！

かほ

うん！

輝先輩

次はカラオケに
行こ〜う

かほ

あ！持つね！
重たそうだし！

茜くん

ありがとう😊
優しいね！
会長！聞け！
自分のは自分で
持ってくださいよ！
かほさんは持つって
言ってますよ！
お土産なのに！

寧々

・・・

かほ

寧々ちゃん！
行くよ！

寧々

うん！

カラオケに来ました！

かほ

へぇ〜
こんな感じなんだ〜
カラオケって！
(カラオケに行った
ことないからな〜)

輝先輩

これどうやって
歌うの？

茜くん

この機械で歌いたい
入れて・・

輝先輩

へ〜・・
あっ食べ物の
メニューとかある
八尋さんかほさん
何がいい？

寧々

私はお茶で・・

かほ

私もお茶で！

輝先輩

じゃあ八尋さんと
かほさんはジャス
ミン茶、僕はマンゴー
フロート、蒼井は青汁
タピオカクラッシュね

茜くん

は？

輝先輩

あっ！
見てシュガトーだよ
シュガトー
わあ〜・・頭悪そうな
食べ物〜

茜くん

シュガトー好きから
刺されますよ

輝先輩

シュガトー超メガ盛り
バージョンだって〜
面白そう〜

かほ

ですね〜

輝先輩

蒼井これ食べなよ
決まりね(ピッ)

茜くん

おい

輝先輩

八尋さんとかほさんも
頼む？
お腹すいてない？

寧々

いえ私は・・
大丈夫です

輝先輩

そう？

かほ

私は・・
ドーナツって
ありますか？

輝先輩

あるよ！

かほ

じゃあそれで！

輝先輩

分かった！
(ポチッ)
あっ

茜くん

アンタもう注文やめろ

寧々

(まさかこんなふうに
源先輩とお出かけする
日が来るなんて・・
かほちゃんと茜くんも
いるけど全部元に戻ったら
葵に話したいな
花子くんと凛花ちゃんにも
自慢しちゃおうなんて・・)

寧々ちゃんが思い出している・・

凛花

ヘヤピンとか
つけたら可愛い
んじゃない？
これ！あげる！

花子くん

ヤシロってホント
イケメンに弱いよね〜

葵

すごい寧々ちゃん！
それってデート！
きゃー

寧々

・・・
(凛花からもらった
ヘヤピンを見た)
(ポタ)

輝先輩

(寧々ちゃんの
方を見た)
・・

かほ

(寧々ちゃんの
方を見た)
・・

輝先輩

一通り注文も終わった
ことだし
僕ちょっとお手伝い
行ってくる

かほ

私もちょっと
お手伝い行って
くるね！

輝先輩

その間八尋さんの
ことよろしくね

かほ

よろしくね！

茜くん

いやよろしくって何・・
(寧々ちゃんの方を見た)
い!?

寧々

(ポロポロ)

茜くん

ちょっと何・・
どうしたの八尋さん

寧々

ごっごめんっ
でも私・・どうしたら
いいのか分からなく
なっちゃって・・
葵のことも凛花ちゃん
と花子くんのことも・・

茜くん

💦・・・
・・(えっと・・)
・・チッ(ドカッ)
悪いけど慰めないよ

寧々

ご・・ごめんね
急に泣いたり・・

茜くん

・・・僕
アオちゃんと
約束したんだよね
動物園行くとか
ゲームやるとか
まあ・・未来の
色んなこと
だから絶対に
諦めない
怪異との繋がりが
切れた今向こう側に
行く鍵はかほさんと
源会長が握ってる
絶対に何か知ってる
はずなんだ
なんとかして情報を
引き出さないと
八尋さん協力して
くれない？

寧々

・・・協力・・？

茜くん

そう目的はほぼ一緒
でしょ？
アオちゃんを取り
戻して7番様をぶん
殴って零番様は
殴るのは嫌だから
説教
正直これまでの
八尋さんとかほさん
は7番様と零番様に
対して甘すぎて
まともに付き合う
気になれなかった
けど今の八尋さんの
ことは・・信頼できたら
いいと思ってる
かほさんと零番様は
同一人物だから当然
だけどね！

寧々

そうだね💦
それより・・
私にできること
あるかな？

茜くん

さあね(ふん)

寧々

(さあね!?)

茜くん

でも八尋さんだって
このまま終わりなんて
ムカツクでしょ？

寧々

・・茜く

(バンッ) 店の人お待たせしました〜！ご注文のジャスミンティーお2つとマンゴーフロート青汁タピオカ、ドーナツに〜それからシュガトートーストファイヤーマウンテンスペシャルフラッシュです！ごゆっくりどうぞ〜！ (パン) 寧々ちゃんと茜くん・・・・

茜くん