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お疲れ様です
いえ、初めまして、でしょうか?
ここ最近全然浮上しなくてすみません
別作を上げていましたが、そちらを切る決断をしまして
さぁ、何書くかと考えた時に
こっちを書くか新作を書くか悩み
結局こっちにしました
のタイミングでテラーが変わって
まだ書き方慣れてないってのもあり
こんなに日が経ってました
主、作品を書く時歌を派生させることが多いのですが
これもそのうちの1作ですね
すっごい好きな曲からインスピしてます
8月某日
朝から外の気温は30度を超えうだるような暑さが続く
外で鳴く蝉の声もけたたましく、それは更に暑さを増殖させる
勿論この部屋の住人もクーラーを付けて寝ているのだが
それでも蒸し暑さを感じる中
at
アラームで目を覚ましたatは
外気温とは裏腹にひんやりと冷たい空気に包まれ
身体をぶるりと震わせた
少し部屋を冷やしすぎたか、と思いながら
まだ覚めきってない身体を起こしリモコンを探していると
ごめんなさいっ
ぽつりと小さく呟かれた謝罪の言葉がどこからともなく聞こえてきた
まだ寝起きでぼんやりする頭をなんとか回転させ
その言葉の主を探っていると
まだ、寒いですか?
そういえば先程より寒くは無い気がする
at
まだ寝ぼけた頭をぽりぽりと掻きながら、言葉の主の名前を呼んで告げる
名前……………
at
ぼんやりと蘇ってくる昨日の記憶を辿るも
名前は間違っていない自信はあったので
疑問に思いながらも首を傾げていると
覚えててくれたんですね
そう呟いたmzに、間違ってなくて良かったと安堵したat
at
at
ふぁっと目覚めの欠伸をしながらそう伝えると
あっ、いえっ、そのっ、
決して下卑している訳ではなくっ
at
えっとっ、違くてっ、あのっ
下卑、と言う言葉がよく分からず疑問の顔を浮かべていると
怒って、ませんか…………?
at
at
at
本当に怒ってないし、ただただ疑問だったから聞いただけなのだが
いえっ!決してっ!
そんな事は一切っ!
姿が見えなくともかなり慌てた様に否定するmzに
atはふっと笑みを零すと
mzはぽつりと呟いた
ただ、
嬉しくて……………
その言葉を聞いたatは、そう言えばmzはかなり感激屋さんだったことを思い出す
名前を覚えてただけでそんなに喜ぶ程嬉しい理由はatにはわからなかったが
特に気に止めることなく話を続けた
at
多分、俺が距離を取ったので
at
あの、もうひとつ、
謝らなくてはいけないことが
at
その、あなた様が寝ている時
その、えっと、
at
別に怒っている訳でもイラついても訳でもない
イタズラしないって言っていたのに何かしたんだろうか
でも今のところ自分の身体に変化は無さそうだし、ぱっと見部屋の形跡は変わっていない
だとしたら謝る事とはなんだろうか?
自分はそんなに怒る人間ではないとは思ってる
本当にただの疑問を投げかけた感覚でそう聞いたつもりだったが
すっ、すみません………
凄い申し訳なさそうに恐縮してしまうmzに
atはついふっと笑みを漏らす
えっ、あのっ、
困惑してるであろうmzに
at
at
実はおやすみになられてる時
そ、その、
お隣を少し
お借りしてしまい
at
何だか遠回しな言い方に解読が少し遅れでしまったが
at
…………………はい
申し訳、ございません
たったそれだけの事
しかも当の本人はかなり深刻な問題かのように謝罪をする声に
atは再びははっと声を出して笑った
at
at
くぅ、らぁ
at
素朴な疑問を投げるatに安心したのか
あそこにいた時は
殆どありませんでした
at
はい、あそこでは
眠いも、寝たいも、
ございませんでした
at
あなた様に触れたら暖かくて
at
at
だって昨夜
抜いてくれた
at
確かに昨日抜いてくれと言われ
手を差し出し引っ張ったら抜けたと言った
つまりは触れていないとそれは出来ない
atの中で、確かに手を差し出した際冷たいながらもどこか暖かいものに包まれた感覚は多少あった
しかし触れている、と言う触感はなく不思議な感じはしていた
at
ちゃんとは触れておりませんが
at
はい
触れた、と言う感覚だけでございます
at
なるほど、と納得するようにうんうんと頷きながらも
atの中で別の事が引っかかってしまった
at
at
昨日はもっと自然に話していたと思う
ちゃんとは覚えていないけど気にならなかったのだからそうなんだろう
そうで、ございましょうか?
at
at
いいん、ですか?
at
at
at
a、t………
at
いえいえ、滅相も
at
えっ……………?
at
at
そんな事、ない、よ
at
満足そうににこりと笑ったatは目を覚ますように身体をぐっと伸ばし立ち上がった
ど、どちらへ…………?
at
ついていっても……………?
at
at
あ、あぁ、そう、か
言われてみれば、と言った様な反応をするとatは再び嬉しそうに笑った
な、何、か?
at
at
at
え…………?
お、俺と……………?
at
でも、俺、
幽霊、なのに
at
だからって、
普通、嫌では、ないですか?
at
at
at
そう、なんですか
at
at
at
わ、わかってます
at
at
at
…………………あなたで良かった
at
at
そうなんですね
そんな会話を弾ませながら、2人は部屋を後にした
洗面台で顔を洗い、朝食用のパンをトースターで焼く
その間にコーヒーの準備
たっぷりのミルクと砂糖を入れるとトースターから焼き上がりの合図
最近お気に入りの苺ジャムを冷蔵庫から取り出し朝食の完成
そんなatの一連の行動に終始無言だったmz
どことなくひんやりするのでatの中ではmzは近くにいると推測できていたので
特に声はかけずにいた
at
手を合わせ挨拶を済ますとパンに手を伸ばし口にする
いい匂い……………
at
めしてろ……………
at
そうですね
あそこではそう言うのなかったですが
今はちょっといいなって
でも……………
at
それ、何かなって
at
at
よく、わかりません
at
at
わか、りません
at
すみません………………
at
at
名前以外は
あまり覚えてません
at
at
えっ………………?
mzにとっては衝撃的な一言だった
自分は幽霊であり
atにとっては訳のわからない物体でしかなく
寧ろ厄介でしかない存在だと思っていたのに
そんな相手に彼は、自分を心配する言葉を投げてくれた
それは適当な感じもなく
真摯にその事柄に向き合って発された様に感じた
それがmzにとっては驚きでもあり
何より、嬉しかった
at
at
at
何故っ…………!?
at
何故そこまで、
親身になってくださるのですか……………?
at
mzの言葉を受け、atはうーん、と顔を上げ
at
at
………………………っ!
嬉しかった
寄り添ってくれることも、
真剣に考えてくれることも、
何より、
他人ではないと言う言葉が
ただただ嬉しかった
でも何でこんなにも嬉しいのかまではわからず
今はただその言葉を身体に染み込ませながら
喜びを噛み締めた