さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
春千夜
春千夜
予想外過ぎる彼の言葉に驚いて目を見開く
春千夜
真剣な顔つきのまま、どこか優しい口調で落ち着いて話す三途
通常の彼からは考えられない様子に戸惑いが隠せなかった
え急にシリアス…もしかして心配してくれてんの?
春千夜
春千夜
声に出てたのかも…
変なところで感が鋭いんだよなぁ、春千夜は
春千夜
春千夜
春千夜
春千夜
もうどう考えてもこの状況はカオスだが、久しく他人の温かさに触れた気がした
春千夜
春千夜
ナチュラルに髪を耳に掛けられた
急なスキンシップに身体が強ばる
頬が熱くなっていくのが分かる
春千夜
春千夜
あつ、く…あれ?
グラりと視界が回り、東京の夜景が90°に傾く
水面で揺れる三途の顔が思ったより焦っていた
ふ、何あの顔…
かすかに聞こえる叫び声と共に意識は薄れていった
春千夜
あん時はマジで焦ったわ…
春千夜
隣で寝入っている彼女の頬にそっと指先で触れてみる
どうやら問題無く熟睡出来ているようだ
春千夜
我ながらよくここまでやってのけたと思う
人の看病なんてしたのは初めてだ
春千夜
春千夜
もちろん首領には忠誠を誓った身だが、
彼女を傷つける者は誰だとしても許すつもりは無い
いっその事…
春千夜
は?オレ今なんて 言っ…
春千夜
これは…寝相、なのだろうか
ふにゃふにゃと笑いながら抱きついてくる彼女
今すきって…言ったよな?
春千夜
ギシ…とベッドの軋む音がやけに響く
はやる鼓動を感じながら彼女に重なる
吐息を感じる距離まで密着すると、彼女の唇が動いた
春千夜
春千夜
静かに涙を流しながら彼の名前を呼ぶ彼女
劣等感のようなものが自分の内側を這う
春千夜
おもむろに彼女のスマホを手に取る
ロックは掛かっていないようだった
腹いせ…と言ってはなんだが、彼女の為にもこのままにしておく訳にはいかないと思った
コメント
4件
んも...主さんのストーリー最高すぎて...
言葉使いプロじゃん…😇👍