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丈太郎・父
丈太郎
丈太郎・父
お父さんの言葉に
丈太郎
丈ちゃんは立ち上がり出ていってしまった
ここに来てまだ十分も経っていなかったから
平然と玄関に向かう丈ちゃんに戸惑いを隠せなかった
愛紗
愛紗
まだきちんと挨拶もしていないのに
このままでいいのだろうか?
でも丈ちゃんはもう玄関で靴を履いている……
戸惑っている私に
丈太郎・父
お父さんから名前を聞かれた
愛紗
緊張しながらも何とか答えると
丈太郎・父
丈太郎・父
そう言われて嬉しさが込み上げる
それと同時に丈ちゃんのことが心配になり
愛紗
愛紗
深々と頭を下げてすぐに丈ちゃんを追いかけた
丈ちゃんは既に玄関を出て車に向かっていた
愛紗
愛紗
丈太郎
愛紗
軽い押し問答をしているところに
丈太郎・母
お母さんが追いかけてきた
丈太郎・母
丈太郎・母
丈太郎・母
愛紗
愛紗
愛紗
このままではよくないと思った
こんな風に仲違いしたままなんて……
丈太郎・母
丈太郎・母
愛紗
丈太郎・母
愛紗
お母さんは丈ちゃんと話をしたかったようで
丈太郎・母
そう声をかけたけど……
丈太郎
丈ちゃんの態度は素っ気なくて
丈太郎・母
丈太郎・母
丈太郎
そう言って丈ちゃんは車に乗り込んでしまい
愛紗
丈太郎・母
丈太郎
愛紗
丈ちゃんは無言のまま
エンジンをかけて車を発信させてしまった
せめて私だけでも手を振ろうと思ったけど
あっと言う間に見えなくなってしまって
愛紗
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
愛紗
丈太郎
それ以上、説得することができなかった
再会して間もない頃
丈ちゃんと一緒に二人の同級生を訪ねたことがあった
みんなでファミレスに行き雑談をしていた時
山末
丈太郎
井下
山末
丈太郎
井下
井下
丈太郎
山末
井下
丈太郎
丈太郎
デートの時も
愛紗
丈太郎
愛紗
丈太郎
愛紗
あの頃は冗談だと思っていた
でも今日、丈ちゃんの実家に行って
あれが冗談じゃなかったと言うことを実感した
何があったのかはわからない
聞きたくても聞ける雰囲気じゃなくなってしまって
私は少し不安を抱えながら助手席でただじっと座っていた
その後、普通の会話に戻ったけど
さっきのことが気になってしまい
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
愛紗
丈太郎
丈ちゃんにお兄さんがいることは知っていたけど
それ以外のことは殆ど聞かされていなかった
知っているのは家族構成と実家の家業
そしてあまり家族仲がよくないと言うことだけ……
鈴草先生
鈴草先生
鈴草先生
先生の言葉を思い出して
愛紗
一瞬そう思ったけど
口に出さずに引っ込めた
丈ちゃんはきっと会いたがらない……
丈ちゃんと結婚したら
義理とは言え家族になるのに……