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〜エレナside〜
あれから1週間、今日はネイが来る予定だ。
あんなことがあったから来るかどうかはわからなかったが。
日に日に、ネイのことを考えることが多くなっていった。
突然、ドアが空いた。
エレナ
レオ
そこにはレオがいた。
レオは配達先のお得意さんの息子でなぜだか付きまとってくる厄介なやつだ。
レオ
エレナ
レオ
エレナ
こんな所ネイに見られたら最悪だ。
早く帰ってもらおうと思ったその時、
ネイ
ネイは困惑していた。
エレナ
ネイ
平静を装い、ネイに伝えるとレオに向き直る。
エレナ
レオ
レオ
レオ
エレナ
あのまま話してもらちがあかないから少し強めに言った。
レオ
レオ
エレナ
レオ
レオが私の腰に腕をまわし、ベッドの方へと連れていかれる。
レオ
ベッドに押し倒され、手を拘束される。
エレナ
レオの手が私のブラウスのボタンを外し、胸を探り始める。
私は悲鳴をあげた。
レオ
ドアが開き、ネイが入ってくる。
ネイ
エレナ
レオ
エレナ
ネイが私を見る。 こんな姿、見られたくなかった。
ネイ
レオ
ネイ
エレナ
怒りに身をまかせたネイは自分の正体をあらわにしていた。
鋭く光った目、そしてむき出しになった牙が彼をヴァンパイアだと、ものがたっていた。
レオ
ネイの姿に怖気付いたレオは足早に家を出ていった。
エレナ
ネイ
エレナ
ネイ
ネイ
ネイ
ネイ
そう言ってネイは寂しそうに微笑んだ。
その時、胸が傷んだ。
離れたくない、そう強く思った。
ネイがドアを開ける。
エレナ
無意識に呼び止めていた。
ネイ
エレナ
ネイ
ネイが首元に顔を埋め、牙をたてる。
ネイを呼び止めたとき、私は血をあげることしかネイと繋がりがないと感じた。
それが無性に悲しかった。
部屋にはネイが血を飲む音が響き、私は襲う快楽に身をゆだねていた。
ネイ
今日はいつにも増して飲むなあ。 そうぼんやり思っていた時。
ネイ
エレナ
ネイが血を吐き出した。
ネイ
エレナ
ネイ
まだ息苦しそうなネイに問いかける。
エレナ
ネイ
エレナ
エレナ
自分でも訳のわからない怒りに身を任せて感情をぶつける。
ネイ
エレナ
エレナ
エレナ
ネイ
ネイが弁明しようと必死に訴えるが私は止まれなかった。
エレナ
突然、キスされた。
嬉しく、そしてなぜか切なくなった。
ネイ
儚い水音をたてて唇が離れる。
エレナ
ネイ
エレナ
ネイ
エレナ
ネイ
エレナ
それは初めて聞く、ネイの気持ちだった。
好きだと言われたことが嬉しくて、それでいてなぜか切なくて、どうしようもなかった。