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虎杖悠仁
数日前から吐き気と胃のもたれに悩んでいた悠仁は、遂に任務の遂行に限界を感じた。
周りに心配をかけまいと伏黒と釘崎には秘密にして家入の所へ足を運ぶ事にした。
何か悪い物を食べたのかもしれない。そのくらいにしか思っておらず、伏黒や釘崎にバレれば、怒られるのは目に見えていたので。
家入硝子
虎杖悠仁
診察台で、ツゥ…と悠仁のこめかみから汗が垂れたのは吐き気や胃もたれによるものか、はたまた五条を呼ぶと言われて何やらただごとではないという恐怖感からか。
寝て待ってて、と言われたのが合図になり 体調不良から来る疲労の限界で悠仁は、 そのまま意識を失った。
次に目が覚めた時、悠仁の身体は診察台ではなく知らない部屋だった。 だが布団の寝心地が良いのは預けた背中で 分かった。
五条悟
虎杖悠仁
入って来たのは五条だった。珍しく硬い雰囲気に、寝てしまう前の状況を思い出して悠仁の中に不安がよぎる。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
五条悟
虎杖悠仁
五条悟
虎杖悠仁
今まで好き嫌いのしない悠仁だったがここ数日体調を崩してからは、何でも飲んだり食べたりする事が出来なくなっていた。
それは飲みたくないなど我儘を言うのも気が引けたので要らないと言おうとしたが、五条が提案したそれは何故か身体が欲した。
すっかり喉が乾いていたので、炭酸にも関わらずゴクゴクと勢い良く飲んだ。
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
五条悟
男の俺が妊娠していることからして意味がわからないしまだ何の変化もないこの腹の中に命が宿っているなんて信じられなかった。
五条からエコー写真を見せられて本当なんだなぁと思って嬉しかった。
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
悠二は、五条と話し合いをして産むことを 選択して、五条が家入に連絡を取った。家入も、出来る限りのサポートは、すると言ってくれた。
妊娠1ヶ月から3ヶ月目。
気持ち悪いことは何度かあったがなんだこんなもんかと思っていた矢先、悠二は夜中に目を覚ました。と同時に込み上げてくる吐き気。
虎杖悠仁
体を起こしてトイレに行こうとするが頭がガンガンと鳴るように痛い。
虎杖悠仁
隣がもぞもぞと動くのに気付いて五条は目を覚ました。布団をめくると悠二が苦しそうに口を押さえている。
五条悟
こくこくと頷く悠二。 急いで、悠二トイレに連れて行く。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
虎杖悠仁
悠二が、苦しそうに息を吐く。僕は、背中を摩ってどうにか落ち着かせようとするけど、無理みたいで、ずっと苦しそうだった。
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
背中をさすって吐き気が収まるのを待つ。もう全部吐いてしまったようで胃液しか出なくなった。
吐き疲れた悠二が、悟の方にもたれかかってくる。口をゆすがせてひと段落したら悠二も落ち着いたようで、涙目のまま眠ってしまった。
虎杖は、つわりが軽いというより来るのが遅かったようで最近はいつ見ても顔色が悪いといった状況だ。
伏黒恵
伏黒恵
釘崎野薔薇
釘崎野薔薇
虎杖悠仁
虎杖悠仁
さっきまで話していた虎杖が、急にしゃがみ込んだ。
伏黒恵
伏黒恵
虎杖悠仁
伏黒恵
伏黒恵
硬いアスファルトの上ではあるが虎杖を寝かせ、来ていた上着を脱いで枕代わりにする。
五条悟
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
伏黒恵
釘崎野薔薇
そう言って虎杖を五条に託し伏黒と釘崎は 次の任務へ向かった。
つわりは5ヶ月目に入ってもなかなか収まらずそれどころか悪化しているような気さえする
虎杖悠仁
このところ休日ソファで寝たきりになってしまい、任務を休むことも増えた。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
五条悟
気持ち悪いと言うかそんなのずっとだし、身体がだるくて動かす気にもならない。何だかずっと熱っぽい。
五条悟
五条悟
上半身を支えられ少しだけ起こすと五条がクッションで固定してくれる。
小さいスプーンで口に入れられたお粥をほとんど噛まずに飲み込む。久しぶりの食事だ。
皿の半分ほどを食べた時また気持ち悪くなってうっと顔をしかめる。
やばい、また吐き気がくる!
ドタドタとトイレに駆け込み、便器に顔を 突っ込む。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
五条悟
虎杖悠仁
生理的なものなのか目から涙が溢れる。 全て出し切っても嗚咽が残り、涙がボロボロと流れる。
五条悟
五条悟
五条悟
差し出された手を握って、耐える。
虎杖悠仁
虎杖悠仁
虎杖悠仁
口をすすぐ余裕もなく五条に、もたれかかる。
虎杖悠仁
相変わらず息が苦しい。 急にトイレまで走ったせいで偏頭痛がガンガンと鳴るし目眩もする。気持ち悪い、気持ち悪い。
虎杖悠仁
連日ほとん食べ物を食べられず見るからに痩せていた体から力が抜けていく。
五条悟
五条悟
家入硝子
五条が、虎杖を抱えて高専の医務室まで 飛んだ。家入の指示通りに五条は、 虎杖をベットに寝かせる。
五条悟
五条悟
家入硝子
家入は、点滴の準備をして寝ている虎杖に 点滴をした。点滴を開始して、暫く経つと 虎杖が目を覚ました。
虎杖悠仁
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
虎杖悠仁
悠二は、五条に笑顔を見せようとするが、出来なくて悲しい表情になる。
五条は、悠二の悲しい表情を見てゆっくりと悠二に目線を合わせて座り込む。
五条悟
五条悟
虎杖悠仁
虎杖悠仁
家入硝子
虎杖悠仁
虎杖悠仁
家入硝子
家入硝子
五条悟
家入硝子
五条悟