ぬしぬし
⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊⚠️ ⚠️流血表現⭕️⚠️ ⚠️バッドエンド⚠️ ⚠️駄目作⚠️ ⚠️一人称・二人称・三人称の違いあり⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇♀️ パクリ❌ 参考⭕️
⚠️これは物語です⚠️ ⚠️真似は絶対にしてはいけません⚠️ ⚠️内容くっそ重いです⚠️
ぬしぬし
ぬしぬし
ザーッッ
強い雨の日だった。
俺は傘もささずに、立ち尽くしていた。
ッ人が轢かれたぞッッ
早く救急車よんでッッ
雨の音だけが、鼓膜を突いた。
交差点は、酷く荒れていた。
道の真ん中に、歪んだ車。
そのそばに、緑色の傘が転がっている。
持ち手に、“すち”と言う名前。
傘を忘れた俺を迎えに行こうとしてくれていたんだなって、後から理解した。
……ッはぁッ
…はあッ…、ッ
足が動かない。
呼吸ができなかった。
倒れたふたりの姿を見た瞬間、何かが胸の奥で音を立てて崩れた。
泣けなかった。
叫べなかった。
ただ、雨の強い音だけが世界を飲み込んだ。
ザーッッ…
時計の針は止まったまま。
時間も、声も、温度も、全部。
この日、俺の世界は
一度、終わった。
ひと月が経過した時くらいだった気がする。
夜、ひとりで公園に居た時に、出会った男が教えてくれた。
''君の両親は死んだんじゃない''
''殺されたんだ''って。
信号を見ていなかった子どもが、飛び出して
それに気づいた俺の両親が庇って、犠牲になったのだという。
''その子どもは、今ものうのうと生きている''と。
微笑みながら、手を差しのべられた。
''憎い?''
''復讐したいとは思わない?''
''これからどうやって生きていくの?''って。
俺はその人に着いて行った。
人生が終わったも同然なんだから、別にいいだろう。
また始めればいい。
俺は両親を殺した奴を殺す、復讐を目的に殺し屋となった。
その日を境に、俺の第二の人生が幕を開けた。
初めて人を殺したのは9歳の冬。
手が震えて、涙が込み上げてきた。
その度に、思い出した。
“復讐”をするために、俺はここに居ると。
そう思えば、不思議と怖くなかった。
俺と同じ思いをさせる快感を、知ってしまったから。
俺と同じ、“地獄”を見て欲しかったから。
大切なものを奪われた、残酷な世界を
一人にでも多く、味わって欲しかった。
すち
喧嘩をしてから、もうどれくらい経ったのか分からなかった。
梅雨が終わって、湿った空気が乾き始めたころ
夕方の風が、少しだけ熱を含むようになっていた。
俺の中では、その間ずっと葛藤が繰り返されていた。
''みことを殺す。'' ''いや、彼奴の言うことは正しかった。'' ''俺が間違っている?''
頭の中で、その三つの言葉だけが延々とループして、心がどこにも落ち着かない。
みことが眠った後、ナイフを突き刺そうとした夜もあった。
一回じゃない。何度も。
でも、そのたびに身体が動かなかった。
「駄目だ」と、心の奥で誰かが言う。
───俺自身が、俺に言っていた。
すち
………謝る?
でも、どうやって?
俺は_____、
そして今日もまた、沈んだままの夕日が赤く街を染めていた。
蝉の声はまだ遠くて、風が肌にまとわりつく。
強い風が吹いて、反射的に片目を瞑る。
そして、少し顔を上げた。
自動販売機。
「ガシャン」と、缶の落ちる音がして、赤い光の中にみことの姿があった。
しゃがんで、飲み物を取っている。
その横顔は、夕焼けの中で少しだけ柔らかく見えた。
自然と、俺の足は止まっていた。
少し離れた場所。
風の音と、自販機の電子音だけが響く距離。
みこと
みことが顔を上げ、一瞬だけ目が合った気がした。
けれど彼奴はすぐに立ち上がって、飲み物を片手に早足でその場を離れようとした。
''”みこちゃん”でもええよ''
俺の胸が勝手に動いた。
''すちくんが俺の名前を呼んでくれるなら''
すち
掠れた声。
でも、それは確かに届いた。
みことの足が止まる。
背中が、風に揺れた。
だけど、振り返らない。
すち
喉の奥が熱くなる。
あの言葉がやっと口から出たのに、声が震えていた。
すち
足元を見つめながら、震える手をポケットの中で強く握った。
ナイフの冷たさが、手のひらに刺さる。
沈ませようと、強く押し込んだ。
みこと
優しい声が、風に乗って届いた。
震えるほど懐かしい響きだった。
みことがゆっくりと振り返る。
その表情には、怒りも、悲しみもなくて。
ただ、あの日のままの“みこと”がいた。
少しずつ近づいてきて、俺の前で立ち止まる。
みこと
みこと
みことは小さく息を吐いた。
その顔には、後悔の色が滲んでいた。
みこと
みこと
俺は、何も言えなかった。
喉が塞がって、声が出なかった。
沈黙のあと、みことは歩き出して、自販機で買った飲み物を俺に差し出した。
それは、俺がよく飲んでいた缶コーヒー。
よく見ると、片手にもうひとつの缶コーヒーを抱えていた。
みこと
みこと
その顔は、今にも泣き出しそうだった。
だけど、それでも笑おうとしてた。
人間らしい、あったかい顔だった。
すち
俺は缶を受け取って、小さく言った。
すち
すち
みことは、ふっと笑った。
いつもの、あの優しい笑み。
みこと
そう言って、みこちゃんは俺の手を取った。
みこと
指先が温かかった。
そのままみことは、小走りで坂を登っていく。
俺も少し遅れて、その背中を追った。
夕焼けが、俺たちを照らしていた。
風が柔らかく吹き抜けて、夏の匂いがした。
───あの日以来、初めて生きた心地がした。
ぬしぬし
ぬしぬし
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ぬしぬし
コメント
17件
見るの遅れましたっ! 仲直りして良かったー!! だけど、バッドエンドなんだよねー…
お久あぁぁぁぁ! うんうん謝れて偉いねうんうん 👑ちゃんになってる!!👑ちゃんになってる! よしよしどんどん依存してきてるぞいいぞもっとやれ 考察しやすいっすねあざす えちょ考察書いていいすか?!