テラーノベル
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世界の真ん中で
世界の中央で、1つの小さな王国があった
名前は──ルミナ王国
大きな国ではない
国土も広くない
軍隊も強くない
それでも、世界中の人々はその国を知っていた
理由はひとつ
「宝塔」
その最上階には、七つの宝石が飾られていた
銀
緑
黄色
赤
青
紫
そして、黒。
それらは「星片」と呼ばれていた
古い伝説によれば、七つの星片は世界そのものを支える力を持っているという。
しかし、その力を欲しがる者も少なくなった
だからルミナ王国では、星片を決して外へ持ち出さない。
王国の騎士が何百年、何千年と守り続けていた
その日も、
星塔の最上階には、二人の騎士が立っていた。
騎士
騎士2
七つの星片は、いつも通り光っていた。
その瞬間
──ゴォォォォン
騎士
いっかい
──ゴォォォォん
2回
騎士が窓を見る
空には、雲ひとつない
なのに、
鐘だけがなり続ける
3回
4回
5回
6回
そして
7回目
ゴォォォォン!!
騎士
星片が浮かび上がる。
銀。
緑。
黄色。
赤。
青。
紫。
黒。
七つの星片が、まるで何かに引っ張られるように天井へ向かっていく。
騎士2
騎士が剣を抜く
しかし、
空が黒く染まった
そこから
巨大な手が伸びてきた
騎士2
手が七つの星片を一つずつ掴む。
最後に黒い星片を掴んだ瞬間、
王国中に
巨大な亀裂が走った
建物が揺れる。
地面が割れる。
人々が逃げ惑う。
そして、
星塔の最上階にいた騎士が見たものは――
七つの星片とともに、空へ吸い込まれていく王国そのものだった。
騎士
叫び声
その直後
全てが消えた
翌朝
世界地図から、
ルミナ王国は消えていた
最初から存在しなかったかのように
コメント
1件
「星片」がひとつずつ浮かび上がって、最後に黒が掴まれた瞬間、国ごと消えちゃうの……すごく映像が浮かぶー。鐘が7回鳴るカウントも、ただの予告じゃなくて“運命の足音”みたいで、背筋がゾクッとした。ルミナ王国が地図から消えたラスト、余韻が重くて綺麗。続き、すごく気になる。
ライラ🔮🌸🌙
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#オリジナル
ゆいらーめん
55
さら
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