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第三話 人間と鬼
今から、七ヶ月前
瑠璃
瑠璃の母
瑠璃
瑠璃の母
瑠璃の母
瑠璃
瑠璃の母
瑠璃の母
瑠璃の母
瑠璃の母
瑠璃
瑠璃の母
瑠璃
藤の花を集めるのは、
瑠璃
その日の夜
瑠璃の姉
瑠璃の姉
瑠璃
瑠璃
瑠璃の父
瑠璃の姉
姉は、 体の弱い母のお世話もしている
だから、家事はわたしと お姉ちゃんでやっている
瑠璃
瑠璃
瑠璃の父
瑠璃の父
瑠璃の父
瑠璃
瑠璃
瑠璃の姉
瑠璃の父
瑠璃の姉
瑠璃の姉
瑠璃の父
瑠璃の姉
瑠璃の姉
瑠璃の母
瑠璃の母
瑠璃
瑠璃の父
瑠璃の母
瑠璃の母
瑠璃の母
瑠璃
わたしは、これが、
この日が、
家族で暮らす最後の日
だなんて、
思っても見なかった
ドコーン!(玄関が壊れる音)
瑠璃の姉
瑠璃の父
瑠璃
無惨
無惨
無惨
瑠璃
その時はまだ知らなかった
そいつが、鬼舞辻だということを
母は慌てる様子もなく、
私とお姉ちゃんに言った
瑠璃の母
瑠璃の母
煮物を食べるのよ
それが、母の最期の言葉で、
わたしが『一回目の人間』で聞いた、
最期の言葉だった
どのくらい時間が経っただろうか
あたしは、血まみれの部屋から、 外に出た
家の前
瑠璃
瑠璃
今なら分かる
きっと、あの時のわたしは、
鬼だ
瑠璃
瑠璃
瑠璃
瑠璃
瑠璃
大変になった時は、
煮物を食べるのよ
瑠璃
瑠璃
藤の花の煮物…
第三話 人間と鬼 END