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私はあなたのオモチャです

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私はあなたのオモチャです

第2話 - 私はあなたのオモチャです -シーズン1- 第2話

191

2021年04月30日

#ミステリー

#サスペンス

#ドロドロ

冷血アッシュ

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冷血アッシュ

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清隆

私を美緒さんの後見人にさせて下さい…！

美緒

（玄関先で園長に水をかけられていた所を）

美緒

（助けてくれた男の人は清隆と名乗ると）

美緒

（私の後見人になりたいと言い出した）

園長

後見人？こんな汚い子の？

美緒

っ…

清隆

…貴女には彼女の価値が

清隆

分からないんですね…

園長

ハァ！？何ですって…

ドサッ…

美緒

（うそ、札束…！？）

清隆

このお金をお渡ししますので

清隆

美緒さんの後見人にさせて下さい

園長

え…ええ、ええ良いですよ！

園長

今すぐにでも

園長

美緒を引き取ってくれて構いませんよ！

清隆

…ありがとうございます

清隆

じゃあ美緒さん、行きましょうか

美緒

…はい

美緒

（すごい高そうな車…）

美緒

（こんなお金持ちの人が）

美緒

（私を引き取る理由なんて）

美緒

（きっと1つしか無い…）

男職員（回想）

ねぇ、おじさんと一緒に

男職員（回想）

トイレに行かないかい？

美緒

（また、あんな目に遭わなきゃいけないの…！？）

美緒

（不安な中、私を乗せた車は）

美緒

（大きなお屋敷に到着した）

清隆

それじゃあ美緒さん

清隆

早速で悪いけど…

清隆

こちらの部屋に来て下さい

美緒

っ…

美緒

（今度はどんな酷い目に遭わされるの…！）

ガチャ…

美緒

え…！？

美緒

（目の前には）

美緒

（見たことも無いようなご馳走が）

美緒

（テーブルいっぱいに並んでいた）

清隆

好きなだけ食べて良いからね

美緒

で、でも…

清隆

あ、もしかしてお腹は

清隆

そんなに空いてなかったかな？

美緒

そ、そんな事ないです！

美緒

お腹すごく空いてます！

清隆

それは良かった

清隆

じゃあお腹いっぱい食べると良いよ

美緒

（私は初めてのご馳走に）

美緒

（夢中でかぶりついた）

美緒

（お腹がいっぱいになったらお風呂に連れられ、）

美緒

（出るととても綺麗な着物を着せて貰えた）

清隆

いやあ…！思った通り

清隆

よく似合っているよ！

美緒

…うっ、ぐすっ、うぅっ…

清隆

ど、どうしたんだい！？

清隆

どこか痛いのかい？

美緒

違うんです…こんな

美緒

こんな風に優しくされた事

美緒

今まで無かったから…うっ、ぐすっ

清隆

…そうか、それは辛かったね

美緒

うっ、うわあぁぁあんっ

美緒

（私は初めて触れる優しさに）

美緒

（しばらく涙が止まらなかった）

清隆

…落ち着いたかい？

美緒

…はい、ありがとうございます

清隆

良かった、…美緒さん

清隆

実は1つだけお願いがあるんだ…

清隆

聞いてくれるかい？

美緒

お願い、ですか…？

美緒

…はい、私にできる事なら…！

清隆

ありがとう…！

清隆

それじゃあこっちに来てくれるかな

清隆

見せたい物があるんだ

清隆

この部屋だよ

ガチャ…

美緒

…っ！

美緒

（何、ここ…部屋一面）

美緒

（気味の悪い日本人形でいっぱい）

美緒

（…あれ？あの中央のも人形…？）

美緒

（…違う！あれは人形じゃなくて──）

ぎょろっ！

老婆

ああアあぁアアあァあッ

美緒

ひぃっ！

美緒

（私と目が合った瞬間）

美緒

（その老婆は狂ったように叫ぶと）

美緒

（私に突進してきた）

ドンッ！

美緒

きゃぁっ！

老婆

あアぁアあァあッ！

美緒

（そして私を床に押さえつけると）

美緒

（ハサミを取り出した）

老婆

あアぁアあァあッ！

美緒

（そして老婆は奇声を上げると）

美緒

（ハサミを私に向かって振り上げた）