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三ツ谷
気づくと真っ暗な場所にいた
...最後の記憶は確か寝室のはず
三ツ谷
目の前が真っ暗で良い気分ではない
三ツ谷
自分の声が響く
光がなく、真っ暗で何も聞こえず何も見えず
三ツ谷
全く見覚えがない
三ツ谷
ポツリと呟き、歩く
数分歩いて、人の気配がした
三ツ谷
三ツ谷
ドラケン?
三ツ谷
三ツ谷
三ツ谷
表情が見えないが背の高さ、声色、雰囲気、全てがドラケンと一致している
ドラケン?
三ツ谷
ドラケン?
三ツ谷
オレのせい
ドラケン?
オレが、オレが原因でドラケンが死んだ
三ツ谷
三ツ谷
数十秒息が止まり、苦しくなる
三ツ谷
ドラケン?
三ツ谷
視界が歪んでいき、胸が苦しい
ドラケン?
吐き捨てるように言うと後ろを向いて歩き出した
三ツ谷
ドラケン?
ドラケンに向かって手を伸ばす、その手はドラケンに届くことはなく 闇に消えていった
三ツ谷
三ツ谷
..もといた寝室、見慣れた天井
三ツ谷
オレがいたあの真っ暗な空間、あそこは夢だったのだろうか
三ツ谷
寝ていたベットは汗で濡れていた
三ツ谷
三ツ谷
時計を見ると深夜の3時
寝たのが確か12時だったから3時間寝ていたらしい
三ツ谷
あの真っ暗な空間での出来事はなんだったんだろう
オレのせいで、オレが下手なことしたからドラケンが死んだ
三ツ谷
三ツ谷
また汗がダラダラと垂れてくる
だんだんと息が上がる
三ツ谷
苦しい、苦しい、息ができない
そんな時だった、扉がトントントンと音を鳴らした
キィ..バタンッと勢いよくドアが閉まる
夢
三ツ谷
夢
久しぶりにみた夢の笑顔に少し安心する
そんな安心をよそに、夢はオレの腕を引いて外に足を運んだ
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