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ジンペイ

うわぁ……

一同揃って声を上げる

外からの印象と同じく、内部はやはり驚くほど広かった。天井も見上げるほど高い。 そして仄暗く、神秘的な雰囲気さえ漂っている

ジンペイ

わぁ……何だ、この巨大トンガリ

フブキ

円錐……?

マタロウ

大きなトゲ?

コマ

オブジェ?

キュウビ

先進的なデザインだな……

皆で必死にその正体を考えようとするが、上手くいかなかった

そこに、突然何者かの声が響き渡った!

??

よくぞやってきた、Yの力を持つ者よ

ジンペイ

うわぁっ!!トンガリが喋った!!

突如聞こえた謎の“声”。 だがジンペイ達は落ち着いていられず、ひたすらに驚く

キュウビ

古代人からのメッセージ、と言ったところか

フブキ

……何で古代人?

キュウビ

そういうのお決まりでしょ?

マタロウ

ウンウン!確かにー!!

マタロウがメガネをキラリと光らせる。 "お決まり"と言ってしまえばそれまでだ。

??

ここに来る事が出来たキミは、我が力を受け取るに値する。今こそ語ろう、世界に何が起こったか……そして、キミが何をするべきか

唐突な新展開に、皆は思わず気を引き締めた。 マタロウは相変わらず興奮中だが。

マタロウ

お~!世界に何が起こったの!?

メラ

何やら偉そうだな、古代人……!

??

よく聞くのだ……世界……の勢力……そう……ここに……対抗……力を……

レイ

あれ?

メラ

声が聞き取りにくくなったな

フブキ

これは……何かの妨害!?

ジンペイ

おーい!古代じーん!聞こえづらいぞー!

フブキが妨害を疑い、ジンペイは声を張り上げる。

??

この力を使って、……と、戦うのだ。今こそ……

??

.....を....まも.....時...だ

最後まで聞き取りづらい所を残しながら、“声”は聞こえなくなった

マタロウ

終わった……?

レイ

一体何と戦うのでしょう?

その瞬間、今まで“声”を発していた円錐の先端が光り輝いた!

ジンペイ

何だ!?

衝撃の展開の連続。全員が我が目を疑う。 黄色く眩い光は、あたりを飛び回りながらレイ達の前に着地した

光が徐々に消え、眩しさのあまり閉じていた目を開く。 すると、皆の目の前に衝撃の光景が広がっていた

??

ん?……アンタら何?

1回あくびをしてからこちらに話しかけてきたのは、小さな黄色い猫だった!

ゴーグルをつけ、二本足で立ち、しかも言葉を話しているのだから、普通の猫では無いことは確かだ

全く状況が読めない ジンペイが言い返す

ジンペイ

お……お前こそ何だよ

ゴロミ

アタイは、妖怪ゴロミちゃんよ

胸を張った様子で名乗る、"ゴロミ"

レイ

か、可愛い!

猫好きなレイは嬉しそうにしている 皆はゴロミという名前より、“妖怪”という存在の方に驚きが向いている

マタロウ

妖怪……!?

ジンペイ

怨霊か!?

ゴロミ

やれやれ……何も分かってねえな

ゴロミは呆れた様子で妖怪と怨霊の違いについて説明し始めた

皆が聞いている中1人だけ考えていた様子でゴロミを見ている人がいた

レイ

(妖怪...何処かで聞いたことが...)

レイがいくら考えていてもその真実にたどり着くことは出来なかった

ゴロミ

分かったか?ワンランク上のアタイの価値が!

ゴロミの説明が終わるとゴロミは地震満々な顔で言った

メラ

その"ワンランク上"が、何でこんな所にいるんだ?

自慢げにポーズを取るゴロミに、メラが尋ねる。

ゴロミ

あれっ?……何でだろ?

レイ

覚えていないの?

レイはゴロミの目線に合わせるようにしゃがんで言った

ゴロミ

確か、何か偉い人に頼まれたような……う~ん……

レイ

ゆっくりでいいよ ニコ

ゴロミ

!!

レイがゴロミに笑いかけるとゴロミは何か驚いたような顔でレイを見つめる

レイ

ど、どうかした?

ジンペイ

おい!レイ先輩に惚れたなんて言わせねぇぞ!!

マタロウ

多分違うよジンペイ君...

ゴロミの様子にレイやYSPのメンバーは少しばかり心配の様子でゴロミを見る

ゴロミ

あんたどっかで会ったことあるか?

ゴロミが口を開くとレイに以前自分と会ったことないかと聞き出した

レイ

ごめんね私はゴロミちゃんとは初めましてだと思う

それもそうだレイは今日初めてYSPの活動に参加したようなものだ

怨霊などを見ることはできてもそれを倒すことが出来ないレイにYSPの活動は出来ない

ゴロミ

まぁいい!とにかく、お前達の冒険についていかないといけない気がする!……だから着いていってやるよ

ジンペイ

はぁ!?何だよ、その上から目線!!

先程までの様子とは違い上から目線のゴロミにジンペイは苛立っていた

その時だ。 皆の頭上の天井から、眩い光が放たれた!

ジンペイ

何だこれ!?

レイ

どうなってるの?!

光が落ち着き、皆が揃って目を開く

今までYサークルの中に居た筈の皆は、いつの間にやら外に出ていた

レイ

!!

マタロウ

どうやら、外に出されちゃったみたいだね

ジンペイ

収穫は、威張った黄色い猫だけか……

ゴロミ

はぁ!?テメェ!!殺すぞ!!

ジンペイが不満げにため息をつく。 ゴロミは、ジンペイと視線を合わせる為にぴょんぴょん飛び跳ねながら怒った

レイ

ゴロミちゃんダメダメ!!

レイがゴロミを宥め、暴れないように抱き上げた

一同が不思議そうな顔でYサークルでの出来事を思い返していると、どこからか草を踏む足音が聞こえてきた。

レイ

しかも複数の誰かが、こちらに近付いてきている。

ジンペイ

何だ何だ!?

マタロウ

囲まれた!

気付けば、レイ達は謎の集団にすっかり囲まれてしまっていた。 レイ達を囲う生徒達は、皆腕に腕章をつけていた

レイ

ラント君!!

ジンペイ

レイ先輩の知り合いか?

マタロウ

ジンペイ君も会ったことあるでしょ!!

フブキ

生徒会長よ!

ラント

施設内で君達が手に入れた物を渡してもらおう

そう言いながら、ラントが右手を挙げた。 それを合図に、レイ達を囲う生徒会の生徒達は銃と見られる物を取り出し、こちらに向けてきた。 実に物騒極まりない

マタロウ

うわ!?拳銃!?

ラント

安心しろ、電気ショックガンだ。当たってもせいぜい痺れて2時間ほど動けなくなるだけだ

怯えるマタロウに、ラントが説明するが、かえって恐怖を煽る事になってしまった

レイ

安心出来ないよ!

マタロウ

それはそれで怖!?

レイとマタロウが控えめにツッコむ

コマ

話し合う気は更々無いってこと…!?

ジンペイ

そんな脅しに負けるか!

ジンペイは怖気づくことなくラントに言い返す

ラント

力は“奴ら”を引きつける。ソイツを連れていけば、お前達の身に危険が及ぶ

マタロウ

“奴ら”って……?

メラ

意味分かんねぇ

コマ

じゃあ、自分には危険が及んで良いの?

マタロウが不思議そうに言い、ジンペイは不機嫌に、コマはラントの言葉に疑問を持ち問うた

ラント

私は、奴らを充分に知っている。奴らに対抗しうるだけの、知識と能力を持っているのだ

マタロウ

だから、“奴ら”って誰!?

ジンペイ

よく分かんねえけど絶対に渡さん!!

ジンペイはラントに反抗する するとラントは話がつかないと思ったのかレイの方に視線を変えた

ラント

レイお前にも危険が及ぶ
それを私に渡せ...

レイの心配をしているのかそれとも彼の復讐のためなのかラントはレイにゴロミを渡すことを命令した

レイ

ごめんラント君
ゴロミちゃんは渡せない...

レイ

って、あれゴロミちゃん?

レイがゴロミを強く抱きしめようとするが、レイの腕の中にゴロミはいなかった

ジンペイ

は?

見れば、ゴロミは鼻歌混じりにラントの方に歩んでいた

Y学園〜xxx年後の姫〜

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