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休み時間。
他クラスの人に用事があったと言うことを思い出し またあくびをしながら席を立つ。 そう言えばさっきの問題解けなかったんだよな、 解せん。
古町
藤本
凛とした声に振り返ると、 案の定委員長がそこにいた。 さらさらで黒の長髪が綺麗なα。 顔もすごく綺麗で、成績優秀。 みんなの憧れだ。
彼女はもう既にひとりの番をもっており、 そのことを内心死ぬほど羨ましがりながら 平然を装って返事をする。
古町
古町
藤本
古町
わーさすが委員長、仕事ができる…とか思いながら その場でプリントの確認をする。
藤本
熊谷
後ろを振り向くと、困り笑いをしながら ひらひらとプリントを振る人がいた。 見覚えがある…というか、風の噂で聞いた。
藤本
藤本
熊谷
ふわふわした雰囲気で明るい髪の先輩。 この人が委員長の番で、 隠す必要がなくなったうなじには 委員長の歯形がまだうっすらついている。
うっわ委員長歯形まで綺麗。 αに生まれるとそんなもんまで完璧になるわけ?
熊谷
藤本
熊谷
古町
顔をあげると、少し赤くなった先輩と じとーっとした目でこちらを見てくる委員長。
藤本
熊谷
藤本
ううう気まずい。とても気まずい。 絶対引かれたよ… 仲良くもないのに印ガン見するとか…
結局その場からは脱兎の勢いで逃げ、 他クラスの友人への用事を済ます。
藤本
まだ廊下の同じ場所で話していた 委員長と先輩の背中が、とても眩しく感じる。
藤本
藤本
私もそんな恋愛したいなぁ、と呟いたのは 他の人には聞こえていない…と思う。