暑い 暑い 暑くて仕方ないね。 と言っても、扇風機やエアコンが活躍してしまうほどではないというか…。 エアコンが活躍する頃には、もうすでに私は溶けて、最終的に床に染み込んでいることだろうが…。 こんな地獄一歩手前の部屋で、窓を開けて、画面を眺めてくると頭痛がしてくるのだ。 暑いから?寝不足だから? 残念なことに自分が無知なおかげで、何も原因が分からないのだが。 頭痛に悩まされつつ、ほんのりと蒸し暑い部屋でノートを開くと、自身の無能さがはっきりと理解できる、というか、あまりにも下手な字で、聞き流していた授業の内容を水で薄めたような内容が、そこに落ちて、描かれているではないか。 出来ることなら責任転嫁したい所ではあるのだが、結局このノートを書いたのは私なのだ。 あぁいや、学生生活を楽しんでいる私と、今この椅子に座っている私が同一人物とは限らないけれども…ね? 今の所、分裂した記憶はないので同一人物だということにしておくべきか。 正直に言うと、ここまでまともなことを書けている自信が、少しもない。 頭も悪い、文章も書けないようじゃ、生きていける気もしないが……今が楽しければ良いのだろう。 今、楽しいかと聞かれると、そうでもないような気がするがね。
…スマホが鳴った。友人からのメッセージ…いや、クラスメイトのようだ。 グループの…メンバーの欄から追加されたのだろうか。この子と仲良くしていた記憶は微塵もない。 そもそも、彼なのか彼女なのか…それすら分からない相手だ。
明井 香奈
暑い部屋でスマホを起動するのは少々微妙な感じではあるが、気にすることはなかろう。 スマホがスマホなので、メッセージアプリを起動するのに時間がかかる。 1、10……きたっ、ようやく読み込めた。アカウント名がそのまんま本名であることに感謝しつつ(これに関しては、昔の友人の名前が別言語で書いてあり、誰か分からなかったことがあるためである)メッセージを読む。
明井 香奈
おっと、今のご時世あまりよろしくない発言だっただろうか。まぁ、別にいいか。 卯月 くるみは割と丁寧な男であった。突然連絡して申し訳ないだとか、なんだとか、そんなことばかり言ってきた。 いや、そんなに気にしなくてもいいのになぁ。とにかく、なんだろうか、その、高校生とは思えないくらいの文章であったが、問題が一つ。
明井 香奈
文章の中に私ではない人の名前が入っていた。いや、確かに似てはいるんだけど、ちょっと違うって言うか。 私の名前って、明井 香奈なんだけど、文章の中の名前は香菜で…いやこのくらいなら文字間違いしただけ?絶対間違ってるってわけじゃなさそう? 曖昧なところではあるね。
明井 香奈
勢いのある謝罪メッセージが来た。 『ごめんなさい送り先を間違えましたすみません忘れてくださいすみませんでした』…みたいな、急いで書いたんだろうなぁ、みたいな文章がそっと来たから、ちょっと笑ってしまった。内容が内容だからすぐ謝った方が良いと思ったんだろう。 まぁ、カースト上位の女の悪口じゃあね…私もあの子嫌いだから、正直言ってどうでもいいんだけど。 こんな微妙に暑い日にも、愉快なことはあるものだね。
明井 香奈
歯磨きもせずに布団に入るのはどうかと思うが、今日ばかりはいいや…と思って、そのまま寝ることにした。 返事だけしてね!
卯月 くるみ
まずい、やってしまった。 明日の朝?彼女が言いふらしていて?何かしら起きてしまったら? また母さんに迷惑をかける羽目になるわけか……。 はぁ、もういいや、一旦寝よ…。
卯月 くるみ
……… いや、寝れるわけあるか!!!! あんなバカやらかしてそのまま寝れるわけが……。 あ、通知…。 もうそろそろ寝なきゃだし、あんまり遅くまで携帯を使ってると怒られるけど…あっ、さっきの人だ…。
卯月 くるみ
卯月 くるみ
メッセージ、確かにそこには『わかる』とだけ書いてあった。 彼女も…雲母とかいうのに対して何かしら文句があったのだろうか。 涼しい部屋で、仲間を見つけた上に告げ口される心配すら消え失せて安心した。 安心したせいか、眠くなってきた…ようやくか…。
卯月 くるみ
本当に寝そう、と思った時に考えたが、もしこれが適当な相槌だったらどうしよう。 …それについて考える暇もなく、寝てしまったのだけれど。
あ??チャット形式難しすぎますね!?
ちょいちょい書きます…多分ね…。
基本はメモにSS書いてた身なので、あんまりこういうの得意じゃないんですけど、頑張ってみますよ👍
あ、あとここまで読んでくれて大感謝です。 元がメモに書いてたやつなので、ちょっと地の文が多すぎますね!
まぁ、今後ともよろしくお願いします。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!