橙
はぁっはぁっ…。
橙
赤、!!!!
橙
赤!!!!
橙
どこにいるんや、?!
後ろからギャーギャー言われる中
俺は必死に赤を探す。
橙
っ…
遅いなぁーなんてことを考えながら
呑気に待つ。
さっきから怒鳴り声もうるさいし、
誰来たのかな、
そんな時、乱暴に扉が開いた。
赤
…?
赤
母さn
橙
っ…赤っ、!!!!
俺は急に抱きしめられた。
赤
!?
赤
橙…?
橙
学校来いよ…
橙
心配するじゃんか…
そういい、涙を流す橙を
見ていることしか出来なかった。
橙
…このあざってさ、
橙
親、?
赤
……さぁね、
橙
っ…ごめんなさい、
赤
…は?
橙
俺、疲れちゃって、
橙
赤、素っ気ないし、
橙
意味あんのかなって思って
橙
赤を愛すの諦めちゃった、グスッ
橙
ごめんなさい、、
弱々しい声で言う彼に
何も言えない。
許せるわけじゃないし、
許したい訳でもない。
謝られたって元には戻らない。
俺が全部悪くて
勝手に橙に謝らせてることなんて
とっくのとうに分かってる。
分かってるのに何も言えないのは
俺の性格の悪さの証拠かな。
橙
今度はこんな目に遭わせないから、
橙
お願い、学校に来て、、
赤
…橙には青ちゃんがいるじゃん、笑
橙
そんなの関係ない、
赤
関係大ありだし、
赤
同情なんかいらない、
赤
俺が欲しいのは本当の愛だけだよ、笑
赤
橙から貰うのは結構ムズいと思うんだけど、笑
橙
っ…笑わんといて、、
赤
えっ、?笑
橙
無理して笑う赤なんて見たくないねん、
橙
自分勝手でごめんやけど、
…ほんとにそういうところが
嫌い。
好き。
赤
…しょうがないじゃん、、笑
赤
無理してでも笑わないとやってけないんだもん、笑
赤
青ちゃんたちはどうしたの、?
橙
…青たちは玄関にいると思うで、
赤
そ、
赤
ていうことは、今青ちゃんたちは
赤
母さんたちの相手してんの、?笑笑
橙
…そうやけど、?
赤
なんて言われてんのかな、、笑
赤
ウケる笑
橙
どこがや…、
赤
え〜?笑えない?笑
橙
俺は笑えんな、、
赤
あっそ〜、
赤
てか早く青ちゃんたちのとこいきなよ笑
橙
…今は赤のところにいたい、
赤
…そっ、
少し目から水が
出そうになったのは俺も不思議。