優菜
(啓太くん……!
啓太
いやマジごめんってーwwwわりぃわりぃwww
優菜
(今日もラブレターどっさり貰ってたし……
優菜
(告れる人羨ましいな……
優菜
(まあワイみたいな陰キャ女子が告っても断るでしょうね!
啓太
……
美佳
あ、優菜ー!私啓太くん所「行ってくる 」からこれ捨てといて―
滅茶苦茶汚い雑巾が入っている。
牛乳でも拭いたのか、異常に臭い。
優菜
うう……!
独特な臭いを乗り越え、優奈は教室に戻った。
優菜
(ん、あれは……っ
放課後のことだった。
美佳
啓太くん……私、ずっと隠してたけど……
美佳
私、あなたの事が好きなの……
美佳
付き合ってください……!
啓太
すまんの。そりゃ聞けないな……
美佳
どうして……!?
啓太
それは秘密だよ。
そりゃなんともロマンチックな失恋だった。
教室を泣きながら飛び出す美佳を見るとなんだか笑えてきた……
よし、ここからが私の正念場だ。
優菜
啓太くん、またまた、悪いけど……
優菜
私、あなたに惚れちゃったんだ。