涼子
涼子
泣いている私の背後に現れたのは
「風弥の女帝」潮崎涼子。
綾音
彼女は私の1つ上の3年生で、
物凄い美人な.......
ヤンキー、もとい女帝である。
アッシュグレーのショートヘアはミステリアスな雰囲気を醸し出していて、
猫のようなつり目は気の強そうな印象だ。
綾音
綾音
涼子
涼子
綾音
私はいそいでトイレから出ようとするが
自分の前髪がこんな有様なのをすぐに思い出す。
綾音
涼子
綾音
涼子
涼子さんは私の前髪をじっと見つめる。
綺麗な女の先輩にこんな醜い姿を見せてしまった。
目の前の美女と自分を比べてしまい、また悲しくなる。
涼子
綾音
涼子
綾音
猫のような目が私を見つめる。
綾音
涼子
綾音
学校一の美女兼女帝にこんな悩みを相談する日が来るとは.......
綾音
綾音
涼子
綾音
教室に戻ろうとした私を、涼子さんが呼び止めた。
涼子
綾音
涼子
涼子
綾音
涼子
綾音
涼子
綾音
そう言われると私は涼子さんに腕をひかれ、
屋上へとやって来た。
綾音
綾音
昨日に引き続き屋上へ侵入してしまった。
それに加え授業もサボってしまった。
綾音
なんてよくわからない感動を覚えていると
涼子
龍夜
綾音
綾音
屋上の影で寝ていた神城龍夜に涼子さんが声をかけた。
涼子
龍夜
神城龍夜がこちらをちらりと見る。
綾音
綾音
自分の前髪が酷いことを思い出して咄嗟に隠す。
龍夜
涼子
2人が私をじっと見つめる。
綾音
私は昨日のことを涼子さんに説明し、
さっきあったことを神城龍夜に説明した。
涼子
龍夜
涼子
綾音
涼子
涼子
龍夜
涼子
綾音
いわゆる不良仲間って奴か.......
涼子
綾音
龍夜
涼子
環
綾音
話しているところにいきなり飛び出てきたのは
黒髪タレ目のかっこいい男子。
環
龍夜
涼子
涼子
綾音
綾音
龍夜
環
涼子
綾音
環
綾音
環
フレンドリーすぎる彼に戸惑っていると、
急に両手を力強く握られた。
綾音
環
にこっと顔を綻ばせる彼に、思わずときめいてしまう。
龍夜
神城龍夜が話を遮り涼子さんに問いかける。
涼子
綾音
環
環くんは私のガタガタの前髪をじっと見つめた。
龍夜
綾音
綾音
環
そう言うと環くんはダッシュで屋上を出ると
ほんの数分で大きなカバンを持って戻ってきた。
綾音
環
環
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