TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

もうすぐクリスマスになる日、

学校の通学路、

私の隣に歩くのは 幼馴染みの朝陽。

私達はクリスマスのことで 話に花を咲かせていた。

もうすぐクリスマスだね。

朝陽

そうだね。

駅前はイルミネーションきれいなんだって。

行ってみたいなぁ…。

朝陽

んじゃ、行ってみるか?

え?

朝陽

クリスマスイヴの日に。

うん。

行きたいっ!

片想いの相手の朝陽と クリスマスイヴに遊べるのは たのしみだった。

わぁ…きれい…。

クリスマスイヴ当日。

私は美しいイルミネーションに 目を奪われていた。

朝陽

俺さ、好きな人がいるんだ。

唐突だった。

心の準備も何もできてないのに。

朝陽

クリスマスに告白したいんだ。

朝陽

突然ごめん、いつも近くにいた
お前だけには知ってもらいたくて。

そうだったんだね…。

応援、するよ。

朝陽

ありがとう!

私の恋したその名のとおりの 太陽のような笑顔を浮かべ、 朝陽は笑ってみせた。

時間だね。今日はこれで解散に
しようか。

朝陽

うん、バイバイ。

おやすみ。

朝陽の姿が見えなくなったとたん、 目の前のイルミネーションが ぼやけた。

なぜか、そんなの分かっている。

私が、泣いているから。

知ってた、実らない恋だってことは。

朝陽はクラスの人気者だから。

泣くな、私。

そう思って、一歩踏み出した。

明日はクリスマスを誰と過ごすの だろう。

来年はクリスマスを誰と過ごすの だろう。

そんなの、分からない。

私は、この景色を 生涯忘れないだろう。

―あわてんぼうのー ーサンタクロースー

ークリスマス前にやって来たー

街中から音楽が、聞こえる。

あわてんぼうのサンタクロース さん、

私のクリスマスプレゼントは、 ささやかな幸せを下さい。

そう願う。

雪が、降った。

今日はホワイトクリスマスイブ。

私はきっと、

この日を一生忘れない。

さようなら、私のクリスマスイブ。

さようなら、私の好きな人。

さようなら、私の淡い初恋。

ー明日は幸せを届けて下さい、ー

ーサンタさんー

この作品はいかがでしたか?

101

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚