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カヤからのメッセージで目が覚めたのは 週明けの朝の事だった
カヤ
アキラ
なんて急な誘いだろう しかもカヤからの誘いなんて カケルと、3人で……?
アキラ
アキラ
アキラ
カヤ
カヤ
カヤ
アキラ
どんな思惑、背景があったとしても 今は1度でも多くカヤに会える理由が欲しい
そんなチャンスが向こうから飛び込んできたんだ。手放しで喜んでもバチは当たらないだろう。
アキラ
アキラ
四年生ということもあって大学の講義はほとんどないが、それでもきちんと出席しておかないと就職に響いてしまう。
就活自体は終わっているので、先の心配はする必要は無いが目先の生活費がかかっている アルバイトだって欠かせない
アキラ
浮かれ足のまま僕は身支度をして 大学へと向かった。 ただひとつ、懸念があるとすれば……。
アキラ
二限の社会経済論Ⅱの授業には何とか間に合った。僕は出席手続きを済ませ、後部の座席に腰掛けた。
正直興味のない科目で学びたいことも特にないため、開幕から退屈を予感していた。
アキラ
学生生活最後の夏休み それまでの夏休みはただ日常の繰り返し というようなあまりに平凡な毎日だった
正直、人生でここまで心動かされている夏は 後にも先にもやってこないだろう
アキラ
ぼんやりと講堂を見渡しながら、カヤとの嬉しさとは別にやましい妄想に花が咲く。
浴衣越しにもカヤのスタイルの良さは誰の目から見ても整っていた。 それが海と言うのならば否が応でも男にならないわけがない。
アッシュの髪靡く(なびく)艶めく肌に揺れる山々……。ちょうど前席にかける彼女のような……。
アキラ
ん?アッシュの髪?前席?
アキラ
思わず二度見するとそこには僕がよく知るこの夏を惑わす女神が腰掛けていた
アキラ
アキラ
急に意識が現実に引き戻された とはいえ講義中、いきなり声をかけるわけにもいかない
アキラ
カヤは真剣な眼差しでノートをとっては壇上の初老の教授の講義に聞き入っていた
一方の僕といえば、馬鹿みたいに長いこのおっさんの話が一刻も早く終わるのを待ち望んでいた。
終鈴と同時に僕は席を立ち上がり、カヤに声をかけた
アキラ
カヤ
アキラ
アキラ
カヤ
アキラ
カヤ
アキラ
カヤ
カヤ
アキラ
カヤ
カヤ
カヤ
アキラ
カヤ
アキラ
アキラ
カヤ
言いかけたカヤの言葉の先が気になってはいたが、深く考えないようにしようと思った
僕らはそのまま食堂へ向かった 浮かれていた僕は背後の影に気づくことは無かった