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僕の通う小学校では今ある噂で持ちきりだ それは山奥に住むお金持ちのおじさんの事

そこにはすごいお宝が眠ってるとか……

それについてみんなでワイワイ話したり 中には考察なんかもする人もいる

僕はあまり興味がなかった そもそもお金持ちなんだからお宝の1つ2つ 普通にあるだろうから

そんなに気になる事でもなかった しかし今僕はそのお金持ちのおじさんが 住んでいる家の前まで来ている

理由は友達の龍樹(たつき)が 興味を持ってしまったからだ

龍樹は僕の唯一の友達 表面ではなくちゃんとした友達だ

彼はクラスの中心のような人物で その明るい性格から誰からも好かれていた

まぁこの手の人はだいたいお馬鹿である そこも彼の魅力なんだろう

そんな彼がこの噂を聞いて行くと言った 彼は1人で行くつもりだったらしいが 何かあったらと思い僕もついて行く

それが今の状態である

龍樹

お前興味無いんだろ?

あんまりないよ

龍樹

なんで着いてきたんだよ

龍樹が心配だから

もっと言えば説得して帰らせようと思って

龍樹

ここまで来て帰れるかっての

他の家に入ってもの盗んでって

それは犯罪だからやめさせないと

龍樹

あれだろ?

龍樹

ふほーしんにゅうてやつとごーとーてやつだろ?

分かってるならやめようよ

龍樹

俺はそれでもやめないから

龍樹

実はお宝もそうだけど1個気になる事あってさ

気になること?

龍樹

なんでこのおじさんこんな山奥に住んでんのかなって

龍樹

それにこんなにおっきなお家街にあったら有名になると思うんだけどなぁ

言われてみればそうだね…

なんでこんな山奥に大きなお家建てたんだろうね

龍樹

おっ!興味湧いたか?

ちょっとだけね

でも行く気はあんまりないよ

龍樹

それじゃあ俺は行っちゃうからな

あ!龍樹!!

龍樹は家の前の柵をよじ登って 敷地内に入ってしまった

止めるために追いかけなきゃ!

龍樹を止めるために僕も中に 入ってしまった

龍樹

ん〜なんだこれ?

龍樹!

龍樹

なんだ結局来たのかよ

だって龍樹が心配だから…

龍樹

お前は俺のお母さんか何かかよ

ち、違うよ!

龍樹

そんな事よりこれなんだと思う?

これ?

龍樹の指さす場所には ハンドルのようなものがあった

ほんとだ…

龍樹

庭の外れにこれあるって

ハンドルだけがここにあるんじゃなくて?

龍樹

んなわけねぇだろ

龍樹

だってこの家庭の手入れとかしっかりしてるんだぞ!?

言われてみればそうだ

龍樹の元に行くまでに辺りを見渡したが 草刈りもしていて花も皆元気だった

そんな人がこんなものをそこら辺に 捨ておくなんてありえない

じゃあ尚更これなんだろうね

龍樹

ハンドルなら回せるんじゃねぇか?

龍樹

ちょっと回してみるか

え!?

龍樹は地面にあるハンドルを回し始めた キュルキュルと音を立てて回るハンドル

家主に見つからないかが心配ではあるが 心のどこかでは見つかってもいいなんて 考えていた

見つかれば龍樹も渋々だが帰るはず だから見つかってもいいと思ってしまう

龍樹

お!開いたぞ!

開いた?

僕が物思いにふけてる間に 龍樹はハンドルを回し終えていた

龍樹が開いたと言ってその開けた場所を 指さす…そこには階段だけがあった

龍樹

隠し部屋みたいなのあったぞ!

え?行く気なの!?

龍樹

当たり前だろ!

龍樹

この先にもしかしたらお宝あるかもしれないだろ

もうここまでにしようって……

龍樹

じゃあ先行ってるわ!

僕の言葉は彼には通らないようだ

龍樹は何かに夢中になると周りが 見えなくなるんだろうか

それと共に静止しても聞く耳は持ってない これはちょっと厄介だ

乗り気ではないが僕は龍樹の後を追う

子供の力ではとても重たい鉄の戸を開けて 階段にと降り立つ

そして慎重にその重たい扉を閉じる

扉を閉じたことで地下空間には 光が一切入ってこない暗黒の世界にと 変わってしまっている

龍樹

やっと来たかよ

待ちくたびれたと言わんばかり 近づいてくる人影

先進んでないの?

龍樹

暗くてなんも見えねぇんだよ

僕スマホ持ってるよ?

龍樹

ナイス!明かりつけてよ

分かった

携帯のライトをつけて周りを見る もしかすると電気をつけるボタン のようなものがあるかもしれないからだ

あ!ボタンみたいなの見つけた

龍樹

押してみてくれよ

うん

ボタンを押すと地下空間に明かりが灯る どうやら電気をつけるものだったようだ

龍樹

電気ついたけどちょっと暗いな

天井にある明かりは着いたり消えたり これを繰り返し不気味な雰囲気を作ってる

一応スマホのライトも付けていくよ

龍樹

じゃあお前が先頭で頼むよ

仕方ないな…

先は暗くてよく見えない 明かりはあるにしても恐らく長いこの階段

慎重に進むために足元を照らして 確実に1歩ずつ降りる

……入ってきてからどれくらい 時間が経ったのだろうあれからずっと 下に下に歩いている

龍樹

もう俺足痛てぇよ

僕もだけどそれなら上に戻る?

龍樹

ここまで来たからには最後まで進もうぜ

龍樹ならそういうよな……

龍樹

分かってるなら聞くなや

ん?あれは?

やっと見つけた最下層 1番下には扉があった

龍樹

お宝部屋だなあれは!

龍樹

俺がいっちば〜ん!

走ると危ないよ!

後ろにいた龍樹は元気よく前に出て 扉を開けて中にと入っていく

龍樹

うわすげぇ〜!!

僕も慎重に階段をおり龍樹のいる部屋の中 にと入ってみる

そこには壺や絵画などいかにも高そうな 物が乱雑に置かれている

龍樹

これ全部お宝だろ!!?

ス、すごいね……

なんかもう言葉に出来ないよ

龍樹

この中から一つだけ持ち帰ろうぜ

持ち帰れそうなものなんてなくない?

龍樹

それを探すんだろ!

この宝の量に僕も当初の目的である 龍樹を帰すというものを忘れ お宝を探すことで頭がいっぱいになった

なるべく小さいのにしないとね

龍樹

いいね〜

龍樹

やっとお前もこっち側にノッてきたな

ちょっと楽しくなってきて

龍樹

それじゃあ手分けして探すぞ!

うん!!

業者

ほんとにいいんですか?

おじさん

あぁ構わんよ

業者

この下に沢山お宝があるんですよね?

おじさん

妻の趣味で集めていたものだ

おじさん

私にそれを売ることは出来てない

おじさん

それは妻を売ったと同じだと私は感じるからだ

業者

そうですか…

おじさん

やっと踏ん切りが着いた

おじさん

あそこにあるものを見れば妻を思い出してしまう

おじさん

だからそれその物を無かったものにしたい

業者

そうですか……

業者

それでは早速ですが作業に移っても?

おじさん

あぁ……お願いしたい

若い作業員は作業に移る

今ではガラクタと化したもの達を もう見ることないものにしたく

鉄の戸を溶接で開かないようにして そのあとハンドルを切り取り その上に土を被せる

おじさん

もう終わったか?

業者

一応終わりました

業者

とりあえずこの上に土を被せましたが…

おじさん

それでいい

おじさん

ありがとうな

業者

いえいえ

業者

それではお会計の方に

おじさん

あぁ…

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