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僕の通う小学校では今ある噂で持ちきりだ それは山奥に住むお金持ちのおじさんの事
そこにはすごいお宝が眠ってるとか……
それについてみんなでワイワイ話したり 中には考察なんかもする人もいる
僕はあまり興味がなかった そもそもお金持ちなんだからお宝の1つ2つ 普通にあるだろうから
そんなに気になる事でもなかった しかし今僕はそのお金持ちのおじさんが 住んでいる家の前まで来ている
理由は友達の龍樹(たつき)が 興味を持ってしまったからだ
龍樹は僕の唯一の友達 表面ではなくちゃんとした友達だ
彼はクラスの中心のような人物で その明るい性格から誰からも好かれていた
まぁこの手の人はだいたいお馬鹿である そこも彼の魅力なんだろう
そんな彼がこの噂を聞いて行くと言った 彼は1人で行くつもりだったらしいが 何かあったらと思い僕もついて行く
それが今の状態である
龍樹
僕
龍樹
僕
僕
龍樹
僕
僕
龍樹
龍樹
僕
龍樹
龍樹
僕
龍樹
龍樹
僕
僕
龍樹
僕
僕
龍樹
僕
龍樹は家の前の柵をよじ登って 敷地内に入ってしまった
僕
龍樹を止めるために僕も中に 入ってしまった
龍樹
僕
龍樹
僕
龍樹
僕
龍樹
僕
龍樹の指さす場所には ハンドルのようなものがあった
僕
龍樹
僕
龍樹
龍樹
言われてみればそうだ
龍樹の元に行くまでに辺りを見渡したが 草刈りもしていて花も皆元気だった
そんな人がこんなものをそこら辺に 捨ておくなんてありえない
僕
龍樹
龍樹
僕
龍樹は地面にあるハンドルを回し始めた キュルキュルと音を立てて回るハンドル
家主に見つからないかが心配ではあるが 心のどこかでは見つかってもいいなんて 考えていた
見つかれば龍樹も渋々だが帰るはず だから見つかってもいいと思ってしまう
龍樹
僕
僕が物思いにふけてる間に 龍樹はハンドルを回し終えていた
龍樹が開いたと言ってその開けた場所を 指さす…そこには階段だけがあった
龍樹
僕
龍樹
龍樹
僕
龍樹
僕の言葉は彼には通らないようだ
龍樹は何かに夢中になると周りが 見えなくなるんだろうか
それと共に静止しても聞く耳は持ってない これはちょっと厄介だ
乗り気ではないが僕は龍樹の後を追う
子供の力ではとても重たい鉄の戸を開けて 階段にと降り立つ
そして慎重にその重たい扉を閉じる
扉を閉じたことで地下空間には 光が一切入ってこない暗黒の世界にと 変わってしまっている
龍樹
待ちくたびれたと言わんばかり 近づいてくる人影
僕
龍樹
僕
龍樹
僕
携帯のライトをつけて周りを見る もしかすると電気をつけるボタン のようなものがあるかもしれないからだ
僕
龍樹
僕
ボタンを押すと地下空間に明かりが灯る どうやら電気をつけるものだったようだ
龍樹
天井にある明かりは着いたり消えたり これを繰り返し不気味な雰囲気を作ってる
僕
龍樹
僕
先は暗くてよく見えない 明かりはあるにしても恐らく長いこの階段
慎重に進むために足元を照らして 確実に1歩ずつ降りる
……入ってきてからどれくらい 時間が経ったのだろうあれからずっと 下に下に歩いている
龍樹
僕
龍樹
僕
龍樹
僕
やっと見つけた最下層 1番下には扉があった
龍樹
龍樹
僕
後ろにいた龍樹は元気よく前に出て 扉を開けて中にと入っていく
龍樹
僕も慎重に階段をおり龍樹のいる部屋の中 にと入ってみる
そこには壺や絵画などいかにも高そうな 物が乱雑に置かれている
龍樹
僕
僕
龍樹
僕
龍樹
この宝の量に僕も当初の目的である 龍樹を帰すというものを忘れ お宝を探すことで頭がいっぱいになった
僕
龍樹
龍樹
僕
龍樹
僕
業者
おじさん
業者
おじさん
おじさん
おじさん
業者
おじさん
おじさん
おじさん
業者
業者
おじさん
若い作業員は作業に移る
今ではガラクタと化したもの達を もう見ることないものにしたく
鉄の戸を溶接で開かないようにして そのあとハンドルを切り取り その上に土を被せる
おじさん
業者
業者
おじさん
おじさん
業者
業者
おじさん