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マンちゃん、? マンちゃんがどぉしたのぉぉぉ!?
追加ステージ
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BONUS STAGE FIGHT!!
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ロボロの武器は、エキシビション用の木の棒ではなく、すでに片手剣を持っていた。 エーミールもまた、ひとらんらん戦で使っていた鉄パイプを拾い上げ、応戦の。準備をする。
ロボロの剣戟は、ひとらんらんの上位互換と言ってもよかった。 攻撃は重く、素早い。 しかも低い位置からの攻撃は、背の高いエーミールにとって非常にやりにくい。
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ナレーションにキレないでください。
それはさておき。
エーミールは、大昔のトンロボとの戦いの記憶を手繰っていった。 しかし、あの時の武器、地の利、何よりもゾムの存在がないこの場において、圧倒的戦力差のあるロボロに勝てる要素を見いだせずにいた。
勢いの強いロボロの攻勢を利用し、鬱先生戦で失敗した場外を決めようにも、猿のように跳ね回るロボロにその手は通じなかった。
殺らなければ殺られる。
ここもまた、生死をかけた戦場なのだ。
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しかし、どうすれば。
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背後からエーミールを煽る元凶の声。 エーミール殺意が増す。
無意識にグルッペンに目を遣り、エーミールに閃きが走った。
エーミールはロボロから一定の間合いを取りながら、グルッペンに向かって走る。
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言うより早く、エーミールはグルッペンが腰に下げていた軍帽と乗馬鞭を掠め取ると、ロボロに向かって転進を始めた。
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エーミールが入閣して割とすぐのころ。 ロボロに雑面について聞いたことがあった。
思った以上に、視界の問題はない造りになっているということで、普段から装着していても問題はない。 むしろ、他人に視線を悟られることがないから、これはこれで便利だと。
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エーミールはグルッペンから奪った軍帽を、ロボロの顔面めがけてフリスビーのように投げつけた。
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投げられた帽子を、ロボロは片手で叩き落とした。 だが、帽子の次に目に入って来たのは、横回転で飛んでくる乗馬鞭。
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当然ロボロにはそのような小細工が通用するはずもなく、乗馬鞭もまた叩き落されたが、気がつけば肝心のエーミールの姿が見えない。
人間はたいがいにおいて、目の前で動くものに気を取られやすい。 そんな現象が立て続けに起きれば、ロボロのような歴戦の兵士でも気を取られてしまう。
隙ができてしまった。 ロボロはエーミールを見失った。
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ロボロの真後ろから、ターゲットの声がした。 そう思った刹那、エーミールはロボロの背後から両襟を交差で掴み、力の限り締め付けた。
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背後のエーミールを振りほどこうにも、エーミールの両脚はロボロの腕と体を挟み、締め付けていた。
さすがのロボロも、これでは身動きが取れない。
ひとらんらん戦で見せた、《敵》となった時のエーミールの馬鹿力と集中力は、ロボロ自身が体感している。
あの時は、自分とトントンの二人がかりで、何とかエーミールを止めた。 だが、今回はどうする?
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頸動脈が強く締め付けられる中で、ロボロは何とか窮地を脱出する方法を考えようとした。
だが、脳に行き渡る酸素量が極端に減ってきたため、考えがまとまらない。意識も途切れ途切れとなってきた。
ロボロを絞めるエーミールの手は緩まない。 武器商人としてかいくぐってきた死線は、ロボロすら追い詰めていく。
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意識が段々遠くなる。 ロボロの口端から、泡が溢れている。薄れゆく感覚の中で、それだけを感じーー
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ロボロの頸動脈を絞めていた力が、突如なくなった。 拘束されていた腕も、感覚だけを残すのみである。
その代わり、氷山のように冷たく重い空気が、ロボロにのしかかる。
いや、ロボロだけではなかった。 真っ先に気配を感じたエーミールは、慌ててロボロから手を離すと、気配のする方を見つめた。 そして、絶望の汗が、背中を伝った。
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vs ロボロ 勝者 エーミール (TKO) 対戦成績 4−1