テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
406
425
体調が治ってから数日
ようやく、 いつもの日常が戻ってきた
mf
帰り支度をしていると、教室の扉が開く
?
聞き慣れた声
振り返ると、 じゃっぴが手を振っていた
jp
mf
自然に返事をする
少し前なら、 こんなやり取りにも照れてたのに
今はもう、当たり前になりつつあった
夕焼けに染まった道を、二人で並んで歩く
jp
mf
jp
mf
そう答えると、 じゃっぴは少しだけ安心したように笑った
その笑顔を見るたび、胸の奥が温かくなる
しばらく歩いていると、公園の前で足が止まる
jp
mf
jp
mf
ブランコに腰を下ろす
夕方の公園は静かで、 風邪だけが木々を揺らしていた
jp
mf
jp
少し間が空く
jp
その一言に、 思わず視線を落とした
mf
jp
即答だった
jp
胸が、また小さく鳴る
どうしてこの人は
こんなに真っ直ぐなんだろう
mf
jp
いつもの笑顔
でも、 その笑顔が今日は少しだけ眩しかった
ブランコを軽く揺らしながら、空を見上げる
少しずつ、青色が濃くなっていく
jp
mf
jp
約束
そういえば、そんな話をしてたっけ
mf
jp
迷いのない返事
jp
その言葉が、嬉しかった
mf
jp
mf
言った瞬間、 少しだけ恥ずかしくなって顔を逸らす
jp
隣で、 小さく息をのむ音がした
jp
mf
jp
そう言って笑うじゃっぴに、今度は俺の心臓が大きく跳ねた
言わなきゃよかった
……でも
少しだけ、言えてよかったとも思う
夕焼けの空は、 ゆっくり夜へ変わっていく
その色を、 二人で並んで見上げていた
コメント
7件
めっちゃいい………! 「楽しみにしてる」って言って照れちゃうmfくんも、言われて喜んでるjpさんも可愛い!
す き
Onemu☆☀︎さん、第6話「帰り道」拝読しました。体調が戻ってからの穏やかな日常が、夕焼けと風の描写に溶け込んでいて、とても温かい気持ちになりました。じゃっぴさんの「もふくんが苦しそうなの見るの嫌だもん」という真っ直ぐな言葉に、胸がきゅっとなりましたね。そして「言わなきゃよかった」と思いつつ「言えてよかった」と揺れるもふくんの心情が、すごくリアルで好きです。二人で並んで空を見上げるラストシーン、この先の約束を思わせて素敵でした。