とある田舎でおじいさんが一人暮らしをしていました。 彼は庭で畑を作るため土を耕したいと思っていました
父
今年も耕せそうにないなぁ…
ですが高齢の彼にはその畑の土が固すぎて掘り返すのはとても困難でした
父
フレッドさえいてくれれば…
父
昔は2人で楽しかったんだがなぁ…
昔は一人息子のフレッドがよく手伝ってくれたのですが、息子のフレッドは今刑務所にいるのです。
彼は服役中の息子に一通の手紙を書きました。
フレッドへ 本当に残念だが、今年もどうやらジャガイモを植えられそうにない。 もう歳で庭を掘り起こせないんだ。 お前がいてくれればどんなに良いかと思うよ。 父さんより
数日後、フレッドから返事が来ました
父さんへ 庭を掘っちゃいけない。 死体を埋めたのは庭なんだ。 フレッドより
翌日
父
どちら様でしょうか?
警察
警察です
警察
ここの畑にあなたの息子さんが死体を埋めたとの証言がありましたので、検査させていただきます
父
は、はぁ…
警察官はおじいさんの畑を全て掘り起こしましたが、死体は見つかりませんでした。
警察
申し訳ありませんでした。
同日、もう一通の手紙が息子から届きました
父さんへ ジャガイモを植えるなら今だよ。 俺に出来ることはそれしかなかったんだ。 フレッドより
解説者
解説です
解説者
息子は警察が手紙を読むと想定した上で嘘の手紙を書きました。
解説者
その結果、おじいさんには固かった土の畑が警察官により掘り起こす事が出来たのです。
解説者
怖いようで、何だか心温まる話でした。







