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翠
今回はプロローグ
命
俺と翠のちょっと昔の話、かな
翠
じゃ
START
父親らしき人
ﾎﾞｺｯﾄﾞｶﾞｯ
翠
ｶﾞﾊｯ
翠
ゔぅ……
父親らしき人
このｯ！役立たずがｯ!!ﾎﾞｺｯ
父親らしき人
無能力者め!!ﾎﾞｺｯﾄﾞｶﾞｯ
翠
ごｯごめんｯなさい…!
父親らしき人
ﾎﾞｺｯﾊﾞｷｯﾄﾞｺﾞｯ
翠
あ"ｯ!!
母親らしき人
ちょっと、うるさいわよ
父親らしき人
ちっ、仕方ないだろ
父親らしき人
こんな奴が居るから行けないんだ
母親らしき人
そうね
母親らしき人
全く……
さっさと消えてくれないかしら
父親らしき人
……あぁ、そうだな
とっとと死んでくれないか
父親らしき人
お前なんて
母親らしき人
あんたなんて
俺/私の子供じゃない
翠
ごめんなさい……
翠
生きていてごめんなさい
翠
産まれてきてごめんなさい
父親らしき人
ちｯ、さっさと俺の視界から消えろ
翠
はｯい……
翠
ﾄｺﾄｺ
母親らしき人
……そろそろかしら
父親らしき人
あぁ
命
(掃除中)
父親らしき人
ちっ、邪魔だ！ﾄﾞｶﾞｯ
命
ｯ!ﾄﾞｻｯ
母親らしき人
あら、あなた！
父親らしき人
おぉ、いたのか
母親らしき人
えぇ、このクズが何かやらかさないか、見張っていましたの
父親らしき人
そうだったのか
父親らしき人
おいｯ!俺のレディに手を煩わせるなんて、何してるんだｯ!!
命
すｯ、すみませんｯ…!!
父親らしき人
ﾄﾞｶﾞｯﾊﾞｷｯﾊﾞｺｯ
命
あ"がｯ……!
父親らしき人
さっさとどっか行け！
命
はい…
父親らしき人
ったく…
さっさと消えてくれよ
目障りだ
命
……ﾄｺﾄｺ
翠
………
翠
もう、限界…
翠
さっさと、こんな家
翠
出てしまおう…
ｶﾞｬｰﾝ(窓割った)
父親らしき人
なんだ?!(遠くから)
母親らしき人
何?!(遠くから)
翠
……さようならﾋｭﾝｯ(飛び降りた)
命
……俺だって消えたいよ
命
こんな所から、逃げたいよ
命
…そうだ、逃げればいいんだ
命
よし、準備…と言っても、持ってくの少ないな
ｶﾞｯｼｬｰﾝ(窓割った)
父親らしき人
な、なんだ?!(遠くから)
母親らしき人
きゃ、何？何の音?!(遠くから)
命
…じゃあな
命
腐った野郎どもﾋｭﾝｯ(飛び降りた)
翠
私の家は、代々強力な能力者だった
翠
その中でも、私の両親は、そこそこ強い能力者みたい
翠
その中で私は産まれた
翠
だから、親戚にも、親にも、結構期待されてたんだ
翠
幸せだったなぁ…
翠
……
翠
だけど、4歳の時
その幸せは、跡形もなく消え去った
翠
その時は、能力診査があったんだ
翠
診査の人が、私をみた時、絶望してたなぁ
翠
私は幼いながらも悟ったよ
翠
『私、無能力者なんだ』って
翠
その時から、だったよ
翠
親が変わっちゃったんだ
翠
急に冷たい態度を取って、暴力を振るって、暴言を吐いて
翠
そんな親が、私は大嫌いだった
翠
すｯごく、大嫌いだったｯ!!!
命
俺の両親は、有名な能力者だった
命
強くは無かったけど、父親は警察官、母親は裁判官だった
命
その中で、俺は産まれた
命
『有名になる』って『能力が強い』って『有能だ』って、期待されてた
命
だけど、そんなのは一瞬だったよ
命
親とか、親戚とかの態度が急変したんだ
命
能力診査の時さ
命
……………
なんとなく、予想してたよ
命
……馬鹿みたい
命
無能力者だからって、そんなに態度が変わるもんなのか？
命
急に冷たいなって、暴力振るって、暴力吐いて
命
何がしたいの？
命
俺は、そんな親や親戚が、嫌いだった
命
大ｯ嫌いだ!!!
翠,命
だから
翠
私は
命
俺は
逃げ出したんだ
翠,命
あんな、家から
翠,命
あの、大嫌いな人達から
主ー！
なんか、長かったっすね
主ー！
すみません
主ー！
次回から物語始まります
主ー！
では、
ヾ('ω'⊂ )))Σ≡ｻﾗﾊﾞ
ヾ('ω'⊂ )))Σ≡ｻﾗﾊﾞ
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