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コメント
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監督
監督
飛び交うスタッフの声
L
なんたって皆の視線が、りうらに向いてる。
煌々と焚かれるフラッシュ
時折鳴る澄んだシャッター音
L
スタッフ
監督
スタイリスト
L
りうらは上機嫌でスタジオを出る
L
うん、いい調子
モデルの仕事量は右肩上がり
大手商品メーカーの広告モデルの 話もまとまったし
事務所とか世間での知名度も いい感じに上がってるし、
人生イージーモード♪
L
L
Y
L
Y
Y
L
L
Y
マジメな顔でアニキが言う。
Y
Y
L
りうらはスマホを片手に問う
Y
赤信号で車が止まる。
L
思わぬ話にスマホを落とす
Y
Y
俺の動揺なんて無視してアニキが続ける
Y
Y
L
俳優。昔、ほんとに大昔 志して
自分の才能と
運に絶望して、
諦めたはずの、俺の夢。
ここ2年はモデル業ばっかりで 演技からは離れてたし
正直、できる気がしない。
けど、モデルとして成功して
形は少し違えど、もう1度 夢を見るチャンスがきたんだ。
Y
L
アニキの声を遮って言う。
L
Y
というわけで、俺は今ホスクラにいます。
L
なんて、今さら考えても仕方ない
受けたからには、 本物のホストになってやる。
アニキには「行動力の鬼やな」 って言われたけど、
L
そんな思考を遮る 中音域のハスキーボイス
N
N
軽口を叩いて、ハイテンションウェイウェイ系のホストが 隣に座ってくる。
N
あー…こういうのって本名言うの微妙かな、
L
N
N
そう言うと柔い笑みを浮かべるニコさん
L
N
N
そう言って少し離れたテーブルに向かっていく。
L
ホストってやっぱチャラいのか
思ってたよりイタいな…w
L
L
N
ほんと、何のために来たんだ
もしかして彼女が俺の担当とか？
それなら刺される前に逃げなきゃ()
N
…ま、金落としてってくれるなら なんだっていいけどさ
N
俺は客の手を取って言う
客
N
そう“王子様”の顔で返す
N
客
N
近づいてくる内勤を 視界に、言葉を止める
スタッフ
さやか、ってのは俺の太客で、
エースになろうと頑張って 最近通い詰めのありがて〜 やつ。
N
N
客の手の甲に口付けをして尋ねる。
客
N
チームメンバーに ヘルプを任せて席を立つ。
N
俺は微笑んで、さやかの隣に座る。
N
さやか
さやか
いーかんじに育ってんね〜ww
N
少し物憂げな表情で俺は言う
さやか
あﾞー…だっる。
こーゆーときは、
N
N
そう言って落ち込んだ雰囲気を出す。
さやか
N
さやか
N
N
深く息を吐き出して、 ソファに倒れ込む。
スタッフ
内勤
キャスト
スタッフ
キャスト
N
内勤
スタッフ
そう言われた俺は、 アウターを羽織って店を出た
ドアが開く音がして、 ニコさんが出てくる
L
N
N
L
N
N
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