蒲原
意味が分かると怖い話
蒲原
スタート
蒲原
俺はある日突然、謎の組織に連れ去られ、謎の空間に閉じ込められた。
蒲原
真っ暗で何も見えない。
蒲原
一緒にいた友人はどうなったんだろう。
蒲原
同じく捕まったのだろうか。
謎の男
「君にはゲームをしてもらおう。
謎の男
なぁに、簡単さ。
謎の男
この真っ暗な空間で、空間内の人間を殺せばいい。
謎の男
ちなみに、この空間には君を含め二人の人間がいる。
謎の男
さて、この空間内にある拳銃を見つけ出し、人を殺してごらん。
謎の男
生き残った方を出してあげよう。」
蒲原
「何て悪趣味なんだ。」
蒲原
しかし、こういうゲームの展開はだいたい決まっている。
蒲原
どーせ、この空間にいる人間ってのは俺の友人なんだろう。
蒲原
カツン、と音がした。
蒲原
足に何か当たったのだ。
蒲原
触れてみると、
何か冷たくて固いものだった。
何か冷たくて固いものだった。
蒲原
なんてこった。
蒲原
先に俺が拳銃を見つけてしまった。
蒲原
本当に、友人を殺せば俺は助かるんだろうか。
蒲原
いや、駄目だ。
蒲原
あいつは大事な友人なんだ。
蒲原
殺せない。
蒲原
俺には彼女もいないし、
両親とは仲が悪い。
両親とは仲が悪い。
蒲原
彼女もいて、
両親から愛されている友人が生き残るべきだ。
両親から愛されている友人が生き残るべきだ。
蒲原
俺は拳銃をくわえ、
カチリと音を立てる引き金に触れた。
カチリと音を立てる引き金に触れた。
パン!!パァン!!
蒲原
銃声は2つ聞こえ、
見ず知らずの男が生き残った。
見ず知らずの男が生き残った。
【解説】
『この空間には君を含め二人の人間がいる』
つまり、この空間には
蒲原(語り手)と『見ず知らずの男』しかいない。
友人なんて実はいなかった。
しかし、語り手は
相手が友人だと思い込み、
自殺をしようとした。
見ず知らずの人は
『なんて悪趣味なんだ』という言葉や
最後に引き金を引く音によって
語り手の位置を把握し発泡。
語り手は自殺するために発泡。
そのため、銃声が2つ聞こえ、
見ず知らずの人が生き残った。
見ず知らずの人は
殺すつもりで撃ったのか、
それとも
自分が殺されると思い、
正当防衛で撃ったのかはわからない。
見ず知らずの人にとって
「相手は自殺した」
とは考えづらいだろうから、
「自分が殺したんだ…」
という想いを胸にこれから生きていくのだろう。
その生き方もまた
地獄のように感じる。






