律
2話目
魔王
今日から魔法特訓だ!
魔王
お前たちには勇者倒しに手伝って貰うからな!よろしく頼むよ!
魔王
じゃあ我の魔力を分けるからな
いくぞ!
いくぞ!
律
体が熱い?!
魔王
いい感じのようだな
魔王
じゃあそれを体内に出すイメージをしてみろ。出すものはなんでもいいぞ
律
!!
律
火が出た!?
楓
俺は光!
澪
僕は水が
魔王
良しいいだろう
魔力も充分入ったことだ
魔力も充分入ったことだ
魔王
もっと強くなれるよう
イメージ力を今より高めて
まともに使えるようにするんだぞ!
イメージ力を今より高めて
まともに使えるようにするんだぞ!
はーい!
律
うーん…
律
イメージ力を今より上げるって
言ってもさ〜
言ってもさ〜
律
どうすりゃいいんだよ
澪
もっと大きな魔法をイメージ
してみるとか?
してみるとか?
律
なるほどなー
楓
てかお前らさ…
楓
この異世界の事とか全然
気になりもしないのか?!
気になりもしないのか?!
律
確かに
澪
確かに
僕らなんでここに
来ちゃったんすかね
僕らなんでここに
来ちゃったんすかね
楓
外とか言ってみようぜ!
律
それは…
澪
さすがに危ないような気がするっす
楓
そっかー
律
とにかく今はイメージ力を
あげることに専念しようぜ
あげることに専念しようぜ
楓
そうだな
澪
そうだね
数時間後
楓
わからんなぁ
律
それなぁ
澪
分かりますぅ
楓
てか前から思ってたんだけど
楓
澪くんってなんで俺にだけ
敬語なの?
敬語なの?
澪
いやだって律はお兄ちゃんだから
いいとして楓さんは年上じゃないすか
いいとして楓さんは年上じゃないすか
楓
なるほど?
楓
まぁとにかく皆魔法はどんな感じだ?
律
俺はまあまあ大きくなったん
じゃないかなレベル
じゃないかなレベル
澪
僕は結構いい感じかも
楓
ちなみに俺はちょっとくらい
しか変わってないかも
しか変わってないかも
魔王が部屋に入ってきた
魔王
お前ら今どんな状況だ?
律
えーと
俺がまあまあで
俺がまあまあで
澪
僕は結構いい感じで
楓
俺が少しくらいしか変わってないっす
魔王
じゃあ澪
魔王
お前の魔法を見してみろ
澪
…!
澪
はい…
澪
行きますよ…
…ハッ!
…ハッ!
槍のような形をした水が 木の枝を切り落とした
魔王
ほう
本当にいい感じではないか
本当にいい感じではないか
魔王
そのまま精進し続けるといい
澪
…!
ありがとうございます!
ありがとうございます!
魔王
ほか2人もまあ頑張るんだな
律
はーい
楓
あーい
魔王
…
魔王
そうだお前ら我が勇者を倒したい
理由を知りたいだろ?
理由を知りたいだろ?
律
はい…
(別にあんま気にならないけど)
(別にあんま気にならないけど)
魔王
そう…
我たち魔王一族は勇者を倒すことが
伝統で勇者が来たら若手が倒すこと
になってるんだ
我たち魔王一族は勇者を倒すことが
伝統で勇者が来たら若手が倒すこと
になってるんだ
魔王
我以外は全員勇者を倒しているのに
何故か我の時だけ1万年待っても勇者
が来ないんだ
何故か我の時だけ1万年待っても勇者
が来ないんだ
律
そうだったんすか
魔王
伝統なのに
律
…
魔王
えっと…
魔王が無言で部屋から出ていった…
澪
なんか気の毒だね
律
そうだなー
律
じゃあ俺達も頑張るか!
おう!
律
てことで2話終わりです
魔王
てかなんで年下が先に
魔法上達するんだよ
魔法上達するんだよ
律
…
魔王
えっ
魔王
…
律
…
改行が変なことに 投稿してから気づいてしまった…
おわり!







