テラーノベル
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白く無機質な診察室に、医師の淡々とした、けれど酷く残酷な声が響いていた
医師
医師
手渡された診断書を見つめる私ーー
のあの指先が、微かに震える
一ヶ月
あまりにも短すぎる、唐突に突きつけられた終わりの秒読み
ショックで目の前が真っ白になりそうな私の脳裏に、真っ先に浮かんだのは、自分のことではなく
いつも一緒に笑い
くだらないことで大騒ぎしている『カラフルピーチ』のメンバーたちの顔だった
病院を出ると、夕暮れ時の冷たい風が、私の桃色の髪を優しく揺らした
スマートフォンを開くと、からぴちの連絡用チャットには、今日も賑やかな言葉が溢れている
じゃぱぱさんの突拍子もないメッセージに、たっつんさんやゆあんくんたちが笑い、どぬやなおきりさんが和ませる
そこは、私にとって何よりも大切で、眩しいほどの愛に満ちた「家」だった
noa
私の胸を、言いようのない恐怖と切なさが支配する
みんなが大好きだから、死にたくない
本当のことを言って、みんなに甘えたい
けれど、優しすぎるみんなは、きっと自分のために活動を休み、泣き崩れ、最期の瞬間まで寄り添ってくれるだろう
そして自分が死んだ後、深い喪失感に囚われ、からぴちという場所を見るだけで涙を流すようになるかもしれない
最悪の場合、自分が作った大切な居場所が、自分の死によって壊れてしまう
noa
noa
夕日に照らされる街並みを見つめながら、私はぽつりと呟いた
みんなが自分の死で泣かないようにするための、唯一の方法
それは
自分が死ぬまでに、全員から徹底的に嫌われて、縁を切られることだ
嫌いな奴が死んでも、人はそこまで深く傷つかない
「あいつなんて、いなくなってせいせいした」と思わせることができれば、残されるみんなの傷は最小限で済むはずだ
そのためには、普段のみんなを優しく包み込む、ふわふわとした「のあ」を消さなければならない
みんなが大好きだと言ってくれる、お菓子作りもすべて封印する
冷徹な、誰も近づけない仮面を被るんだ
シェアハウスへと続く静かな夜道を歩きながら、私はスマートフォンの画面をそっと閉じた
誰も見ていない夕暮れの中、我慢していた大粒の涙が、私の頬を次々と伝って地面に落ちていく
noa
noa
震える声で、誰にも届かない謝罪を夜空に紡ぐ
胸を掻きむしられるような罪悪感と悲しみを、涙と一緒にすべてこの場所に置いていくように、のあは袖で乱暴に目元を拭った
次に顔を上げた時、その瞳から、いつもの太陽のような温かさは完全に消え去っていた
冷たく、トゲのある、見知らぬ「仮面」をその心に張り付けて
私は、愛する仲間たちが待つシェアハウスのドアへと、ゆっくりと手を伸ばした
#学校革命!!
コメント
4件
のあさん!?

これは神作の予感
みずもちさん、ピンク色の仮面と涙の誓い、拝読しました……。のあちゃんの「みんなを守るために嫌われる」という選択、胸がぎゅっとなりました。あの診察室の冷たい空気と、チャットの賑やかさの対比が切なくて。夕暮れの中で涙を拭って仮面をつけるラスト、本当に心に残りました。でも、のあちゃんが選んだ道、やっぱり苦しいですよね……続きが気になります!