テラーノベル
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ガチャリ、と重い音を立てて、シェアハウスの玄関の扉が開いた
noa
入ってきた私は、いつもなら「ただいま戻りましたよ!」と満面の笑みでみんなに告げるはずだった
しかし今の彼女の顔には、どこかつんとした、冷ややかな表情が張り付いている
リビングのソファでは、じゃぱぱさんを筆頭に、ゆあんくんやたっつんさんたちが動画の編集や雑談をして賑やかに過ごしていた
私の姿を見つけると、ゆあんくんがパッと顔を輝かせて駆け寄ってくる
yuann
japapa
じゃぱぱさんが私の手元を見て首をかしげる
ゆあんくんは無邪気に私の袖を軽く引っ張りながら、いつも通りの、人懐っこい笑顔を向けた
yuann
yuann
その無垢な言葉に、私の胸の奥がドクンと跳ねた
いつもなら、「ふふ、いいですよ! 今からみんなの分、たくさん焼きますね!」と喜んでキッチンへ向かうはずだった
本当は、みんなの「美味しい」という笑顔が世界で一番大好きだったから
一瞬だけ、私の心が温かい喜びで満たされそうになる
noa
noa
私は心の中で激しく頭を振り、自分の心に冷酷な冷水を浴びせた
そして、差し伸べられたゆあんくんの手を、冷淡な仕草でパッと振り払う
noa
yuann
ゆあんくんの動きが止まる
私は、凍りつくような冷たい瞳でゆあんくんを見据え、刃物のような言葉を突き刺した
noa
noa
低く、抑揚のない声音
リビングの空気が、一瞬で凍りついた
いつもならどんな冗談にも笑って、お菓子作りを生きがいにしていたのあの口から出たとは信じられないトゲのある言葉
tattunn
tattunn
tattunn
たっつんが不快そうに眉をひそめ、声のトーンを落とす
じゃぱぱさんも、困惑した目で私を見つめていた
だが、私はお構いなしに、さらに冷たく言葉を重ねた
noa
noa
それだけを言い放つと、のあはメンバーたちの呆然とした視線を背中に浴びながら、振り返ることもせず、足早に廊下を歩いていった
パタン、と自分の部屋の扉を閉めた瞬間
部屋の鍵をかけると同時に、私の張り詰めていた糸が、ぷつりと切れた
noa
立っていられなくなり、私は扉に背中を預けたまま、ズルズルとその場に座り込んだ
自分の部屋という、誰の目もない安全な檻
次の瞬間、我慢していた涙が、堰を切ったように目元から溢れ出し、ポロポロと桃色の衣装を濡らしていく
胸を押さえ、激しく襲ってくる心臓の痛みに耐えながら、のあは膝に顔を埋めて声を殺して泣いた
noa
noa
本当は、みんなの喜ぶ顔が見たかった
大好きなキッチンで、みんなのためにクッキーを焼く、あの特等席が大好きだった
noa
noa
薄暗い部屋の中、誰にも届かない謝罪の言葉を、私は何度も、何度も、壊れた人形のように静かに呟き続けた
心に張り付けたビターショコラのような苦い嘘が、私自身の心を、ボロボロに引きちぎっていた
コメント
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うーんあまりに神作

