主
わんだほーい!
瑞希
あれ?これ出すの遅くない?w
主
申し訳ございませんでしたー!!!
瑞希
今回はボクがメインだねー
主
曲はあの夏が飽和するです
瑞希
少し長くなるかもー
主
スタート
瑞希
あれ?類?
類
瑞希…
瑞希
どうしたの?こんな所で
類
…昨日…人を殺してしまってねポロポロ
類はそう言った
瑞希
え
梅雨時
ずぶ濡れのまま
ボクの家の前で泣いていた
類
…ポロポロ
瑞希
とりあえず家にあがりなよ
類
そうさせてもらうよ
瑞希
とりあえず服はお父さんのしかないから
瑞希
これ着て
類
ありがとう…
瑞希
(まだ夏が始まったばっかだよ)
瑞希
(すごく震えてる)
そんな話で始まる
あの夏の日の記憶
瑞希
ねぇ…類…
類
なんだい?…
瑞希
誰を殺したの?
類
司くんさ…
瑞希
え
類
僕はもうここに居られないから…
類
出ていくよ
そんな類を見てボクは
瑞希
なら…ボクも連れて行っても
類
瑞希…
瑞希
さっそく出かける準備しなきゃだね
類
そうだね
瑞希
えーと
瑞希
財布を入れて
瑞希
…ナイフも一応ね
瑞希
携帯もゲームも持っていこ
瑞希
よし!こんなもんかな
瑞希
類ーお待たせー
類
瑞希…
瑞希
ん?
類
これ全部いらないの?
瑞希
うん
瑞希
いらないものは全部壊していこ!
瑞希
それとこの写真も
瑞希
この日記も
瑞希
今のなっちゃっもういらないからね
類
そうかい…
瑞希
じゃあ行こっか!
類
あぁ
人殺しと
ダメ人間の
瑞希
(類とボクの旅だ)
そしてボクたちは逃げ出した
この狭い世界から
瑞希
(家族も)
類
(クラスメイトのみんなも)
瑞希
(何もかも捨てて)
類
(僕と瑞希で)
遠い遠い場所で2人で死のうよ!
瑞希
もうこの世界に価値なんてないから
瑞希
人殺しなんてそこら中湧いてるし!
瑞希
…(類は悪くないよ)
類
…(瑞希は…悪くないのに)
結局ボクらは誰にも愛された事がないんだ
そんな嫌な共通点で
瑞希
(ボクは類を信じあってきたのかな?)
瑞希
類!
類
瑞希?
瑞希
早く行こ!グイ(類の腕を引っ張る)
類
あぁ
瑞希
(類の手を握た時…若干震えもなくなってる)
瑞希
(誰にも縛られないで類と2人で線路の上を歩いて)
絵名
瑞希!!!
寧々
類待って!
瑞希
!類逃げよ!
類
あぁ
2人で逃げて
どこにも行けそうな気がした
今更怖いものなんてボク達にはなかった
額の汗も落ちたメガネも
瑞希
今となっちゃどうでもいいね!
瑞希
あぶれ者の小さな逃避行だ!
いつか夢で見た優しくて誰にも好かれる
瑞希
(主人公なら)
ボク達も見捨てずにちゃんと救ってくれるかな
瑞希
そんな夢なら捨てたよ!
類
現実を見て…
瑞希
シアワセの4文字なんてなかった!
類
今までの人生で思い知った
瑞希
自分は悪くないってきっと誰もが思ってるもん!
あてもなく彷徨う蝉の群れに
水も無くなり揺れ出す視界に
迫り狂う鬼たちの怒号に
絵名
─────!
寧々
────────!!
瑞希
w
馬鹿みたいにはしゃぎ合い
類
…
類
スッ…(ナイフを取り出す)
ふと類はナイフとった
瑞希
類?何してるの?
類
瑞希が今までいたからここまで来れたんだ
瑞希
類?
類
だからもう…いいよ
瑞希
類何言ってんの?
類
死ぬのは僕だけでいいよ
瑞希
ダメ!類!
そう言って類は首を切った
瑞希
類?…
何かの白昼夢を見ている気がした
絵名
瑞希!
気づけばボクは捕まって
寧々
類?類!
類がどこにも見つからなくて
類だけがどこにもいなくて
そして時は過ぎていった
ただただ暑い日が過ぎていった
瑞希
(家族も)
瑞希
(クラスの人達がいるのに)
類だけがどこにもいなかった
主
終わり!
瑞希
ばいちゃー
主
ばいちゃ