主
瑞希
主
瑞希
主
瑞希
主
瑞希
類
瑞希
類
類はそう言った
瑞希
梅雨時
ずぶ濡れのまま
ボクの家の前で泣いていた
類
瑞希
類
瑞希
瑞希
類
瑞希
瑞希
そんな話で始まる
あの夏の日の記憶
瑞希
類
瑞希
類
瑞希
類
類
そんな類を見てボクは
瑞希
類
瑞希
類
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
類
瑞希
類
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
瑞希
類
瑞希
類
人殺しと
ダメ人間の
瑞希
そしてボクたちは逃げ出した
この狭い世界から
瑞希
類
瑞希
類
遠い遠い場所で2人で死のうよ!
瑞希
瑞希
瑞希
類
結局ボクらは誰にも愛された事がないんだ
そんな嫌な共通点で
瑞希
瑞希
類
瑞希
類
瑞希
瑞希
絵名
寧々
瑞希
類
2人で逃げて
どこにも行けそうな気がした
今更怖いものなんてボク達にはなかった
額の汗も落ちたメガネも
瑞希
瑞希
いつか夢で見た優しくて誰にも好かれる
瑞希
ボク達も見捨てずにちゃんと救ってくれるかな
瑞希
類
瑞希
類
瑞希
あてもなく彷徨う蝉の群れに
水も無くなり揺れ出す視界に
迫り狂う鬼たちの怒号に
絵名
寧々
瑞希
馬鹿みたいにはしゃぎ合い
類
類
ふと類はナイフとった
瑞希
類
瑞希
類
瑞希
類
瑞希
そう言って類は首を切った
瑞希
何かの白昼夢を見ている気がした
絵名
気づけばボクは捕まって
寧々
類がどこにも見つからなくて
類だけがどこにもいなくて
そして時は過ぎていった
ただただ暑い日が過ぎていった
瑞希
瑞希
類だけがどこにもいなかった
主
瑞希
主