ジェル
かつかつ,と廊下に足音が響く
首領室に向かう廊下はなんといっても長い。
でも俺は歩みを止めることはしない。
なぜなら…
この場所に危機が迫っているからだ。
俺はNo.3のため,首領とNo.2に知らせなくてはならないという大事な仕事がある。
…
すた,と立ち止まる音と同時に
こんこん,とノック音が響き渡る
そのノック音が響き終わるのと同時に
入っていいぞ
と,首領の声が聞こえる。
その声を聞いた俺はそのまま
扉の取手に手をかけ,
がちゃ,と扉を開ける
ジェル
ななもり。
ジェル
ジェル
ジェル
ジェル
ジェル
ななもり。
ななもり。
ジェル
ジェル
ジェル
ななもり。
ジェル
ジェル
ジェル
ななもり。
ジェル
ななもり。
ななもり。
ななもり。
ジェル
ななもり。
ジェル
ななもり。
ジェル
コードネームの呼び方じゃない…
ということは…
ななもり。
"幹部"ではなく"仲間"と思いたい。
要するに…甘えたい,ということか…
ジェル
ななもり。
ジェル
ジェル
ななもり。
戻るという時に見せた首領の微笑みは
幹部の俺らにしか見せない
だから俺らは首領に従う。
と,当たり前のようなことを頭に浮かべ
がちゃ,と扉を開け
首領室からこの身を出し
またがちゃ,と扉を閉めた。
…またこの長い廊下を渡らなくてはならないのか,
という気持ちを持ちながら
早く幹部に伝えなくてはならないため
先程より歩みを早める。
廊下を走ることは禁止されているため
出来るだけ早く歩む。
と考えている間に幹部がいるであろう部屋の扉の前に着いた。
がちゃ,と扉を開け
辺りを見回すと,
そこには
ころん
ころん
相棒でNo.4の青しかいなかった。
ジェル
ジェル
ころん
ジェル
ジェル
ころん
ころん
ジェル
俺は先程,首領と話したことを青に話す
すると青は
ころん
と言いながら,欠伸をし背筋を伸ばしている
ジェル
ころん
ジェル
そんな他愛もない話をしていると
さとみ
と,少し呆れたような顔をしたNo.2の桃が部屋に入ってきた。
ジェル
さとみ
ジェル
俺は先程青にも話した首領との会話を桃にも話した
すると桃は微笑みながら
さとみ
と,やる気に満ちたような顔をしている
ジェル
さとみ
ジェル
ジェル
さとみ
ころん
…
さとみ
ころん
ジェル
ころん
さとみ
この2人はよく口喧嘩をする
桃は腹が立っているのか、無言でいる
するといつも俺はこう言う
ジェル
ジェル
すると2人は同時に
ころん
さとみ
と謝り合う
すると2人はにこりと笑い,
仲直り!
と言う
ジェル
ころん
さとみ
ジェル
ジェル
さとみ
ジェル
さとみ
と言いながら桃は取手に手をかけ
扉を閉める音が聞こえるのと同時に
かつかつ,と廊下に響く足音が
部屋にも聞こえる
久しぶりだな…首領と一緒に仕事をするの、
首領の足だけは引っ張ってはいけない
いやまあみんなの足引っ張っちゃだめなんだけどな
さとみ
と,るぅりーぬペアが見えた俺は
名前を呼びながら早歩きで廊下を抜ける
莉犬
るぅと
さとみ
ジェルから聞いた話をそのまま話す
すると2人は
莉犬
るぅと
と,やる気に満ちた顔で言う
さとみ
莉犬
るぅと
さとみ
莉犬
るぅと
なんか疲れた…から終わり
てか没作品になるような気配が…
まあいいでしょう…
次回は♡25で
おつ主~!!