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冥界の守護者

第20話 - 紫のアネモネ

310

2025年06月07日

#司類

#冬彰

#寧々えむ

#こは杏

#瑞類

あかまる🍓🐾໊

庭園

ルイ

(あ、咲いてる。)

ルイ

(ふふ、綺麗に咲いてくれると嬉しいね。)

アキト

ルイさんて、花好きですよね。

ルイ

相変わらず、君は突然現れるねぇ…

アキト

すみません。少し前からいたんですけど。

ルイ

おや、気付かなかったな。何か用かい？

アキト

あぁ、はい。聞きたいことがあって。

アキト

この間監獄で話していた、死神の始祖について、教えてください。

ルイ

！

アキト

あの後、結局詳しく聞けなかったので。

ルイ

…

ルイ

死神の始祖…カナデさんは、1番最初の死神であり、死神を作った人だ。

アキト

作った人？

ルイ

カナデさんは僕らとは違い、冥界で生まれ、生まれた時から死神の役割を担っていた。

ルイ

けれどやがて、1人で死神の仕事をこなすのが困難になり、死神を増やすことにした。

ルイ

僕らのような「天国にも地獄にも相応しくない魂」を死神にするというのは、カナデさんが考えたんだよ。

アキト

あぁ…なるほど。たしかに"作った人"ですね。

ルイ

あぁ。

ルイ

僕もとてもお世話になってね…尊敬してたんだけど、

ルイ

ある日…突然、消息不明になってしまったんだ。

アキト

消息不明…？消えたんですか？

ルイ

あぁ。何の前触れも無く、突然ね。

ルイ

…これは、本当に遠い昔…僕にバディもいない頃の事さ。

アキト

へぇ…

ルイ

さて、彼女についてはこのくらいでいいかな？

アキト

…ルイさん、本当は悪霊を統率しているのが誰か、知ってるんじゃないですか？

ルイ

…

アキト

確信は無かったにしても、本当は気付いてたんじゃないんですか。

ルイ

……さぁ、どうだろうな…

ルイ

もし、気付いていたけど、それを誰にも言わなかった…と言ったら、君は僕を責めるかい？

アキト

別に。責めてもどうにもなりませんし、責める程の事でもありません。

アキト

ただ…すぐ1人で何でも抱え込む所は、好きじゃないです。

アキト

…まだ、貴方が逃げ込める場所は無いんですか？

ルイ

……

アキト

そりゃあ、ここには貴方以上の死神はいません。

アキト

けど…トウヤも、俺も、そんなに頼りになりませんか…？

ルイ

…そんな事ないさ。君たちは優秀だし、頼りにさせてもらってるよ。

アキト

それは…仕事面だけで、ですよね。

ルイ

…

アキト

俺たちはそうじゃなくて、人として、頼って欲しいんですけど。

ルイ

僕は…

ルイ

僕は最年長だよ。可愛い後輩に甘えるわけにはいかないさ。

ルイ

でも、君らのことはちゃんと頼りにしてるよ。

アキト

……そうですか、

ルイ

それにしても、突然どうしたんだい？そういう事を言うなんて、珍しいね。

アキト

…突然でも、珍しくもないです。

アキト

貴方が気付いてくれなかっただけで、ずっと言ってましたよ。トウヤも、俺も。

ルイ

…

ルイ

…そうかい。それはすまないね。

ルイ

(頼って欲しい、か…)

ルイ

(頼りにしてないわけじゃないんだけどな…)

ルイ

(信じるということも、頼るということも…こんなに難しいんだね、)

ルイは花が好きなんだね。

ルイ

？！

ルイ

カ…

司

？

ルイ

あ…つ、司くんか…

司

すまん、急に声を掛けてしまって…驚かせたか？

ルイ

いいや、こちらこそすまない。

ルイ

最近どうにも…君と重ねてしまうらしい。

司

オレと？

司

誰を重ねてるんだ？

ルイ

…僕の、大切な人達と。

司

……そうか。

ルイ

本当にすまないね。失礼だって分かってるんだけど、

司

いいや、構わん。少し妬けるがな。

司

ルイさえ良ければ、教えてくれんか？ルイの大切な人達のことを。

ルイ

…これは、トウヤくんにも話していないことになるよ。

ルイ

僕の、本当に昔の…つまらない話になるけれど、

司

オレはルイの事なら、何でも知りたいと思ってる。

ルイ

…そうかい。

ルイ

少し長くなると思うよ。

司

構わん！今日は仕事も無いし、訓練も終わったからな。

ルイ

分かった。…なら、僕が冥界へ来てすぐの話をしようか。

1000年以上前

ルイ

(ここは…僕、たしかあのまま死んだはずじゃ…)

メイコ

あら、いらっしゃい。やっと新人くんが入ってきたわね。

ルイ

……？

ルイ

すみません。どちら様でしょうか？

メイコ

ふふっ、私はメイコ。ここ、冥界の王よ。

ルイ

冥界…王…？

メイコ

冥界っていうのは、所謂死後の世界かしらね。

ルイ

あぁ…なるほど、

ルイ

冥界があるのなら、地獄も存在するんですか？

メイコ

えぇ、あるわよ。この下にね。上には天国があるわ。

ルイ

なるほど。教えて下さってありがとうございます。

メイコ

…あら、どこへ行くのかしら？

ルイ

地獄へ。

メイコ

残念ながら、貴方は地獄行きじゃないわ。

ルイ

？！

ルイ

な…何故ですか？！

メイコ

う〜ん、様々なことを考慮した結果、貴方は天国にも地獄にも相応しくないと判断されたの。

ルイ

天国にも…地獄にも…？

メイコ

そう。だから、貴方はこれから"死神"として、ここでお仕事してもらうわ。

ルイ

死神…？

メイコ

詳しいことはカナデちゃんが教えてくれるから…

カナデ

あれ…新しい子来たんだね。

メイコ

あら、丁度良かったわ。色々教えてあげてくれる？

カナデ

うん、分かった。

カナデ

初めまして、私はカナデ。よろしくね。

ルイ

…あの、死神ってどういうことですか？

カナデ

あぁ、説明するね。

カナデ

私たち死神は、冥界に行けずに現世でさ迷っている魂を、冥界に送り届ける仕事をしているんだ。

カナデ

ちょっと手を貸してくれる？

ルイ

はぁ…

ピカッ

ルイ

？！

ルイ

(手に紋様が…？)

カナデ

…詠唱者だね。

ルイ

えい…？

カナデ

『詠唱者』…魂を葬送する力を持った人のことだよ。

カナデ

死神は基本、2人1組でバディを組んで仕事をする。詠唱をする『詠唱者』と、それを守る『守護者』で組むんだ。

ルイ

へぇ…

カナデ

貴方は詠唱者だね。残念ながら、ここにまだ守護者になる人がいないから、バディは組めないけど…

カナデ

それまで、私が色々教えるよ。まずは仕事に着いて来てもらおうかな。

ルイ

……嫌です、

ルイ

死神なんて……嫌です。

カナデ

…もちろん、強制するつもりは無いよ。ただ、理由を聞いてもいい？

ルイ

なんで…どうして、死んだ後も、意志を持って存在しなければならないんですか……？

ルイ

私は……もう、何も考えたくない……消えてしまいたい……

ルイ

やっと終わったと思ったのに……どうしてまだ、苦しまなきゃいけないんですか……

カナデ

……消えたいの？

ルイ

はい。私はもう……何も、考えたくないんです。何も考えられなくなってしまいたい…存在自体を消してしまいたい…

カナデ

そう…それも、出来ないことは無いよ。

カナデ

でも、私は貴方に消えて欲しくないな。

ルイ

……私に、苦しめと…仰るんですか、

カナデ

その苦しみと、向き合ってみて欲しい。

ルイ

…何故、

カナデ

このまま消えてしまえたら、きっと楽だと思うよ。でも、苦しい思いをしたまま、このまま消えちゃうのは勿体ないんじゃないかな。

カナデ

向き合うことで、苦しみが消えるわけじゃないかもしれない。もしかすると、向き合うことでもっと苦しむことになるかもしれない。

カナデ

でも、向き合うことで苦しみが消えるかもしれない。消えなくても、軽くなるかもしれない。

カナデ

これはどっちも、「たられば」の話。

カナデ

同じ「たられば」なら、いい方を信じてみたらどうかな。

カナデ

貴方はもう、死んでいるんだし。

ルイ

……

カナデ

見学だけでもしていかない？私が冥界を案内するよ。

ルイ

…分かりました、

カナデ

ありがとう。じゃあ、着いてきてね。

庭園

ルイ

(わぁ…綺麗な花畑だな。)

カナデ

ふふ、綺麗だよね。

カナデ

そういえば、まだ名前教えて貰ってないね。なんて言うの？

ルイ

…カミシロ･ルイです。

カナデ

ルイか。綺麗な名前だね。

ルイ

…

カナデ

ねぇ、ルイにはあの花、何色に見える？

ルイ

？

ルイ

えっと…あの、金色に輝いている花ですか？

カナデ

そうだよ。

カナデ

へぇ…ルイには、金色に見えるんだね。

ルイ

…人によって、見える色が違うんですか？

カナデ

うん。

ルイ

へぇ…

ルイ

(この人には何色に見えるんだろう…)

カナデ

ちなみに、私は透明に見えるよ。

ルイ

？！

ルイ

(こ、心読まれた…？)

ルイ

透明って…花が？

カナデ

うん。透き通っていて、綺麗な花に見える。

カナデ

不思議だよね、あの花。

ルイ

…見える色に、意味はあるんですか？

カナデ

あるとは思うけど、分からない。あの花は謎が多いんだ。

カナデ

私が生まれた時から、もう咲いていたし。

ルイ

へぇ…そうなんですね。

カナデ

他にも、冥界には色んな場所があるよ。一通り案内するね。

カナデ

ここは私の部屋。

ルイ

へぇ…

カナデ

ルイも今日からはここで過ごそうか。

ルイ

……え？

カナデ

私と相部屋は嫌？

ルイ

嫌です。

カナデ

はっきり言うね。

カナデ

ベッドなら大きいから安心して。あ、本とかもあるよ。

ルイ

初対面の人と相部屋は嫌です…

カナデ

そっか…なら、頑張って慣れようね。

ルイ

えぇ…

カナデ

明日は、仕事をしに行くよ。ルイにも見てもらうからね。

ルイ

はぁ…

人間界

カナデ

あ。あの光る球が魂だよ。

ルイ

あ、あれが魂…

カナデ

詠唱者は魂に触れないんだ。守護者は触れるよ。

ルイ

へぇ…ということは、カナデさんは守護者なんですか？

カナデ

ううん、私にはそういう概念ないかな。

カナデ

私はルイや他の死神と違って、生まれた時から死神なんだ。だから、詠唱者も守護者もどっちも出来る。

ルイ

へぇ……

カナデ

今から詠唱するから、見ててね。

ルイ

はぁ…

カナデ

…〜〜〜〜＿＿

カナデさんはスッと目を閉じ、両手を握って何かを唱え始めた。

その姿は、どこか神秘的な雰囲気を纏っていて、この世のものでは無いのだと感じさせられたのを覚えている。

ルイ

(……綺麗、)

カナデ

折角だし、ルイも練習してみよう。

ルイ

え…さっきの詠唱を、ですか？

カナデ

うん。大丈夫、難しくないよ。

カナデ

詠唱する時は、目を閉じて集中する。呼吸を深く、魂を冥界へ送ることだけを考える。

ルイ

(目を閉じて…呼吸を深く…)

ルイ

……ﾊﾟﾁ

カナデ

上手に出来たね。

ルイ

？！

ルイ

え、もう送れたんですか？

カナデ

うん。上出来だったよ。

ルイ

(本当に、何も聞こえないし感じなかった…)

カナデ

これは優秀な詠唱者になれそうだね。

ルイ

…まだ、死神になるとは決めてません。

カナデ

ふふ、そっか。

カナデ

おやすみ、ルイ。

ルイ

…はい。おやすみなさい。

ルイ

(死んでるのに、眠る必要なんてあるのかな…)

カナデ

生前と同じ生活習慣を続けるのは、精神の安定に繋がるよ。

カナデ

だから食事もするし、ベッドで眠る。全ては、心を保つためだよ。

ルイ

…そうなんですね。

ルイ

(生前も、ゆっくりベッドで眠ることなんてほとんど無かったけど…)

ルイ

(今日は…眠れるかな…)

「キャァァァァァ！！」

ルイ

あ……

「川に飛び込め！！」

「熱いよぉ！！」

「せめてこの子だけは……！！」

ルイ

ぁ…ちが……

ルイ

違う……！！僕が、僕が……創りたかったのは…！

ルイ

こんな……っ

ルイ

嫌……嫌だ……やめて……っ

ルイ

もうやめてくれ！！

ルイ

ﾊｯ！

ルイ

はぁっ、はぁっ、はぁ…

ルイ

(嫌だ……)

カナデ

……ルイ？

ルイ

あ…

カナデ

…泣いてるの？

ルイ

違…気にしないでください。

カナデ

そう…ちょっと待っててね。

ルイ

……

カナデ

はい、どうぞ。

ルイ

…これは？

カナデ

ホットミルク。こういう時は、温かいものを飲むと落ち着くんでしょう？

ルイ

……ありがとう、ございます。

カナデ

落ち着いたら眠れるかもよ。

ルイ

…

ルイ

眠りたくないです、

ルイ

もう…目を閉じるのが、怖い…

カナデ

…そっか。

カナデ

なら、今日は2人で悪いことしちゃおうか。

ルイ

悪いこと…？

カナデ

そう。今日は寝ない。

カナデ

良かったら、話し相手になってよ。

ルイ

…

ルイ

へぇ、ここにも動物はいるんですね。

カナデ

あんまりいないけどね。鳥はよく遊びに来るよ。

ルイ

植物もありましたけど、虫はいるんですか？

カナデ

虫…見たことないな。いないと思う。

ルイ

へぇ…そうなんですね。

カナデ

冥界は、人間からしたら不思議な場所だと思うよ。

カナデ

しばらくは退屈しないんじゃないかな。

ルイ

たしかに、興味を惹かれるものがいくつかありました。

カナデ

そうなんだ。嬉しいな。

庭園

ルイ

(やっぱり、植物は綺麗だな。)

ルイ

(…あ、この花、元気が無さそう…)

ルイ

(水不足かな…？)

カナデ

ルイは花が好きなんだね。

ルイ

？！

ルイ

べ、別に…

カナデ

花を見る時、すごく優しい目をしてたよ。

カナデ

ここに咲いてる花、どれも綺麗だよね。

ルイ

…そうですね。

ルイ

でも、この花だけ元気が無いみたいなんです。

カナデ

あ…本当だ。萎れちゃってるね。

カナデ

お水、あげてみる？

ルイ

いいんですか？

カナデ

うん、もちろん。

ルイ

(…これでよし。)

ルイ

(元気になるといいな…)

カナデ

……そうだ。この庭園、ルイにあげるよ。

ルイ

？！？！

カナデ

正確には、ルイに任せる…かな。

カナデ

この庭園、ルイの好きにしていいよ。

ルイ

僕の好きに…？

カナデ

うん。好きな花を植えてもいいし、何してもいい。ルイに任せるよ。

ルイ

い……良いんですか？

カナデ

もちろん。だって、ルイは花が好きなんでしょう？

カナデ

この子達もきっと、好きな人にお世話される方が嬉しいと思うよ。

ルイ

……

ルイ

じゃあ…ありがとうございます。本当に好きにしていいんですね？

カナデ

うん。

ルイ

…分かりました。

カナデ

そういえば、ルイって一人称「僕」なんだね。

ルイ

？！

カナデ

少しは打ち解けてくれて嬉しいな。

ルイ

えっ、ぼ、僕…って、言ってました？

カナデ

うん、言ってたよ。

ルイ

(完全に無意識だった…)

カナデ

それで、どうする？

カナデ

死神として…ここに居れそう？

ルイ

……

ルイ

(あの事と、向き合う…なんて、、)

ルイ

(でも…)

ルイ

ここが…僕の満足いく庭になるまでは、消えたくないです。

カナデ

！

カナデ

そっか…！じゃあ、これからもよろしくね。

ルイ

はい。…よろしくお願いします。

ルイ

……懐かしいね。

司

この庭が……

司

なるほど…たしかに、ここの手入れはルイがしているな。

司

そうか。その人に任せられたからなのか…

ルイ

ふふ、あぁ。当時の僕には…これが、結構支えになったんだよね。

ルイ

だからこの庭は、僕が冥界で1番大切な場所なんだ。

ルイ

それに、君と初めて出会った場所でもあるからね。

司

！！

司

あぁ！オレも、この庭が1番思い出深いんだ！

司

ルイがバディになると決めてくれたのも、ここだったしな。

ルイ

…うん。

司

しかし…その、カナデさんとやらは、今はどこにいるんだ？

ルイ

…分からない。

ルイ

突然、消息不明になったんだ。だから…何も分からない。

司

……本当に分からないのか？

ルイ

…

ルイ

…あぁ、分からないよ。あの言葉の意味も、

司

？

1000年以上前

ルイ

……ん？

カナデ

あ…ごめん。起こしちゃったね。

ルイ

…どこか行くんですか？

カナデ

うん。ちょっと、救いたくて。

ルイ

？

カナデ

大丈夫。また戻ってくるから。

ルイ

よく分からないですけど…帰ってくるんですね？

カナデ

うん。

ルイ

…分かりました。

これを以降、カナデさんが帰ってくることは無かった。

司

救いたい…？

ルイ

…意味はよく分からなかった。

司

ふむ……謎だな…

司

そういえば、冥界の王ってカイトさんじゃなかったのか？

ルイ

あぁ。当時はメイコさんという人でね。

ルイ

カイトさんがここに来たのは…カナデさんがいなくなってから、10年後くらいかな。

司

おぉ…！ルイはカイトさんよりも年長なんだな！！

ルイ

まぁねぇ

エム

おーーい！2人ともー！！

ルイ

おや、エムくん。

司

どうした？

エム

もう会議始まっちゃうから、呼びに来たの！

ルイ

あっ！

司

か、会議か！！忘れていたな！！？

ルイ

助かったよ、エムくん。ありがとう。

エム

今回の会議はすっごく大事らしいから、遅れたらきっとカイトさん、ドッカーンだよ！

司

そ、それだけは避けたいな！！急ぐぞ！！

この作品はいかがでしたか？

310

2件

紫のアネモネって、あなたを信じて待つって言う意味なんですね！今でもカナデが帰ってくるのを待っているルイにピッタリだと思いました！続き楽しみにしてます！

あかまる🍓🐾໊

プロフィール

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