ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ねぇ…
みんなは、
『ロミオとジュリエット』って
悲しい恋だと思う?
俺は思わない。
だってロミオは
ジュリエットの意図がわからなくて
『死んだんだから』
でも…
俺より素敵
なんでかって?
俺は…
すぐに
あと追いできなかったんだから…
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
ずっと
こんな君との幸せな毎日が
ずっと
続いてほしかったな…
あの電話…
君からの声も最期に聞けず…
君に最期の声も届けられず…
ただ…
君の最期を告げた電話だった。
紫
赤
たとえドッキリでも
紫くんは
こんな声を出さなかったから…
何かあったのだと思った…
赤
紫
赤
『桃くん』
紫くんがそう言ったように聞こえたから…
赤
赤
赤
ただ…
ただ…
怖かった…
紫
桃くんに何かあったなんて、
思いたくなかった…
紫
紫
紫
赤
紫
紫
赤
紫
赤
紫
紫
病院に行ってからの記憶は
ほとんどない…
ただ、
青髪の彼は、
とても泣いていた。
黄色髪の彼は、
俺を見つけると…
俺のこと抱きしめて、
泣いていた。
橙髪の彼は、
青髪の彼を慰めていた。
でも、
そんな彼も
泣いていた。
そして、
紫髪の彼は、
俺のことを見ながら…
涙をこらえていた。
みんなが涙している中、
俺は、
一度も泣かなかった。
いや…
泣けなかった。
数日間
俺と桃くんの家には
必ずメンバーがいた。
紫
紫
赤
赤
赤
紫
赤
紫
きっと…
俺が『あと追いしないように』ってことだろう。
でも…
これで俺も、
桃くんがいる場所に行けるね…!
待ってて…
桃くん…
俺は桃くんの部屋へ向かった。
だってジュリエットは、
ロミオの剣で死ぬでしょ?
だから俺も
桃くんのもので死のうかなって…
ガサガサ…ガサガサ…
『刃物はないかな』
なんて思いつつ
桃くんの部屋をあさった。
赤
俺はカッターを見つけた。
赤
赤
そう思った。
カサッ…
タイミング悪いなぁ
桃くん…
俺がみつけたのは…
『赤へ』
と書かれた手紙。
赤
迷った。
俺は読んじゃだめな気がした。
でも…
赤
俺は手紙を開いた。
赤へ
まぁ…
この手紙が読まれてるってことは、
俺はもうこの世にはいないのかな?
もっと
赤と生きていたかった。
俺は最初、
赤をふって
赤に嫌われてから
死のっかな
なんて考えてた。
でもさ、
できなかったんだな…
俺は
赤を愛してるから…
だから、
わがままな俺を許して?
最後に…
俺からの願い事。
赤
赤
『俺からの願い事。』
赤
『俺の分まで、』
赤
『生きて?』
赤
『俺の彼女でいてくれて…』
『ありがとな!!』
『愛してる。』
赤
赤
赤
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
ありさん
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