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数日後の土曜日

一同は心霊現象解明のため 朝陽の自宅に訪れる

白縫信愛

ここが浦添くんの家ね?

浦添朝陽

は、はい・・・

菅生茜

何か感じる?

花牟礼さくら

霊居ます!みたいな

白縫信愛

うー・・・ん

白縫信愛

今のところは何も
感じないかなぁ・・

八乙女焔垂

そうか・・・

白縫信愛

とりあえず
入ろうか

浦添朝陽

あ、待ってください

白縫信愛

ん?どうかした?

浦添朝陽

あの・・心霊現象は
母には黙ってるんです

浦添朝陽

心配かけたくなくて

白縫信愛

あ、なるほどね

浦添朝陽

今日も、先輩たちを
家に招く事も

浦添朝陽

勉強を教えてもらう為
って親には伝えてるんで

浦添朝陽

その・・・

菅生茜

分かった!話を
合わせろって事ね?

浦添朝陽

はい・・すいません

花牟礼さくら

謝らないでいいよ

花牟礼さくら

心配かけたくないって
朝陽くんの気持ち
すごく分かるからさ!

浦添朝陽

あ、ありがとうございます

八乙女焔垂

とりあえず入ろう

浦添朝陽

ただいま・・・

浦添母

おかえり朝陽

浦添母

えっと、そちらの方が?

浦添朝陽

あ、う、うん・・・

浦添朝陽

勉強教えてくれる先輩

白縫信愛

あ、お邪魔します

浦添母

わざわざ息子の為に
ありがとうね

白縫信愛

あ、いえ
とんでもないです

浦添母

ゆっくりしてって
ちょうだいね?

白縫信愛

あ、ありがとうございます

白縫信愛

浦添くんのお母さんって

白縫信愛

なんか感じ良い人だね

浦添朝陽

そうなんです

浦添朝陽

母はいつも僕の事を
第一に考えてくれてて

浦添朝陽

だから尚更心配
かけたくないんですよ

菅生茜

朝陽くんの為にも
なんとかしなきゃだね

白縫信愛

うん!そうだね

花牟礼さくら

ここが朝陽くんの部屋ね?

浦添朝陽

は、はい・・・

八乙女焔垂

白縫さん?

八乙女焔垂

どう?何か感じるか?

白縫信愛

うー・・ん

信愛は神妙な面持ちで 朝陽の部屋を見回す

白縫信愛

霊が居たんなら
部屋に残穢(ざんえ)が
残ってる筈なんだけど・・

菅生茜

ざんえ?

白縫信愛

この世に未練を
残して亡くなった
霊の気配みたいなもの

菅生茜

残り香的な?

八乙女焔垂

なんだよその表現

白縫信愛

まぁ、でも
ニュアンスは合ってる

菅生茜

ほら合ってんじゃん

八乙女焔垂

まじでか
合ってんのかよ

花牟礼さくら

それ・・感じない?

白縫信愛

うん・・・

白縫信愛

感じないかな・・・

浦添朝陽

そ、そんな・・・

浦添朝陽

でも本当に
聞こえるんです

浦添朝陽

夜な夜な女性の声が

浦添朝陽

本当なんですっ!

白縫信愛

待って浦添くん

白縫信愛

別に私たちは
浦添くんの事を
疑ってないから

花牟礼さくら

そうだよ安心して

浦添朝陽

あ、よかった・・・

白縫信愛

(でも浦添くんが聞いた
女性の声が本当なら)

白縫信愛

(なんで霊の
気配がないの?)

白縫信愛

(千歳さんの時みたいに
私の霊気が霊圧を
拒否してるからかな?)

白縫信愛

(でも千歳さんの時は)

白縫信愛

(今まで感じた事がない
違和感があった・・・)

白縫信愛

(でもこの部屋では
何も感じない・・・)

白縫信愛

(本当に霊の
仕業なのかな?)

浦添朝陽

し、白縫先輩?
どうかしましたか?

浦添朝陽

ずっと黙ってますけど?

白縫信愛

あ、いや、その
考え事してただけ

浦添朝陽

そ、そうですか・・・

白縫信愛

(浦添くんの為にも
解明したいけど)

白縫信愛

(どうやって調べたら
いいんだろ?)

すると一階から 朝陽を呼ぶ母の声が聞こえてくる

浦添朝陽

あ、呼ばれたんで
すいませんけど
ちょっといってきます

朝陽は慌てた様子で 階段を駆け降りていく

八乙女焔垂

本当に何も
感じないのか?

白縫信愛

そうなんだよね・・・

花牟礼さくら

なら霊の仕業じゃ
ないって事?

白縫信愛

そうかもしれない

菅生茜

待ってよ、それだと
逆に怖いんだけど

八乙女焔垂

確かに・・・

八乙女焔垂

人間の仕業だったら
ストーカーって事に
なるからな・・

白縫信愛

(ストーカーね・・・)

信愛が頭を悩ませていると

外から物凄い 大音量の音楽が聞こえてくる

白縫信愛

うるさっ!何?

信愛が窓を開けると

爆音で音楽を鳴らしながら ワゴン車が走っていた

白縫信愛

ああ、車か・・

菅生茜

ああ言うの何が
楽しいんだろ?

花牟礼さくら

ほんとそれ!
近所迷惑なだけ

白縫信愛

確かにね

信愛が呆れた様子で 窓を閉めようとすると

白縫信愛

(?)

電柱の横に立ち こちらを見つめている 女性がいる事に気づく

白縫信愛

(なに・・あの人?)

 

・・・・・

どうやらその女性は朝陽の部屋を 見つめている様子だった

白縫信愛

(もしかして
この部屋を見てる?)

白縫信愛

(な、なんで?)

八乙女焔垂

ん?どうかしたか?

白縫信愛

あ、いや、外に──

女性は信愛と目が合うと その場から逃げるように立ち去る

白縫信愛

!!!!!!

白縫信愛

あ、待って!

信愛は部屋から飛び出す

花牟礼さくら

ちょ!信愛?

菅生茜

どうしたの?

白縫信愛

はぁ・・はぁ・・

白縫信愛

さっきの人は?

信愛は辺りを見回すが そこには既に女性の姿は無かった

白縫信愛

もう居ない・・・

白縫信愛

誰だったの?あの人

花牟礼さくら

ちょっと?信愛!

花牟礼さくら

いきなり
どうしちゃったの?

菅生茜

そうだよ!いきなり
部屋飛び出してさ!

白縫信愛

さっき・・浦添くんの
部屋を見つめてる
女の人が居たの・・

八乙女焔垂

え?

菅生茜

それって・・・

花牟礼さくら

ストーカー?

白縫信愛

分からない・・・

白縫信愛

年配の女性だった・・

白縫信愛

ぱっと見40代
後半くらいだった

花牟礼さくら

朝陽くん、熟女から
ストーカーされてんの?

菅生茜

まぢでか!!

白縫信愛

もう、二人とも!一旦
ストーカーから離れて

八乙女焔垂

そのおばさんが
霊の可能性もある!
って言いたいのか?

白縫信愛

その可能性は
ゼロじゃない

花牟礼さくら

あ、そっか・・・

菅生茜

確かにそうだよね

白縫信愛

とりあえず
部屋に戻ろう

浦添朝陽

あの、白縫先輩?
どうかしましたか?

浦添朝陽

なんか慌ててる
雰囲気でしたけど?

白縫信愛

あ、いや、なんというか

白縫信愛

なんか急にその空気
吸いたくなっちゃって

白縫信愛

あはは・・・

浦添朝陽

え?く、空気?

信愛の予想外の発言に 朝陽の目が点になる

白縫信愛

そうなんだよね・・

信愛は皆を見ながら アイコンタクトで 皆にサインを送る

花牟礼さくら

(なるほど)

菅生茜

(さっきの
おばさんの事は
黙っとくって事ね)

花牟礼さくら

そうなんだよね

花牟礼さくら

信愛って急に
突拍子も無い事
する人なんだよ

菅生茜

そうそう!昔からね

八乙女焔垂

は?みんな
何言ってんだよ

八乙女焔垂

さっきのおば──

余計な事を口にしようとする 焔垂の脇腹を茜がつねる

八乙女焔垂

うぎっ!

菅生茜

(空気読め!空気を!)

茜は焔垂を睨む

八乙女焔垂

あ、そういえば
そうだったな・・あはは

浦添朝陽

あはは・・

浦添朝陽

そ、そうなんですか

浦添朝陽

ま、まぁ、人
それぞれですからね

それから一同は朝陽の部屋で 母から出されたケーキを 食べながら談笑していた

浦添朝陽

なら空いた皿
持っていきますね

白縫信愛

あ、手伝うよ?

浦添朝陽

あ、いいんですよ

浦添朝陽

先輩たちはゆっくり
しててください

白縫信愛

そ、そう?
ありがとう

そう言うと朝陽は 空いた食器を手にし 部屋から出ていく

白縫信愛

はぁ〜・・・

白縫信愛

なんとか
誤魔化せたね

花牟礼さくら

でも何で朝陽くんに
秘密にするわけ?

菅生茜

そうだよ

白縫信愛

だってさっきの
おばさんが

白縫信愛

人間か霊かも
分かってないんだから

白縫信愛

変な心配かける訳
にはいかないでしょ?

花牟礼さくら

まぁ、確かにそっか

白縫信愛

でも誰だったんだろ?

白縫信愛

さっきのおばさん・・

菅生茜

うー・・・ん

茜は考えながら部屋を見渡す

菅生茜

てかさ?朝陽くんが
持ってる本って
難しいのばっかだね

菅生茜

これなんかも
難しそう

茜は本棚から一冊の 「終戦の歴史」と書かれた本を 取り出しペラペラと一読する

菅生茜

うわぁ・・難しそう

八乙女焔垂

お、おい!
勝手に読むなよ

菅生茜

あ、やば

茜は慌てて本棚に戻すが

花牟礼さくら

ん?何それ?

さくらが本の中から 出てきた一枚の紙を指差す

菅生茜

ん?何が?

花牟礼さくら

これだよこれ

さくらがそれを手に取る

花牟礼さくら

写真みたいだね

白縫信愛

写真?

花牟礼さくら

ほら!これ!

さくらはその写真を 信愛に見せる

それは30代前半くらいの女性と 4、5歳くらいの男の子が 笑顔でピースをしている写真だった

白縫信愛

なんだろ・・この写真

白縫信愛

浦添くんの本の中に
この写真があったの?

花牟礼さくら

うん

花牟礼さくら

本の中から落ちてきた

白縫信愛

うー・・・ん

信愛はその写真を黙って見つめる

白縫信愛

待って・・・

白縫信愛

この女の人って・・・

菅生茜

ん?どうしたの?

花牟礼さくら

もしかして
信愛の知り合いとか?

白縫信愛

じゃなくて・・・

白縫信愛

この写真の女の人・・・

白縫信愛

さっきこの部屋を
覗いてたおばさんに
似てる気がする

八乙女焔垂

え?

花牟礼さくら

まじで?

菅生茜

でもこの人おばさん
って年齢じゃなくない?

白縫信愛

若い時の写真かも

八乙女焔垂

でもさ・・そう考えると

八乙女焔垂

この男の子も若干
浦添くんに似てないか?

白縫信愛

え?

信愛は写真の男の子を凝視する

白縫信愛

た、確かに・・・

焔垂の言う通り 写真の男の子の顔からは 朝陽の面影を感じる事が出来た

花牟礼さくら

じゃあこの写真は
朝陽くんが子供の頃の
写真って事?

白縫信愛

まだ分からないけど

白縫信愛

その可能性はあるかも

菅生茜

ならこの写真──

菅生茜

少なくとも10年くらい前の
写真って事になるね

白縫信愛

そうなるね・・・

白縫信愛

(この写真の女の人が
30代前半とするなら)

白縫信愛

(部屋を覗いてたおばさん
との年齢にも辻褄が合う)

白縫信愛

(でも何でこの写真を
浦添くんが?)

白縫信愛

(それにこの写真に
写ってるふたり・・)

白縫信愛

(どことなく顔が
似てるような気がする)

白縫信愛

(もしかして
あのおばさんって・・・)

白縫信愛

(浦添くんの本当の・・)

信愛が頭を悩ませていると 朝陽が部屋に戻ってくる

浦添朝陽

あ、みなさん

浦添朝陽

ジュースのおかわり
持ってきました

菅生茜

あ、ありがと♬

白縫信愛

わざわざ
ありがとね

浦添朝陽

いえ・・先輩方には
お世話になってますから

浦添朝陽

それと・・何か
分かりましたか?

白縫信愛

あ、う、うん・・・

白縫信愛

今のところは
まだ進展なしかな

白縫信愛

ごめんね?

浦添朝陽

いや、そんな
謝らないで下さい

浦添朝陽

こっちが無理言って
お願いしてる立場なんで

浦添朝陽

謝るならむしろ
僕の方です

白縫信愛

低姿勢すぎだよ(笑)

花牟礼さくら

低すぎて地面に
めり込んじゃうよ?

菅生茜

きゃははは

菅生茜

それオモロッ♬

菅生茜

メリメリ〜ッ!て♬

八乙女焔垂

お前ら馬鹿にし過ぎ

白縫信愛

謝らないでいいから

白縫信愛

でも今のところは
情報が少なすぎるから

白縫信愛

この件は一旦
持ち帰っても良いかな?

白縫信愛

色々調べてみたいから

浦添朝陽

はい!ぜひお願いします

白縫信愛

でも、その間も
もしかしたら

白縫信愛

女性の声に悩まされる
かもしれないけど

白縫信愛

その時になったら
遠慮なく相談して

浦添朝陽

ありがとうございます

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