角名
ある日
外の方を向いて、青色に光るミサンガ。
気づいたら光っていた。
角名
未来のことなんて、誰も分からない。
こうして今も、時間は流れていく。
けれど
角名
角名
何か、大きな変化が起こるってことは
十分、分かる。
角名
○○
頭痛が無くなった。
俺にとってはありがたいことだった。
でもその代わり、すげぇ胸騒ぎがする。
何だか、新しい生活を送っていてそれにまだ馴染めていないような
そんな違和感。
○○
角名
常に違和感を感じながら、 俺は隣にいる想い人と学校へ足を進めていた。
俺はずっと、誰にも話していない。
記憶も、ミサンガも、頭痛も。
1人で抱え込んでいくほど心が重くなっていっている気がする。
治
治
こいつにも言われるほど。
治
このまま隠し通せるのか。
何かあったのかと周りから心配されるだろう。
だからと言って、こんなの信じてくれる奴がいるだろうか。
前世の記憶ってのが 残ってるだなんて。
信じ難い事でしかない。
治
けれど、
角名
友人だれか1人でいい。
俺のこの事実を、信じて聞いてくれるやつがほしいんだ。
【○○side】
○○
冬だった。 初めてあの人に会った時。
凄く綺麗な青色の空で 寒さなんて忘れてしまいそうなほどの快晴だった。
思い出せば思い出すほど、悲しさで胸が締め付けられる。
早く思い出したい、会いたい。あのとき感じられなかった温もりを。
○○
悲しくて、悲しくて。
涙が溢れてくる。
"───ガチャ"
角名
角名
○○
やばい、見られた。泣いてるの
何で、こいつ。 屋上なんて普段来ないくせに。
○○
角名
角名
そう言って私に近づいてくるコイツ。
何もバレたくない。
いや、まぁ、たとえ 言ったってこいつは前世なんて信じてくれないだろうし。
でも今は1人で逃げたい。
角名
○○
角名
○○
それだけ言って私はこいつの隣を走り抜けた。
掴まれかけた手首は、幸いにも逃れられた。
角名
あんな時に泣き顔見られたし。
もうやだ、明日から角名と顔合わせらんない
涙止まんないし。
1人ぽつんと人気のない廊下の窓の方で泣く。
侑
侑
○○
私のことをよく知っているうちの1人、仲の良いポンコツ(金髪)が前から歩いてきた。
なんかもう、安心してまた涙溢れてくる。
侑
なんて言いながら不器用に頭に手をおいてくる侑が少し面白い。
侑
○○
侑
○○
侑
○○
と、言った瞬間
─────────
○○
侑
ミサンガがブワッと、それはもう強く光った。
何で、夜しか光らなかったのに
驚いて混乱してたら、既に光はもう消えてた。
○○
侑
私も侑も唖然としていて。
○○
侑
銀島
○○
○○
○○
その時、私も侑も銀も、誰も知らなかった。
私のミサンガが青色に強く光ったとき
屋上からも同じ青色の光が放たれていたこと。
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コメント
18件
続きめっちゃ気になる!! クライマックスどうなるんだろ(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
最最最最最最最最最最最最最最最最最最高ー!!!!!表し方が大好き!サムネ全然気づかなかった……めっちゃ続き楽しみ!
え、控えめに言って最高☆