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サキ

はー、学校疲れた

友達A

ほんとに、しかも明日
社会のミニテストだってさ。
やばくない⁈

サキ

マジでそれな⁈

普通の女子中学生サキは 学校が終わり、友達と帰っている 途中だった

サキ

にしても、今日は天気悪いなー
1日中、なんか暗い天気。

友達A

しかも、体育の時間ちょうどに雨が降ったり、運がないよね〜。

友達A

もしかして、妖怪のせい?

サキ

妖怪ウォッチかw

友達A

w

サキ

あ、待って
今何時位?

友達A

学校出たのが4時位だから〜...
4時半くらい?

サキ

マジ⁈
私、門限5時だからやばい‼︎

ここからサキの家までは 20分くらいかかる。 その事実にサキはただただ 落ち込んだ。

サキ

じゃーねー!
バイバーイ!

友達A

ばいちゃんこ〜

サキ

はぁ、はぁ、
本当にやばい!

サキ

早く帰らないと怒られる〜!

黒猫

ヴヴ〜
シャー!

サキ

え、ちょっ、わあぁぁぁ⁈

サキ

猫ちゃん、今はやめてくれ〜!
今、急いでるんだよぉ〜!

どこからともなく現れた黒猫は サキの前に目をギラギラと輝かせ 威嚇している。 まるで、ここの門番のように。

黒猫

シャー‼︎

サキ

わっ、ちょっ、いったぁぁぁぁ⁈

その時、黒猫がいきなりサキに引っ掻いてきたのだ。 全く、空気を読まない猫だ。

サキ

や、やったなぁ〜?
まてぇぇぇぇ!
この際、門限などどうだっていい!

黒猫

シャー にゃお〜ん

サキは黒猫を追いかけた。 しかし、当然ニンゲンが猫に追いつけるはずなどない。 しかし、一度されたことは やり返すタイプのサキは必死に追いかけた。 黒猫を追いかけていて ふと、気がつくと

サキ

あ、あれ?
こんな道あったっけ?

サキ

な、なにこれ〜?
ちょーすごいじゃん!

ここら辺に10年以上住んでいる サキでも、初めて見る細道があった。

黒猫

にゃー

サキ

あ、こら待てっ...って?
手招き...してる?

黒猫

にゃー にゃー!

路地に入った瞬間、いきなり人? いや、猫が変わったようにこちらに手招きしてきた。 さっきまで警戒心が強かったサラだが なんとなくついて行ってみることにした。 もう、サラには黒猫に対する怒りなど 路地に興奮している間に 消えてしまったようだった。

サキ

うわー、なんかジメジメしてるなぁ

サキ

夜、絶対怖いじゃーん

黒猫

にゃー

サキ

あれ?

サキ

すご〜い!金のバラだ!

薄暗く、ジメジメした路地に ポツンと一輪の黄金の薔薇が 咲いていた。

サキ

綺麗だなぁ〜。
って、あれ?

サキ

な、なんじゃこりゃあ〜⁈

先の目の前には、さっきまでの薄暗く狭い路地とは思えないほどの 黄金の世界が広がっていた。 正確には、黄金の薔薇が咲き乱れているのだが、サラには黄金に光り輝く 世界にしか見えなかった。

サキ

こ、こんな場所現実にあったんだ...

黒猫

にゃー にゃー

サキ

お前、もしかして私にこの黄金の景色を見せるために連れてきてくれたのか?

サキ

すごいな‼︎お前!
ほんとに野良猫か?

黒猫

にゃ〜..,

黒猫は少し、戸惑っているように 返事した。

サキ

すごっ...。
誰がこんなに、育てたんだろう?

サキ

うん?なんだあれ...。

サキ

う〜〜〜〜〜ん?

サキ

う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜⁈

サキ

ベンチかな?あれ。
白い...ベンチ?

サキと黒猫、そして黄金の薔薇 しかない、この空間にティーテーブルと2つの椅子があった。

サキ

あ、紅茶とお菓子だ!
でも、何で誰も手を付けていないんだろう?

テーブルの上にはクッキーと 紅茶が2つ置いてあった。 それだけならまだしも、手付かずだったのだ。 少し不思議に思いながらも まぁ誰かが食べるのだろうと思っていた。

サキ

サキ

やばい⁈やばい⁈
家に帰らないと!今何時だ⁈

門限など気にせず、黒猫を追いかけていたので、時間など気にしていなかったが、少なくとも1時間を過ぎてるのは確かだった。

サキ

早く帰らないと...。
もときた道を、あれ?

サキ

さ、さっきの路地は?
き、来た道がない⁈

サキ

な、何で⁈どうして?

どこを見渡しても道はなかった。 いや、消えたという方が正しいだろう ここに来た道は、路地だったし ただ真っ直ぐ来たただけだった。 なのに、消えている。 その事実が分かった途端、サキは急に 怖くなった。

サキ

ひ、人は?
誰かいませんかー?

返事はなかった

サキ

だ、誰もいないの?

サキ

じゃあ何で、ここに紅茶と
クッキーが...?

サキ

周りに、家は...流石に
ここら辺にはないか。

サキ

どうしよう。
ちょっと歩いてみようかな?

???

勝手に行かないでよ。
ここまで連れてくるの、大変だったんだから。

サキ

どこからともなく、低い女性の声が 聞こえた。

サキ

だ、誰かいるんですか?

サキ

すみません。私、ここで迷っちゃってー!

???

当然よ。私があなたをここに呼んだもの。

黒猫

にゃー

サキ

え?

意味がわからなかった。 姿も見えないのにいきなり 声だけ聞こえて。 しかも、ここに迷わせたって? サキには戸惑うことしかできなかった

???

私の姿が見えなくて戸惑っているようね。

サキ

ど、どこから?

???

おいで、黄金の蝶よ

そういうと、黄金の蝶の群れが 宙に集まり、少女の形を作っていく。 そして、辺りが黄金に輝いた。

サキ

っ...⁈

眩しくて思わず目を閉じてしまった。 少し怖いので、ゆっくりと目を開ける そこには、驚きの光景が広がっていた

サキ

え、え、えーーー?!!!!!!

黒猫

にゃ〜!

さっきまで無造作に咲き乱れていた 黄金の薔薇は、綺麗に整備され 人が2人分通れるくらいに 道が空いた。 そして宙には 深い紫色の髪、フリフリの白のリボンにくるぶしまである黒いスカート。 スカートの下からは黒い尻尾が でていた。

サキ

あなたは、だぁれ?

魔女とニンゲンと猫箱と

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