サキ
友達A
社会のミニテストだってさ。
やばくない⁈
サキ
普通の女子中学生サキは 学校が終わり、友達と帰っている 途中だった
サキ
1日中、なんか暗い天気。
友達A
友達A
サキ
友達A
サキ
今何時位?
友達A
4時半くらい?
サキ
私、門限5時だからやばい‼︎
ここからサキの家までは 20分くらいかかる。 その事実にサキはただただ 落ち込んだ。
サキ
バイバーイ!
友達A
サキ
本当にやばい!
サキ
黒猫
シャー!
サキ
サキ
今、急いでるんだよぉ〜!
どこからともなく現れた黒猫は サキの前に目をギラギラと輝かせ 威嚇している。 まるで、ここの門番のように。
黒猫
サキ
その時、黒猫がいきなりサキに引っ掻いてきたのだ。 全く、空気を読まない猫だ。
サキ
まてぇぇぇぇ!
この際、門限などどうだっていい!
黒猫
サキは黒猫を追いかけた。 しかし、当然ニンゲンが猫に追いつけるはずなどない。 しかし、一度されたことは やり返すタイプのサキは必死に追いかけた。 黒猫を追いかけていて ふと、気がつくと
サキ
こんな道あったっけ?
サキ
ちょーすごいじゃん!
ここら辺に10年以上住んでいる サキでも、初めて見る細道があった。
黒猫
サキ
手招き...してる?
黒猫
路地に入った瞬間、いきなり人? いや、猫が変わったようにこちらに手招きしてきた。 さっきまで警戒心が強かったサラだが なんとなくついて行ってみることにした。 もう、サラには黒猫に対する怒りなど 路地に興奮している間に 消えてしまったようだった。
サキ
サキ
黒猫
サキ
サキ
薄暗く、ジメジメした路地に ポツンと一輪の黄金の薔薇が 咲いていた。
サキ
って、あれ?
サキ
先の目の前には、さっきまでの薄暗く狭い路地とは思えないほどの 黄金の世界が広がっていた。 正確には、黄金の薔薇が咲き乱れているのだが、サラには黄金に光り輝く 世界にしか見えなかった。
サキ
黒猫
サキ
サキ
ほんとに野良猫か?
黒猫
黒猫は少し、戸惑っているように 返事した。
サキ
誰がこんなに、育てたんだろう?
サキ
サキ
サキ
サキ
白い...ベンチ?
サキと黒猫、そして黄金の薔薇 しかない、この空間にティーテーブルと2つの椅子があった。
サキ
でも、何で誰も手を付けていないんだろう?
テーブルの上にはクッキーと 紅茶が2つ置いてあった。 それだけならまだしも、手付かずだったのだ。 少し不思議に思いながらも まぁ誰かが食べるのだろうと思っていた。
サキ
サキ
家に帰らないと!今何時だ⁈
門限など気にせず、黒猫を追いかけていたので、時間など気にしていなかったが、少なくとも1時間を過ぎてるのは確かだった。
サキ
もときた道を、あれ?
サキ
き、来た道がない⁈
サキ
どこを見渡しても道はなかった。 いや、消えたという方が正しいだろう ここに来た道は、路地だったし ただ真っ直ぐ来たただけだった。 なのに、消えている。 その事実が分かった途端、サキは急に 怖くなった。
サキ
誰かいませんかー?
返事はなかった
サキ
サキ
クッキーが...?
サキ
ここら辺にはないか。
サキ
ちょっと歩いてみようかな?
???
ここまで連れてくるの、大変だったんだから。
サキ
どこからともなく、低い女性の声が 聞こえた。
サキ
サキ
???
黒猫
サキ
意味がわからなかった。 姿も見えないのにいきなり 声だけ聞こえて。 しかも、ここに迷わせたって? サキには戸惑うことしかできなかった
???
サキ
???
そういうと、黄金の蝶の群れが 宙に集まり、少女の形を作っていく。 そして、辺りが黄金に輝いた。
サキ
眩しくて思わず目を閉じてしまった。 少し怖いので、ゆっくりと目を開ける そこには、驚きの光景が広がっていた
サキ
黒猫
さっきまで無造作に咲き乱れていた 黄金の薔薇は、綺麗に整備され 人が2人分通れるくらいに 道が空いた。 そして宙には 深い紫色の髪、フリフリの白のリボンにくるぶしまである黒いスカート。 スカートの下からは黒い尻尾が でていた。
サキ






